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美容コラム

ボトックス注射
2022.11.1

気になるボトックス注射料金についてご紹介|ボトックス注射料金の相場や保険適用が可能なケースも詳しく解説

気になるボトックス注射料金についてご紹介|ボトックス注射料金の相場や保険適用が可能なケースも詳しく解説

シワ改善やエラ改善のためにボトックス注射をするか悩んでいる方は多いです。しかし、施術費用が気になる方も多いでしょう。

実は、ボトックス注射は料金に幅があります。健康保険は適用できるのでしょうか?

この記事では、ボトックス注射の料金やなぜ料金に差が出るのかを解説します。

保険適用が可能なケースについても紹介するので、ボトックス注射をしたい方は参考にしてみてください。

ボトックス注射とは?

美容外科で施術

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたA型ボツリヌス毒素を使用した薬剤で行う施術です。

天然のタンパク質からできた毒素を分解して精製したものなので、ボツリヌス菌自体の有毒性は残っていません

このボツリヌス毒素には筋肉を弛緩させる働きがあります。それを利用して、美容医療をはじめとした様々な領域で活用されています。

日本で有名になったのはごく最近ですが、欧米では10年以上前からシワ治療の1種として利用されてきている治療法です。

日本国内では美容医療で用いられるイメージが強いですが、医療面では顔面痙攣や運動機能障害の治療に用いられることがあります。

ボトックス注射の目的

中年男性

医療の現場でも役立つボトックス注射ですが、美容医療においては主に表情シワの治療に役立てられています。

表情シワは笑ったり表情を作ったりした際にできる深いシワです。加齢により肌の弾力が失われると、表情シワは深く刻まれやすくなります。

これは表情筋が過度に緊張することが原因で起こるため、ボトックス注射で表情筋の動きをコントロールすることで表情ジワを和らげる効果が期待されています。

また、咬筋が発達することにより目立つようになってしまったエラにも有効です。

エラは顔の筋肉が過度に発達することにより目立つ部位です。その筋肉をゆるめることで、発達しすぎた筋肉を緩めてフェイスラインを整える効果もあります。

主に筋肉の働きを抑制する効果があるため、顔面けいれんや痙縮といった症状にも抑制効果が期待されています。

ボトックス注射が役立つ症状

美顔ローラー

ボトックス注射は様々な分野で用いられていますが、美容医療においては主に以下のような症状に役立ちます。

  • 表情シワが原因のシワ
  • エラ
  • たるみ
  • 筋肉がつきすぎたふくらはぎ
  • 多汗症、わきが

シワ・エラ・たるみの改善は顔の筋肉にアプローチします。発達しすぎた表情筋や咬筋をゆるめて小さくし、小顔効果を促したりシワを緩めたりするのが目的です。

ボトックス注射と聞くとこれらの顔に関する症状が一般的なイメージですが、顔以外にもふくらはぎや汗腺にも役立ちます。

スポーツをする方の中にはふくらはぎの筋肉が発達しすぎて肥大してしまうという悩みを抱える方がいらっしゃいます。

そういった悩みには、ボトックス注射で発達しすぎた筋肉を退縮させ、形を改善することも可能です。

また、ボツリヌス毒素にはわきがや多汗症の原因となるアセチルコリンの分泌を阻害する働きがあります。

その働きを利用することで汗をかきすぎる部分の発汗を抑制し、わきがや多汗症の症状を和らげることも可能です。

このように、ボトックス注射は美容医療においても幅広く利用されています。

興味がある方はぜひ当クリニックにご相談ください。インターネットからのカウンセリング予約も可能です。

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ボトックス注射のメリット・デメリット

メンズエステ

幅広い治療に利用されているボトックス注射にも、メリットデメリットがあります。

施術を受ける前には、あらかじめメリットとデメリットを理解しておくことも大切です。では、ボトックス注射にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

ボトックス注射のメリット

まずボトックス注射のメリットとして最大のポイントが、施術時間が短いという点です。注入を行うだけなので施術時間自体は5分~10分と非常に短くなります。

メスを使わず、注入に使用する注射針も非常に細いものを使用するため、顔に痕が残る可能性も少ないです。

痛み自体も注射針を刺したことによる痛みのみですが、心配な方は麻酔クリームを塗ることで痛みを軽減できます。

また、ダウンタイムが少ないため、施術が終わったら数十分で帰宅できます。効果の持続期間も3~4ヶ月と長いのもメリットの1つです。

ボトックス注射のデメリット

ボトックス注射のデメリットは、施術者によっては表情が不自然になる可能性があるという点です。

ボトックス注射の効果は薬剤の量や注入位置によって変わります。

そのため、施術者がしっかりと患者さんの悩みに寄り添った施術ができないと希望通りにならない場合もあるのです。

また、注射を行うために一時的に腫れ・痛み・赤みが残る場合があります。こちらは数日程度で和らぎます。

もう1つのデメリットとして、維持したい場合は継続する必要があることです。ボトックス注射の効果を維持できる期間は3ヶ月~4ヶ月をピークにして長くても半年ほどです。

その分だけ費用も積み重なっていきます。ただし、2回目以降の施術では前回の施術を活かした修正も可能なので、ある意味ではメリットともいえるでしょう。

ボトックス注射の料金の目安

ハートと電卓

気になるボトックス注射の料金ですが、クリニックによって差が顕著です。額を例に挙げると、相場は10,000円から60,000円とかなりばらつきがみられます。

クリニックによっては部位か注入面積で料金を掲載しているところがほとんどです。当クリニックでは、部位と用途に応じて料金を分けております

例えば、ボトックスビスタを額に注入する場合は33,000円です。エラの場合は範囲が広がり注入量が多くなるため、66,000円となります。

また、目尻+眉間や目尻+眉間+額といったセットメニューもご用意しております。興味が湧いた方は、まずはインターネットからカウンセリング予約をしてみてください。

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料金に差がある理由

考える男性

ところで、ボトックス注射にはなぜこんなにも料金に差が出るのでしょうか?それには様々な理由があります。

ここでは、ボトックス注射の料金に差がある理由についてそれぞれ解説します。

注射に使う製品による違い

注射器

まず薬剤の種類が違うことによる差です。

ボトックス注射に使用される薬剤には様々な種類があり、世界各国で製造されています。多数のクリニックで使用されている主な薬剤は以下のものです。

  • ボトックスビスタ(アラガンジャパン)
  • コアトックス(韓国)
  • NABOTA(韓国)
  • ボコーチュア(ドイツ)

それぞれ薬剤によって価格が変わるため、それによってクリニックでの施術費用も変わります。

今泉スキンクリニックでは、この中からボトックスビスタNOBOTAの2種類を採用しています。どちらも米国FDAの認可を受けた安全性の高い製剤です。

注射するボトックスの分量による違い

ボトックス注射の料金は、使用する薬剤の量=注入量によっても変わります。注入時は生理食塩水で希釈するのですが、この希釈量は重要です。

濃度が高すぎると量の調整が難しく、逆に薄くしすぎれば注入時に拡散しやすくなります。

部位によっては拡散したほうが良い場合もあるため、同じ部位、同じ症状でも人によって注入量が変わってしまうのです。

注射する部位による違い

施術を受ける女性

薬剤の分量は部位によっても変わります。顔面へのボトックス注射は表情筋へアプローチすることが基本です。

表情筋は様々な筋肉が重なった複雑な構造をしているため、間違った場所に間違った量を注入すると意図しない筋肉に作用してしまいます。

ピンポイントに作用させるため、注入する部位によって薬剤の量も変更します。そのため、部位によって施術価格に差が出るので、気になる場合は事前にクリニックへ確認すると良いでしょう。

注射の目的による違い

ボトックス注射は、施術の目的によっても料金が変わります。主な要因は保険適用できるかどうかです。

シワ改善などの美容目的のボトックス注射を行う場合は保険適用外となるため、自費診療になります。

しかし重度の多汗症やわきがを治療する場合は、保険適用になるケースもあるため費用負担が軽くなるでしょう。

同じボトックス注射だとしても、疾患や症状によって治療の目的は変わります。

受ける施術が保険適用可能なものかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

誰が施術を行うかによる違い

ボトックス注射の場合、施術者の違いで価格に差が出ることもあります。ボトックス注射は施術者の知識や技量によって仕上がりが左右されることが多いです。

失敗してしまったケースは、ほとんどが薬剤の注入量や注入部位を見誤ったことが原因です。だからこそ、信頼できる技術をもった施術者が行う必要があります。

そのため、施術価格の差が出る原因には施術者の違いも含まれるのです。

健康保険を適用することが可能なケース

保険証と診察券

ボトックス注射にも健康保険が適用できるケースがあります。主に以下の3つの目的での治療が対象です。

重度の多汗症・わきが

重度の多汗症やわきがの治療が目的の場合、保険適用が可能です。

多汗症とは局所多汗症または全身性多汗症に分類する疾患です。これは体質ではなく疾患なので、治療のために用いられるボトックス注射には保険適用がされます。

多汗症やわきがの治療には手術も用いられますが、切らずに治療できるためボトックス注射も注目されてきています。

脳卒中の後遺症を和らげる場合

脳卒中の後遺症には「痙縮」という症状があります。

脳の神経細胞が壊死してしまったことにより筋肉が緊張し、手足を動かしにくいまたは意図しない動きをする状態のことです。

ボトックス注射は筋肉の緊張を緩和させる作用が期待されているため、脳卒中の痙縮にも用いられます。この場合の施術は保険適用となります。

眼瞼けいれん・片側顔面けいれん

顔面への施術でも、まぶたや顔面のけいれんを和らげることが目的の場合は保険適用となります。

まぶたや顔面がけいれんしてしまうのは筋肉が過剰に働いてしまうことが原因です。ボトックス注射によってこの過剰な働きを抑え、動き自体を抑制します。

けいれんの原因は脳卒中や頭部への外傷ですが、どの原因であっても顔面のけいれんを抑制する目的であれば保険適用となります。

美容目的なら健康保険は非適用

上記以外の、シワやエラを抑制することが目的の場合(=美容医療)は、保険適用外となります。

そのため、美容目的のボトックス注射はほとんどが保険適用外です。前もって理解した上で治療に臨みましょう。

ボトックス注射はあらかじめ納得して受けよう

白衣を着た笑顔の女性

ボトックス注射には様々なメリットとデメリットがあります。また、治療の目的も様々です。

そのため、施術費用にも幅があります。悩みに合わせて料金や施術回数も変わるため、全ての施術が記載通りになるとは限りません。

だからこそボトックス注射を受ける場合は、あらかじめカウンセリングをしっかりして納得してから受けるようにしましょう。

綿密なカウンセリングで納得のいく仕上がりに近づいていきます。気になることは何でも相談するようにしましょう。

院長 今泉明子

【記事監修】今泉 明子

今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。

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