美容コラム
男性の大人ニキビ。その原因と予防法
原因をよく知って、ツルスベ肌を手に入れよう!
10代の象徴とされているニキビですが、大人になってからもニキビに悩まされているという人は、実は多いのではないでしょうか?
中には、大人になってから増えたという人もいるのでは?
それは、生活習慣や男性特有の要因なども絡んでいました。
詳しい原因を知って、ニキビに悩まされない毎日を送りましょう!
男性の大人ニキビの原因は?
ニキビの原因には主に2つあります。
①男性ホルモンによる皮脂の過剰分泌
男性は女性に比べ、男性ホルモンの影響で皮脂が多く分泌されます。
皮脂の分泌が多いということは、それだけ毛穴にも皮脂汚れがつまりやすくなり、ニキビの原因「アクネ菌」を繁殖させることになります。
また、男性ホルモンは、髭の生える箇所に多く分泌されるため、フェイスラインや顎の周り、鼻の下にできやすくなります。
②肌のターンオーバーの乱れ
肌は約28日で新しい皮膚に生まれ変わります。その際、古い角質を落として新しく作り変えるという、新陳代謝を繰り返しています。このターンオーバーのリズムが崩れると、ニキビできやすく、また治りづらくなるだけでなく、古い角質が落ち切らず毛穴の出口を塞ぎ、更に皮脂が汗と共に排泄されづらくなり症状を悪化させます。
なぜ、ターンオーバーの乱れが起こるのか?
その原因には、下記が考えられます。
〇男性のストレス
ストレスがたまると、自律神経の乱れを起こします。すると、血液やリンパ液の巡りも悪くなり、肌へ充分な栄養が行き届かなくなり、ターンオーバーを遅らせます。
また、ストレスは体内に活性酸素を増やす原因ともなり、これも肌のターンオーバーのサイクルを乱します。
〇洗顔のしすぎ
男性が、肌のテカリが気になると、むやみに顔を洗うのも考えものです。
皮脂は、本来は肌を守る働きをするために分泌されているもの。
洗顔をしすぎると乾燥を引き起こし、脳が肌に皮脂が足りないと認識し、余分に皮脂を分泌するようになります。また、男性は洗顔後に化粧水や乳液で保湿をする習慣があまりないため、肌の乾燥を招きます。これも皮脂の過剰な分泌を増やす原因です。
〇睡眠不足
人は寝ている間に体の機能の修復を図りますが、それを促す「成長ホルモン」は、深い睡眠時に多く分泌されます。「成長ホルモン」は、健康な皮膚を作り、肌荒れや傷を治すなど働きもありますが、睡眠不足が続くとその分泌が充分に行われなくなります。
〇食生活の乱れ
から揚げやトンカツなどの揚げ物や、こってりしたラーメンなど、動物性の脂分が多い食品や、添加物や塩分の多いスナック菓子。また、乳製品などは、皮脂の過剰分泌を引き起こす原因です。脂の摂りすぎで血中の油分が高まると皮脂への分泌が活発になります。
また、糖質や炭水化物を多く含む食品も、皮下脂肪を増やし、これが皮脂の元となりますので注意が必要。
〇ひげ剃り
男性にとって避けられない髭剃りですが、実はこれもニキビの原因の一つ。
何もつけずに髭剃りを行うと、必要以上に肌の角質が削がれ、バリア機能が低くなり、菌が毛穴に入りやすくなります。さらに、剃った後に保湿などのケアを怠ると、肌の乾燥を招き、皮脂の過剰な分泌を促します。
〇喫煙
ニコチンが体に入ると、血管を収縮させるため、血液の巡りが悪くなり、肌への栄養が行き渡らなくなります。その他にも活性酸素を発生させ、健康な肌を作る重要な栄養素の一つ、ビタミンCを壊してしまいます。
このように、様々な要因が絡んで起こる大人ニキビ。
しかし、ちょっとした事に気を付けることで、根本的にニキビができにくい肌を作ることができます。
ニキビを作らない4つの習慣
①洗顔中はしっかりと洗顔料を落とし、保湿もしっかり
洗顔料の洗い残しは、皮脂や汗腺を詰まらせ、ニキビの原因となります。たっぷりのぬるま湯でしっかりと落とすようにしましょう。
また、洗顔後は、化粧水でしっかりと保湿し、乳液で水分が蒸発しないようにしっかり蓋をすることが大切。これで、過剰な皮脂の分泌を防げます。
②過剰な洗顔は避ける
顔のテカリが気になるからと、一日に何度も洗顔は行わないこと。肌の防御反応が働き、かえって皮脂の分泌を促してしまいます。
正しい洗顔と肌ケアをしていれば、洗顔は、朝と夜の2回で充分。
どうしても皮脂が気になるようなら、あぶらとり紙やティッシュでやさしく吸い取りましょう。
③しっかり睡眠をとる
肌を修復し、健康な状態にしてくれる「成長ホルモン」が分泌されやすいのが、夜の22時から深夜2時の時間帯。この時間に合わせて睡眠をとると良いでしょう。
どうしても、仕事の関係などで難しいというなら、睡眠の質を上げる努力を。
・眠る前に…神経を興奮させてしまう光を発する「TV」「スマホ」「PC」などは禁止
・眠る前に…暴飲暴食をしない
・眠る前に…過剰な運動をしない
上記に気をつけ、良質な睡眠をとるように心掛けましょう。
④栄養バランスに気を付ける
上記でも触れたように、脂っこい食事、炭水化物や甘いものなど糖質の高い食事は皮脂の元になりがち。これらを摂りすぎないようにし、栄養バランスのよい食事を心掛けましょう。
中でも、摂りたいのが「たんぱく質」「ビタミンB・C・E」です。
「たんぱく質」は、肌のターンオーバーを助ける食材です。
皮膚だけでなく、筋肉や骨、髪を作る元ともなります。
肉、魚、卵、チーズ、牛乳、大豆製品(納豆、豆腐)などに多く含まれます。
また「ビタミンB」は、たんぱく質の働きを助ける栄養素。たんぱく質と合わせて摂ると、相乗効果が期待できます。
豚肉、レバー、うなぎ、ヨーグルト、納豆、のり、きのこなどに多く含まれます。
そのほかに、果物や緑黄色野菜に多く含まれる「ビタミンC」、ナッツ類やカボチャ、ほうれん草、アボカドなどに多く含まれる「ビタミンE」も合わせて摂ることで、健康な肌作りへの効果を発揮します。
ニキビ知らずのツルスベ肌は、清潔感があり“オトコ度”も上げてくれるもの。
日々のちょっとした習慣に気を付けて、ぜひ手に入れたいですね!
@@@@しわでお悩みはコチラ@@@