糸リフトとハイフはどちらがおすすめ？併用する際の順番についても解説！

糸リフトとハイフは、どちらも切らずにリフトアップ効果が期待できる美容施術として人気ですが、どちらの施術を受けようか迷われている方もいるのではないでしょうか。

また、糸リフトとハイフを併用しようと考えている方もいるかもしれません。

そこで本記事では、糸リフトとハイフの違いや、それぞれの施術におすすめの人について解説しています。

糸リフトとハイフを併用する場合の施術の順番についても解説しているため、糸リフトやハイフの施術を検討されている方はぜひ、本記事を参考にしてください。

糸リフトとは

糸リフトとは、特殊な糸を肌に挿入してリフトアップを実現する美容施術です。

糸リフトは、主に以下のような悩みに効果があります。

• たるみ
• しわ
• ハリツヤの低下
• フェイスラインのもたつき
• 二重あご

皮膚を物理的に引き上げるため、たるみやしわといった加齢や筋肉の衰えによる肌トラブルを解消できるほか、フェイスラインをシャープに見せたいといった悩みの解消も可能です。

さらに、糸を挿入すると皮膚の細胞が刺激されてコラーゲンの生成が促されるため、施術後しばらくすると肌のハリやツヤの向上も感じられるでしょう。

また、糸リフトで使用される糸には「溶ける糸」と「溶けない糸」があります。

それぞれの糸の特徴は下記のとおりです。

	溶ける糸	溶けない糸
特徴	体内に吸収されて溶ける	吸収されずに体内に残り続ける
メリット	・感染症のリスクが少ない ・体内に異物が残らない	肌を強く引き上げられる
デメリット	時間が経つと引き上げる効果が薄れていく	・感染症のリスクが溶ける糸に比べて高くなる ・レーザー治療ができなくなる恐れがある

クリニックによって使用している糸の種類が異なるほか、それぞれにメリットとデメリットがあるため、糸リフトを行う際は自分の希望に合う糸を選ぶようにしましょう。

ハイフとは

ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound（高密度焦点式超音波）の略で、皮膚の組織に超音波を当てることで、肌のリフトアップ効果が期待できる美容施術です。

ハイフは、主に以下のような悩みに効果があります。

• たるみ
• しわ
• ほうれい線
• フェイスラインのもたつき
• 二重あご

私たちの肌は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」となっており、皮下組織の下には「SMAS筋膜」と呼ばれる薄い膜があります。

しかし、加齢や乾燥によってこれらの組織の機能が低下すると、ハリツヤがなくなったり、肌がたるんだりする原因になるのです。

ハイフは、肌の土台となっているSMAS筋膜を超音波による熱エネルギーで刺激することで組織全体を引き締めてコラーゲンなどの美肌成分の生成を促し、肌悩みの改善を目指します。

また、ハイフにピンポイントで熱エネルギーを届けられるため、デリケートな目元や唇の際までハイフの超音波の照射が可能です。

そのため、メスを入れる外科手術を行わなくても、下まぶたのたるみや目元・口元のしわの改善が期待できるでしょう。

糸リフトとハイフの違いは？

糸リフトとハイフはどちらもリフトアップが期待できる美容施術ですが、違いを理解せずに施術を受けてしまうと後悔する可能性もあります。

糸リフトとハイフには主に次のような違いがあるため、違いをしっかりと理解した上でどちらの施術が向いているかを判断しましょう。

• 効果
• 効果が現れるまでの時間
• 効果の持続期間
• 費用
• 痛み
• ダウンタイム

それぞれの違いについて詳しく説明します。

効果

糸リフトとハイフの効果の違いは、次のとおりです。

• 糸リフト……たるみの改善
• ハイフ……肌の引き締め、ハリツヤの向上

糸リフトは、特殊な糸によって肌を物理的に引き上げる美容施術のため、たるみの改善に効果的です。

ハイフにもたるみを改善する効果はありますが、物理的に引き上げられる分、糸リフトの方がたるみに対する効果は強いといえるでしょう。

ハイフは、超音波による熱エネルギーによって肌の組織を刺激してコラーゲンなどの美肌成分の生成を促す美容施術のため、肌の引き締めや、ハリツヤの向上に効果的です。

糸リフトにもこれらの効果はありますが、肌の土台となるSMAS筋膜にまでアプローチできるハイフの方がより肌の引き締めや、ハリツヤを向上させる効果があるといえるでしょう。

効果が現れるまでの時間

糸リフトとハイフでは、効果が現れるまでの時間にも違いがあります。

糸リフトは、糸で物理的に肌を引き上げるため、施術後すぐにリフトアップ効果を実感しやすいことが特徴です。

一方、ハイフは熱エネルギーによる肌への刺激によって徐々にコラーゲン等の生成が促されるため、効果が現れるのは施術から1～2カ月後となります。

効果の持続期間

糸リフト・ハイフ共に永久的なリフトアップ効果は得られません。

糸リフトの効果の持続期間は半年～2年程度、ハイフの持続期間は半年～1年程度といわれています。

ただし、糸リフトは使用する糸の種類や本数、たるみの程度によって効果の持続期間が大きく変わるため、長く効果を得たいのであれば持続性がある糸を選んだり、挿入本数を多くしたりする必要があるでしょう。

費用

今泉スキンクリニックでは、下記の価格で糸リフトとハイフの施術を行っています。（価格はすべて税込です。）

糸リフト	シルエットリフト（3Dリフト）	1本：55,000円
	スレッドリフト	1本：44,000円
	VOVリフトプレミアム（ボブリフトプレミアム）/ QTL	1本：55,000円
	トキシル（ボトックス含有）	4本：55,000円
	テスリフト	1本：66,000円
	アイリフト（ダーマアイ）	10本：77,000円
	ノーズリフト	1本：77,000円
	ショートスレッド	10本：44,000円
	オーダーメイドリフト	352,000円
ハイフ	顔400shot	1回：66,000円
	顔首500shot	1回：82,500円
	顔首600shot	1回：99,000円
	フェイスライン（顎下含む）	1回：33,000円

糸リフトは糸の種類や本数によって、ハイフはショット数や超音波を当てる部位によって価格が異なります。

そのため、希望している効果や肌の悩みに合わせて自分に合う施術を選びましょう。

痛み

糸リフトとハイフでは、痛みの感じ方やタイミングも異なります。

	糸リフト	ハイフ
痛みを感じるタイミング	施術後	施術中、施術後
痛みの感じ方	糸を挿入した箇所がチクチクと痛む可能性がある	・施術中に輪ゴムで弾かれたような痛みが生じる ・施術後に筋肉痛のような痛みが生じる

糸リフトは麻酔をしてから施術を行うため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。

ただし、施術後に大きく表情を動かすと、糸を挿入した部分が痛む可能性があります。

ハイフは、施術中に輪ゴムで弾かれたような痛み、施術後は筋肉痛のようなだるい痛みを感じることがあります。

ただし、麻酔クリームを塗ってから施術できる場合もあるため、痛みに弱い方は施術前に医師に相談しましょう。

ダウンタイム

ハイフは、超音波を肌に当てるだけで肌自体を傷つけないため、ダウンタイムが短い傾向にあります。

ただし、出力を高く設定した場合やショット数を多くした場合は、腫れやむくみが生じることも。ハイフは出力調整が可能なため、ダウンタイムが気になる場合は、事前に医師に相談してみましょう。

一方、糸リフトは糸を肌に挿入するため、術後にむくみや内出血などが生じます。

皮膚にメスを入れるわけではないため、ダウンタイムの症状は1週間程度で治まる場合がほとんどです。

どちらの施術の場合も、ダウンタイム中に激しい運動や飲酒など血行が良くなるような行為をすると、腫れや赤みが生じることがあるため注意しましょう。

糸リフトとハイフはどちらがおすすめ？

糸リフトとハイフは、それぞれどのような人に向いているのでしょうか。

ここでは、糸リフトとハイフの施術がおすすめの人をそれぞれ紹介します。

糸リフトがおすすめの人

糸リフトは、次のような人におすすめの施術です。

• たるみを改善したい
• メスを入れずにたるみを引き上げたい
• 施術後すぐにリフトアップ効果を得たい

糸リフトは、切らずにたるみをしっかりと引き上げられるため、外科手術をしたくない方やたるみを改善したい方に向いています。

また、ハイフと違って施術後すぐに効果を実感しやすいため、即効性を重視している方にもおすすめです。

ハイフがおすすめの人

次のような人には、ハイフが向いています。

• 肌への負担を減らしたい
• 肌を引き締めたい
• たるみ以外にも改善したい肌悩みが多くある
• ダウンタイムを軽くしたい

ハイフは、超音波によって皮膚の深い層の組織を刺激するため、肌表面を傷つけることがありません。

そのため、ダウンタイムを軽くしたい方や、肌への負担を抑えたい方におすすめです。

また、コラーゲンの生成が促進されることによって美肌効果が期待できるため、肌をきゅっと引き締めたい方や、たるみ以外に肌悩みがある方にも向いているといえます。

糸リフトとハイフは併用可能！

糸リフトとハイフの特徴や、施術がおすすめの人について理解したものの、どちらの施術も受けてみたくなった方がいるかもしれません。

結論から述べると、糸リフトとハイフを併用することは可能です。

ただし、糸リフトとハイフを併用する際にはいくつかの注意点があります。

両方の施術をするならハイフを先に受けよう！

まず、糸リフトとハイフの両方の施術を検討するのであれば、ハイフから受けましょう。

糸リフトを受けた後にハイフを行うと、ハイフの超音波によって挿入した糸が熱で変形したり、切れたりしてしまう可能性があります。

思うようなリフトアップ効果が得られなくなる可能性があるため、同じくらいの時期に施術を受けたいのであればハイフを先に行うようにしましょう。

糸リフトを先に受けてしまった場合はどうすればいい？

糸リフトとハイフの併用を考えているにもかかわらず、糸リフトを先に受けてしまった場合は、ハイフの施術時期をずらしましょう。

糸リフトの糸が肌に馴染むまでには、施術後1～2カ月程度かかります。

そのため、糸リフトを先に受けた場合は、施術から1～2カ月程度後にハイフを受けるようにしてください。

糸リフトとハイフは同日でも受けられる？

糸リフトとハイフは同日でも施術が可能です。この場合、ハイフ施術後に糸リフトの施術という流れになります。

両方の施術を同日に受けると一日で施術を終わらせられるほか、ダウンタイムをまとめることができるため、仕事が忙しい方でも効率的に治療できるでしょう。

まとめ

本記事では、糸リフトとハイフの違いや、それぞれの施術がおすすめの人について解説しました。

糸リフトは糸によって皮膚を物理的に引き上げられるため、強いたるみを改善したい方や、施術後すぐに効果を実感したい方におすすめです。

また、ハイフは超音波によって肌の組織を刺激してコラーゲンの生成を促すため、肌への負担を減らしたい方や、肌をきゅっと引き締めたい方に向いています。

糸リフトとハイフの併用も可能ですが、施術を受ける際はハイフを先に受けるようにしましょう。

今泉スキンクリニックでは糸リフトとハイフの両方を取り扱っています。

糸リフトやハイフの施術を検討されている方は、お気軽に当クリニックにご相談ください。