美容コラム
ボトックスのダウンタイムでみられる症状とは？ボトックスの効果やメリットも併せてご紹介します
ボトックス注射を打つ男性が増えていることはご存じですか？ ボトックス先進国のアメリカでも、年間26万人以上の男性がこの注射による施術を受けています。
このデータは米国形成外科学会(ASPS)によって発表されましたが、30万人を超える年もあるようです。
ボトックスは、若々しい表情に導くシワ解消効果が日本でも有名になりました。
ボトックス療法は注射を打つだけで、見た目の印象を格段に良くできる美容法です。性別を問わず人に好感を持たれやすい表情になる為には、本当に有効な手段といえます。
もちろん効果が高い分、注意点はあります。必要以上に不安を感じないためにも、ボトックスの効果やメリット、ダウンタイムの代表症状などを施術前に把握しておきましょう。
ボトックスは男性にも注目されている
ボトックスはなぜ男性から注目されるようになったのでしょうか。理由の1つは、嫌な印象を与えるシワを解消できるからです。
ボトックスは表情ジワの解消が得意で、特に目立つ眉間のシワも自然に目立たなくさせることができます。
眉間にシワがあると、怒っていないのに不機嫌そうな表情に見えてしまうものです。
老けて見えるだけではなく気難しそうな性格の人間という印象を与えてしまいかねません。好感度を著しく下げてしまう恐れもあります。
その為、相手に好印象を与え対人関係を良くするための一手段として、ビジネスマンや婚活中の男性が美容皮膚科や美容外科を頼るケースが増加しています。
ちなみに、男性は整形よりボトックス注射のようなプチ整形を選択する傾向があるのです。
ボトックスで得られる効果
ボトックス注射はシワの改善ができることで知られていますが、小顔効果など色々な効果を発揮します。歯ぎしりの改善など意外な効果もあるので、1つ1つご紹介します。
シワの予防・改善
ボトックスで得られる効果はたくさんありますが、一番有名なのはシワの予防・改善効果といえます。
元々ボトックスは、眉間の表情ジワを解消する効果が認められ、アメリカのアラガン社のボトックスがFDAに承認された歴史があります。
既に20年以上の年月を経てすっかり定番の美容法になりました。世界各国で安全性、応用法が研究され、日本に上陸した当初よりも遥かに進化しています。
目尻の表情ジワを改善する効果も、FDAの認証済みです。口角を上げる時に生じる溝、ほうれい線も、筋肉が問題を抱えているケースなら上手く目立たくすることが可能です。
施術は短時間で済むうえ、数日後には確実な効果が現れ、数ヶ月も持続します。手ごわいシワをこれほど手軽に目立たなくさせられるのが、ボトックス注射の魅力でしょう。
小顔効果
医療機関で行われる小顔施術の中でも、特にリスクが少ない方法がボトックスです。
エラは顔を大きく見せてしまう要因なので、大掛かりな小顔術ではエラの骨を物理的に削って輪郭を整えます。医療用の電動ドリルなどを使い、全身麻酔をかけて行う本格的な手術です。
その点ボトックスによる小顔術は、注射を打つだけの簡単なアプローチ方法で済みます。この手軽さこそが人気の大きなポイントです。
顎の咬筋に有効成分を注入して発達しすぎた筋肉を緩めると、横に張り出したエラが驚くほど目立たなくなり顔全体が小さく見える効果があります。
皮膚を切開して骨をいじる必要がなく、ダウンタイムも長くありません。効果は手術のように半永久的には続きませんが、数分で済む日帰りの注射を定期的に受けるだけでOKです。
効果の持続期間は個人差がありますが、ほとんどのケースで数ヶ月は維持することができます。
リスク面を考慮しても、受ける価値がある施術メニューといえるのではないでしょうか。
歯ぎしりの改善
ボトックス注射には歯ぎしりを改善する効果も期待できます。歯ぎしりをする方の恋人や家族は夜な夜な不快な音に安眠を妨害される場合もあり、関係が悪くなることも珍しくありません。
本人にとっても、数え切れないほどのマイナスの影響が及びます。
まず、歯ぎしりを続けるほど歯の劣化が進むことも軽視しないで下さい。歯周病や歯肉炎リスクも上昇するため、健康な歯の寿命が短くなります。
頭痛や肩こり、顎関節症のリスクも無視できません。早急に手を打たなくてはいけない状況といえるでしょう。
この歯ぎしりの問題を解消する時も、患者さんの歯茎にボトックスの注射を打つだけでOKです。筋肉の強張りが解けることで、過緊張状態が緩和され症状も快方に向かいます。
歯ぎしりを治す方法は色々ありますが、ボトックス注射はマウスピース治療のように長い時間はかかりません。
オーダーメイドの型を取って製作するプロセスもなく、本当に注射を打つだけの手軽な治療方法です。
肌トラブルの改善
肌トラブルを改善するために、ボトックス注射を打つ患者さんも大勢いらっしゃいます。
シワの改善目的の場合は表情筋など筋肉に有効成分を注入しますが、肌トラブルを改善する目的の場合極細の針を打ち込むのは真皮層です。
例えばニキビ肌を改善する施術では、真皮層へ満遍なく注射することで皮脂腺にサインを送っている神経を遮断します。
その結果、皮脂が大量に分泌されることなくニキビの予防、改善に著しい効果が発揮される仕組みです。
毛穴の開きがひどい場合もこの方法で皮脂線にアプローチし、皮脂量をコントロールして毛穴トラブルの解消を狙います。
肌質の改善
肌質を改善する目的でも、ボトックス注射は非常に役に立ちます。
ボトックス注射でニキビや毛穴の開きなどのトラブルを解決するメリットは、皮脂腺に働きかけることが可能なことです。皮脂量を抑え過剰な皮脂のせいで起こる問題をまとめて解決できます。
薬などを塗って今出ているニキビを治しても、皮脂の過剰分泌という大元の原因に対処しない限り、問題が繰り返し勃発するのを避けられません。
その点、ボトックス注射は皮脂線をコントロールする神経に作用することで皮脂の全体量を激減させ、その状態をしばらくの間キープできます。
肌質そのものが変わるため、注射の効果が現れている間は、オイリースキンのせいで引き起こされていた色々なトラブルに悩まされずに済むのです。
ボトックスのメリット
ボトックスなら、メスを使わず注射を打つだけで色々な目的を叶えることができます。皮膚の切開に抵抗を感じる方にもおすすめです。
また、見た目の問題を改善するだけではなく、肩こりなど身体の不調を解消できるところも人気の理由の1つでしょう。
肩こり解消に繋がる
肩こりの解消も、ボトックス注射を打つメリットです。近年ボトックス注射を受ける男性が増加傾向にありますが、健康上の問題を解決する目的の患者さんも少なくありません。
既に、万年肩こりに悩む患者さんのために肩こり専用ボトックスのメニューを提供しているクリニックも増えています。
肩こりの原因は色々考えられますが、共通しているのは肩の硬直です。姿勢の悪さ・運動不足・冷え症などの要因が重なると肩こりが発生します。
強ばっている肩の筋肉に有効成分を注入すると過剰な緊張が解け、こりを感じにくくすることが可能です。
肩こり解消のためにボトックス注射を打つ場合、きつい副作用や長いダウンタイムの心配はないと考えられています。
ちょっとした点状の内出血が針を刺した部分に残ることがありますが、その場合も1～2週間程度で治まるケースが大半でしょう。歯ぎしりも肩こりの原因になります。
歯ぎしりのせいで肩こりが悪化している場合、ボトックス注射を打つことで一度に2つの問題を解決できるケースも十分にあり得ます。
若々しく見える
若々しくみえることも、ボトックス注射のメリットの1つです。日本でも、ボトックス注射はビタミン注射に近い感覚で打たれるようになっています。
できる男のたしなみという見方をされることもあるようです。実際、ボトックスの注射を打つだけでマイナス印象を与えるシワが解消され、年齢以上に若々しく見えます。
シワは加齢だけではなく紫外線や乾燥などの影響も受けるため、若くてもシワが深く刻まれ、疲れきった雰囲気の方も少なくありません。
お仕事でもプライベートでも、お付き合いしたいと感じるのは疲れ切って老けて見える相手ではなく、若々しい印象の相手ではないでしょうか。
第一印象を研究する学者が提唱するメラビアンの法則でも、第一印象は初対面の数秒で決まり、その印象を持つ要素は視覚が55%も占めるとされています。
身体の不調改善に繋がるケースもある
ボトックス注射は美容面はもちろん、健康上のトラブルにも効果を発揮する場面が多くあります。
歯ぎしりが原因の肩こりや頭痛も改善できる可能性があることは、既にお伝えしました。
筋肉のどこかが硬直状態にあると、姿勢や身体の動かし方にも歪みが生じて色々な不具合が生じるものです。
ボトックスが威力を発揮する分野は本当に多岐に渡ります。既に脳や神経、脊椎関連の症状にもボトックスが応用済みです。
ボトックスで身体の不調を改善するためのボトックス外来を開設した脳神経内科も登場しました。
何か身体の辛い症状を抱えている時にボトックスが役立つ可能性があることは、覚えておいて損はありません。
ボトックスのダウンタイムでみられる症状
ボトックス注射は医療機関で施術する本格的な美容皮膚科メニューなので、ダウンタイムもゼロではありません。
ここでは、ボトックスを打つことで想定される具体的な不快症状をピックアップしたいと思います。
頭痛・注入した部分の痛み
ボトックスを使って頭痛を治す最新治療を行っている医療機関もありますが、注射の副作用として頭痛や注入部位の痛みが発生することもあります。
特におでこに注射を打つ場合は頭に近いため、注入部位の痛みが頭痛と誤解されることがあります。
いずれにしても有効成分は次第に吸収されるため、時間の経過と共に痛みも和らいでいくでしょう。針を刺した部分に内出血が出る場合もメイクでカバーできるぐらいの色です。
また、1週間もすればかなり目立たなくなるので安心して下さい。
筋肉が動かしにくい
ボトックス注射を打った後、ダウンタイムの時に筋肉が動かしにくいと感じることもあるかも知れません。
おでこに注入するとまぶたが重くなり、目が開けにくいと感じるケースもよくあります。
ボトックス注射はボツリヌス菌による筋弛緩剤、要するに筋肉が動かないよう抑え込む薬剤なので、動かしにくい症状は効いている証拠ともいえます。
症状をできるだけ抑えつつ効果もしっかり発揮するには、ボトックス注射の実績を十分に積んだ医療機関を探すのが一番です。
症例数が多く最新技術を駆使するボトックスのスペシャリストが在籍する医療機関なら、絶妙なさじ加減で注入量や注入部位を見極めてくれるので、安心して任せられます。
ボトックスはどのくらいの費用が掛かる？
ボトックスは自由診療なので、費用は医療機関によって異なります。公的医療保険も適用されないため、全額自費です。
ただ、どのクリニックでも基本的には使用する製剤の種類・注入量・注入部位などで費用が決まります。下記には今泉スキンクリニックの費用の一部をご紹介します。
以下の費用は米国FDAから唯一認可を受け、厚生労働省の承認も得ているアラガン社のボトックスビスタによる費用です(税込)。
- 額 33,000円
- 眉間 27,500円
- 目尻 33,000円
- エラ66,000円
韓国製のNABOTA(米国FDA･韓国KFDAが定めた安全基準に合格済)の場合、それぞれ5,000～10,000円前後安くなります。
ボトックスのやりすぎにも注意
ボトックス注射は美容上、健康上の問題を解決したい時に本当に頼りになる治療方法です。ただし、やりすぎには注意しましょう。
例えば、額のシワを目立たなくする目的でボトックス注射を打つ場合も、シワをゼロにするため多めに有効成分を注入したいと希望する患者さんも珍しくありません。
けれどシワがまったくない表情は少し不自然な印象を与える可能性があります。
年齢によってはあえて控えめに注入することで、ダウンタイム後に自然な表情に仕上げることができることもあるので覚えておいて下さい。
もちろんカウンセリングで自分の希望を伝えることは重要です。その上で専門家の意見も聞きながらやりすぎないようベストな注入部位・注入量・頻度を見極めるのが理想的です。
実際にカウンセリングを受けたい方は、ぜひ当院へご相談ください。
ボトックスのことをもっと詳しく知りたいなら専門クリニックへの相談がおすすめ
ボトックスに関心があるなら、まずはお気軽に当院へご相談ください。
カウンセリングを行うことで、ボトックス注射が最良の方法なのか・他の施術を組み合わせた方がいいのかどうか…など、プロの視点からより具体的なアドバイスが可能です。
なかには妊娠中・授乳中・神経疾患を抱えている方など、そもそもボトックス注射を受けられない可能性もあります。
未成年や高齢者など、年齢によって施術が受けられないケースもあるため、施術できるかどうかも事前に確認しておきたいポイントです。
また、美容外科のなかにも患者さんのリクエストをそのまま受け入れるクリニックもあれば「そんなに入れたら不自然な表情になりますよ」と現実的なアドバイスをしてくれるクリニックもあります。
最高の状態に仕上げるためにも、やはり専門家の意見を耳に入れることは大切です。あまり難しく考えず、まずは当院のカウンセリングにぜひお越しください。
男性でボトックスに興味がある方は今泉スキンクリニックへ
男性の場合、見た目の美しさを磨く目的だけではなく仕事ができる人物に見られる目的で通院するケースが増えています。
今泉スキンクリニックには国内では数少ないアラガン・ジャパンに認められた認定医が何人も在籍しており、ご安心いただけます。男性患者さんのボトックス治療実績も十分にあります。
カウンセリングも個室でリラックスした状態で受けることが可能です。また、希望があればカウンセリング当日の施術もできるので、急いでいる方にも満足度が高いスピード感といえるでしょう。
施術本番では、特許を取得したオリジナル療法の今泉式でボトックス製剤を注入します。麻酔の時間も含め施術時間は比較的短時間で終了するため、入院も必要ありません。
針を使用するため痛みはゼロではありませんが、痛みに弱い方は麻酔クリームも使用するので安心して下さい。
治療部位も1箇所からOKで、眉間や額などシワが気になりやすい部位をまとめて施術できるコースもあります。
深いシワだけではなく、皮膚の浅い部分に有効成分を注入するボトックスによる施術もあるため、患者さん一人一人が望むことを叶えやすい治療が揃っています。
男性のボトックスに興味がある方は、ぜひ当院へご相談ください。
【記事監修】今泉 明子
今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック（六本木）を開院。
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