美容コラム
ほくろで悩む男性におすすめのCO2レーザーとは?おすすめなポイントや費用相場・リスクもご紹介します
顔回りなど他人から見えやすい場所にあるほくろ、大きく目立つほくろは女性に限らず男性でも気になるものです。
ほくろを除去するメリットは多く、見た目に自信が持てるようになることはもちろんのこと危険なほくろの発見にもつながります。
この記事では、いくつかあるほくろの除去方法のなかから、痛みや出血が少ないなどさまざまなメリットがあるCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)についてご紹介します。
CO2レーザーの特徴や相場に加え、おすすめポイントやリスクについても詳しく解説しますので、ほくろに悩む男性はぜひ参考にしてみてください。
ほくろで悩む男性は多い
「大きくて目立つほくろを除去したら、もっと自分に自信が持てるのに……」
ほくろやいぼの悩みは男女共通ですが、最近ではこのような悩みを抱える男性は多いです。
ほくろを除去するためには医療機関で施術してもらう必要があるため、病院選びから始めなければいけません。
つまり、ほくろは手軽に除去できないという点も悩んでしまう原因の一つであると考えられます。
またほくろの除去は皮膚科や形成外科などで行えますが、女性が多く通う美容皮膚科や美容外科などで施術を行うイメージがあることも、ほくろを除去したい男性の悩みどころなのかもしれません。
男性がほくろ除去するメリット
ほくろがトレードマークとして自他ともに親しみのある存在となる場合もあります。しかし、ほくろがあることで見た目に自信が持てないという方もいらっしゃるかもしれません。
また最近は肌の手入れにこだわりを持つ男性も多く、その分小さなほくろでも気になってしまうという方も増えています。
ここでは、男性がほくろを除去するメリットについて見ていきましょう。
自信が持てる
ほくろがチャームポイントとなる場合もありますが、コンプレックスとなっているという方も多いかもしれません。
ほくろがコンプレックスとなっている場合は、除去することで容姿に自信が持てたり前向きな気持ちになれたりするといったメリットが得られる可能性が高まるでしょう。
皮膚がんかどうかの確認ができる
ほくろ除去のためにクリニックで診察を受けることは、皮膚がんの早期発見につながります。一見普通のほくろと区別がつかないのが、皮膚がんの一つ「メラノーマ(悪性黒色腫)」です。
気になっているほくろがかなり大きいと感じていたり、左右対称でなかったり周りがギザギザしていたりする場合は、除去するかしないかに関わらず一度受診してみると良いでしょう。
上記に当てはまらないほくろだったとしても、思い切って受診することでがんの早期発見につながるほか、ほくろ除去のきっかけづくりに役立つといったメリットがあります。
ほくろ除去ができるCO2レーザーとは?
CO2レーザー治療は、その名のとおりほくろに炭酸ガス(CO2)レーザーを当てて除去する治療法です。
ほくろを除去するにはCO2レーザー治療のほか、メスを使用する「くりぬき法」「切除法縫合法」などの方法があります。
施術前は診察・カウンセリングを入念に行い、ほくろの状態を見極めたうえで最適な施術を選択します。
ここでは、現在最も一般的なほくろ除去の方法であるCO2レーザーの特徴や、治療の流れについて詳しく見ていきましょう。
CO2レーザーの特徴
ほくろ除去に用いられるレーザーの種類はいくつかありますが、CO2レーザーは一般的にほくろ除去で用いられる治療法です。
CO2レーザーは水分を吸収する力の大きい波長の遠赤外線を照射し、細胞内の水分との反応により発生した熱でほくろを除去します。
熱による蒸散・蒸発によって必要な部位を削ったり切開したりするため、ほくろ周囲の正常な皮膚へのダメージがありません。
また、熱によるダメージは電気メスよりも少なく出血は金属メスよりも少ないため、治癒が早いのが特徴です。
CO2レーザーのおすすめポイントについて、詳しくはのちほど詳しく解説します。
CO2レーザー治療の流れ
CO2レーザー治療では、まず診察・カウンセリングなどを行いほくろや周囲の皮膚の状態を確認するほか、料金や治療期間などの詳しい説明があります。
気になることがある場合は、どんな些細なことでも遠慮なく質問しましょう。
カウンセリングが終了しCO2レーザー治療を行うことが決定したら、以下のような流れで進められます。
- 消毒・麻酔(注射などによる局所麻酔)
- CO2レーザーを照射
- 軟膏を塗りテープで保護
- 施術後1週間~1か月ほど定期的に受診
ほくろの状態によっては、間を空け2回に分けて照射する場合もあります。施術後は穴が開いた状態になるため、1週間程度は軟膏を塗るなどの処置が必要ですが入浴やシャワー、洗顔は当日から可能です。
施術後にきれいに上皮化させるためには、指示通りに軟膏を塗ったりテープを無理にはがしたりしないようにしましょう。
治療の流れについて十分に把握したうえで施術を検討したいという方は、以下のリンクからご相談ください。
ほくろ除去にCO2レーザーがおすすめなポイント
ほくろ除去に用いられるレーザーには「CO2(炭酸ガス)レーザー」「YAGレーザー」「Qスイッチルビー」などがあります。
それぞれに特徴がありますが、ほくろ除去でもっとも一般的に用いられているのが痛みや出血が少なく傷痕も目立ちにくいCO2レーザーです。
メスを使わない
CO2レーザー治療ではメスを使用しません。患部の細胞内部の水分と、照射する遠赤外線との反応熱のエネルギーにより蒸発・蒸散させることで、ほくろを取り除きます。
患部へピンポイントで照射できるため、周囲の正常な部位へのダメージが少ないことも特徴の一つです。
痛みが少ない
CO2レーザー治療は、用いる遠赤外線の波長が肌の深い部分まで届かないことや、ピンポイントでの照射が可能であることなどから痛みが少ない治療法として知られています。
また施術時は局所麻酔を施すこともあり、多くの方は治療中に痛みを感じないといわれています。
そのため痛みに弱いという方、なるべく痛くない方法で治療したいという方にはおすすめの治療法であるといえるでしょう。
出血が少ない
ほくろをメスで切除しないCO2レーザー治療は、出血を最小限に抑えられます。CO2レーザーの特徴は細胞の水分とレーザーの熱を利用し、蒸散させることでほくろを削り取ることです。
ほくろを削る際に破れてしまった周囲の血管はレーザーの熱により凝固するため、ほとんど出血しません。出血したとしても、ごく少量で済みます。
ダウンタイムが短い
施術時間や施術後の傷痕が治るまでのダウンタイムの短さもCO2レーザーを用いた治療の特徴です。
CO2レーザー治療は、レーザーの熱によってほくろを蒸散させます。用いる遠赤外線の蒸散作用は深い部分には届かないため、メスで切開するよりも傷痕の治りが早いのです。
CO2レーザーのほくろ除去の費用相場
ほくろ除去は、健康保険が適応される場合とそうでない場合(自費診療)があり、CO2レーザーで治療を行う場合は基本的に自費診療となります。
CO2レーザーによるほくろ除去費用は、クリニックやほくろの大きさによって異なりますが、ほくろ1つ当たり5,000~10,000円程度であると考えておくとよいでしょう。
小さいほくろだと数千円で除去できる場合もありますが、大きいほくろでは施術回数が増える可能性があるため、その分費用もかさみ数万円程度かかる場合もあります。
CO2レーザーの治療のリスク
ほくろ除去に限らず、病気の治療においてもさまざまな治療法があり、症例によって適不適があります。メリットの多いCO2レーザー治療も例外ではありません。
CO2レーザー治療では、ほくろが再発したり色素沈着が生じたりといったリスクがあります。
メリットと併せてこのようなリスクをあらかじめ知っておくことで、より自分に合った治療法が選択できるといえるでしょう。
ここではCO2レーザー治療のリスクをピックアップして解説します。
赤みが残る場合がある
CO2レーザー治療後、ダウンタイム終了後に赤みが残る場合があります。通常時間の経過とともに赤みは引いていきますが、なかなか落ち着かない場合に考えられるのが色素沈着です。
クリニックから処方された軟膏をきちんと塗らないなどの処置を怠ると、患部が乾燥し色素沈着を促す可能性があります。
赤みが残らないようにするためにも術後のセルフケアをしっかりと行いましょう。
再発する可能性がある
ほくろの細胞が深い部分まで到達している場合、CO2レーザー治療後に再発するケースがあります。
CO2レーザーは傷痕も小さく治りが早いというメリットがありますが、根の深いほくろは一度に除去しきれないことがあるため再発の可能性があるといわれているのです。
根深いほくろの場合、再発の恐れが少ないのがメスを使った切除法です。確かにCO2レーザーは痛みや出血が少ないなどメリットの多い治療法ですが、ほくろの状態によってはより適した治療法が存在する場合があります。
主治医と相談しながら、除去したいほくろの状態に合わせた再発リスクの低い治療法を選択すると良いでしょう。
ほくろの状態にあった治療法について相談したいという方は、カウンセリングをご予約ください。
ほくろの悩みを抱えている男性は専門医への相談がおすすめ
ほくろを除去したいと考えている男性は、一度専門医に相談してみましょう。医療機関を受診するのは勇気がいりますが、きれいに除去できた時の姿を想像しぜひ検討してみてください。
女性の多いクリニックを想像し受診しづらさを感じている方も多いかもしれませんが、通常の皮膚科や形成外科でもほくろ除去の施術が可能です。
より専門性の高い治療を希望する場合はやはり美容皮膚科や美容外科がおすすめですが、最近では男性専門を謳った美容クリニックも増えてきています。
一概にはいえませんが目立つほくろは皮膚がんの一種である可能性も考えられるため、気になるほくろがあるという男性は一度専門医を受診してみる価値は大きいでしょう。
今泉スキンクリニックでカウンセリングを受けてみよう
ほくろ除去のためには信頼できるクリニック選びが重要です。
皮膚科専門医やほくろ除去の施術経験豊富な医師を探すのはもちろん、一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧なカウンセリングを行ってくれるクリニックを選びましょう。
当院は多くの症例を経験した皮膚科専門医である院長のもと、カウンセリングを重視した診療を行っています。
「3つのA(Ask:聞く、Assessment:評価、Attentively:尊重)」を柱に丁寧なカウンセリングを行うことで、最適な治療の提案が可能です。
ほくろ除去のためのクリニック選びで迷ったら、まずは当院でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
【記事監修】今泉 明子 今泉スキンクリニック 院長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。