• ボトックス注射

ボトックス注射の種類は?違いや特徴・適応部位も紹介!

鏡を見たときにどうしても気になってしまう、顔のシワ。スキンケアやメイクではカバーしきれないこのような悩みを解決するために、ボトックス注射を打つ人も増えてきました。

また、ボトックス注射はシワだけではなく、顔のエラを小さくしたり、肩こりを解消する効果も期待できます。

今回は、ボトックス注射の種類やボトックス注射を打てる身体の部位、施術する際の事前事後の注意点を詳しく解説していきます。

ボトックス注射の種類

ボトックス 種類

ここでは、ボトックス注射の種類について説明していきます。

BOTOX Vista(ボトックスビスタ)

まず、ボツリヌストキシン製剤の元祖とも言われているのが、アメリカのアラガン社製の「ボトックスビスタ」です。

厚生労働省が国内で初めて美容領域での使用を認めたこの製品は、現在日本法人であるアラガン・ジャパンが取り扱っています。

ボトックスビスタはボツリヌストキシン製剤では全世界的に有名な医療品であり、30年以上にわたる臨床実験の歴史を携えています。

ボトックスビスタの主成分は、ボツリヌス菌により作られるA型ボツリヌス毒素と呼ばれるものです。

アラガン社から認定をもらった医師のみがこのボトックスビスタの施術を行えることになっているため、安心感や信頼感を優先したい方におすすめの製剤といえます。

NABOTA(ナボタ)

ナボタは韓国で製造されているボツリヌストキシン製剤です。

韓国製のボツリヌストキシン製剤としては初めてアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得た製剤であり、KFDA(韓国食品医薬安全庁)にも認可されています。

また、大韓民国新薬開発賞である技術輸出賞を受賞した過去もあり、現在は世界60カ国以上の国と輸出契約を結んでいる製剤です。

ナボタは日本でも多くのクリニックで導入されています。

Neuronox(ニューロノックス)

ニューロノックスはMedy-Tox社の製品で、KFDAと呼ばれる韓国食品医薬品安全庁の認可を受けているボツリヌストキシン製剤であり、韓国では販売実績1位を獲得しています。

アラガン社と同様、米国ウィスコンシン大学の「type A hall菌株」を元としている製剤ですので、アラガン社製ボトックスのジェネリック製剤という表現もできます。

ボトックスビスタよりも費用を抑えて治療を行うことが可能なため、ボトックス注射にそれほど抵抗がない方や経験済みの方はニューロノックスによる治療がおすすめです。

BOTULAX(ボツラックス)

Hugel社製のボツリヌストキシン製剤であるボツラックスは、ニューロノックス同様KFDA(韓国食品医薬品安全庁)が承認している製品です。

こちらはボトックスビスタのジェネリック製品で、効果や持続時間もボトックスビスタとほとんど差異がありません

後発品でメーカー販売価格が安く設定されており、ボトックスビスタよりも費用を抑えて施術できるため、値段を気にする方におすすめです。

BOCOUTURE(ボコーチュア)

ボコーチュアはドイツのMerz Group Service Gmb社が開発したボツリヌストキシン製剤です。

旧名をゼオミンといい、ニューロノックスやボツラックス同様、韓国のKFDA(韓国食品医薬品安全庁)の承認を得ています。

さらに、2011年にアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)、そして欧州のCE(EU加盟国の基準を満たした証)の認可も得ているため、信頼性の高い製剤といえるでしょう。

従来のボツリヌストキシン製剤との違いは、繰り返し使用しても効果を期待できるという点です。

従来のボツリヌストキシン製剤は、繰り返し使用すると抗体ができてしまい効きにくくなるという欠点がありました。ボコーチュアはその原因となる複合タンパク質の含有量が極めて少ないため、繰り返し使用する場合にも向いています。

何度もボトックス注射を打ってきた方で効果の薄れを感じている場合は、ボコーチュアを試してみるのも一策です。

ボトックス注射の単位について

ボトックス 種類

ここでは、ボトックス注射で使用される単位について説明していきます。

ボトックス注射で使われる「単位」とは

ボトックス注射では、注入する量を「単位」で表現します。

ヒアルロン酸を打ったことがある方はご存知かもしれませんが、ヒアルロン酸の場合は「2cc」などというように、体積で注入量を数えますが、ボトックス注射は異なります。

そもそもボツリヌストキシン製剤は、粉末状の製剤です。(例外としてイノトックスのように液体型のものもあります)

粉末状となっている理由の一つ目としては、液状だと品質管理が難しいからです。そして二つ目は、患者の身体の状態によって濃度を変える必要があるからです。

ボツリヌストキシン製剤は、施術が始まる前に生理食塩水で希釈し、濃度を薄めた状態で使用することになります。

ボトックスといってもさまざまな種類がありますので、どのボトックスを使用するかによっても希釈濃度は異なります。クリニックによる違いもあるので注意です。

世界でもトップシェアを誇るアラガン社のボトックスビスタの場合は、「1ccあたり40単位(0.1ccあたり4単位)」で薄めることを推奨しています。そのため、多くの美容クリニック・美容皮膚科は、この推奨例に倣い、同じ濃度で希釈しています。

ボトックスの部位別目安量について

ボトックスの部位別目安量は以下の通りです。

部位

目安量

8〜20単位

眉間

8〜12単位

目尻

12〜24単位

人中

8〜10単位

口角

12単位

8〜10単位

エラ

50〜100単位

50〜100単位

以上はあくまでも目安ですので、ボトックス注射の注入単位量を詳しく知りたい方は、施術を受けるクリニックに聞いてみることをおすすめします。

ボトックス注射を打てる身体の部位

ボトックス 種類

ここでは、ボトックス注射を打てる身体の部位について紹介していきます。

お顔

おでこ、眉間、目尻、鼻、唇周辺、エラ部分にボトックス注射を打つことができます。

小顔にしたい方は、エラの筋肉にボトックス注射をすることでエラの張りを緩和させることができるため、エラボトックスがおすすめです。

また、ボトックス注射は花粉症にも効果があります。

ボツリヌストキシンの成分を含んだボトックスを鼻の粘膜に行き渡らせることで、副交感神経の興奮を抑制することができ、鼻水を抑えたり、目の痒みを緩和させることができます。

さらに、唇周辺の筋肉にボトックス注射をすることで筋肉の緊張を抑え、ガミースマイルを改善させることもできます。

肩周辺

僧帽筋と呼ばれる肩周辺の筋肉にボトックス注射を打つことが可能です。

これにより、僧帽筋の過度な緊張が緩和され、肩こりの改善が期待できます。

肩こりは運動不足やストレス、長時間のデスクワークなど、さまざまなことが引き金となり、慢性的な痛みが続くつらい症状です。

マッサージや薬物療法で一時的に緩和されますが、できれば長い時間効果のある治療を行いたいですよね。

そのようなときには肩ボトックスがおすすめです。筋肉の緊張が解れることで、肩周辺が軽くなるのを感じることができます。

ただし、注射を打ってすぐに改善されるわけではなく、1週間ほど経って少しずつ肩の重みが緩和されていくことになります。

脚部分

脚部分では、ふくらはぎ、太ももにボトックス注射を打つことができます。

ふくらはぎの筋肉が発達すると、筋肉太りを起こしてしまうことがあります。むくみであればストレッチやマッサージで解消できますが、筋肉太りの解消はできません。

そのため、普段からヒールを履いている方や、スポーツをやっている方など筋肉太りが気になる方はふくらはぎボトックス注射がおすすめです。

また、太もも部分はもともとの筋肉量が多い部分であり、さらに身体のより中心部にあるため、他の部位に比べると痩せにくい箇所だと言われています。

筋肉質な太ももにボトックス注射を打つと筋肉の働きが弱まり、ボリュームが減って、太ももがほっそりする効果が期待できます。

二の腕

ボトックス注射は二の腕にも打つことができます。

二の腕ボトックスをすることで肩から腕にかけての部分を細くすることが可能です。

ただし、脂肪で太くなっている二の腕には効果が薄いため注意が必要です。

あくまでも発達しすぎた筋肉の機能を抑制するためのボトックス注射ですので、二の腕が気になる方は一度カウンセリングにて相談してみることをおすすめします。

ワキ

ワキにもボトックス注射を打つことができます。これにより、ワキの臭いや脇汗を緩和することができます。

ワキガは、アポクリン腺とよばれる汗の腺から分泌される汗と、皮膚の表面に存在する雑菌が原因で引き起こされます。

原因に直接アプローチできる治療法は手術によりアポクリン腺を直接取り除くことですが、ボトックス注射による治療でもアポクリン腺から出る汗の量を減少させることができ、ワキの臭いを軽減できます。

手術をするとダウンタイムがあったり、出血したりなどのリスクがありますが、ボトックスはダウンタイムやリスクを抑えて治療できるところが魅力的なポイントです。

ボトックス注射で注意するべきポイント

ボトックス 種類

ここでは、ボトックス注射を行う際の事前・事後の注意点を紹介していきます。

ボトックス注射で事前に注意するべきこと

ボトックス注射を行う際、以下の条件に当てはまる方は治療が受けられないことがあります。

  • 妊娠している、または授乳中である
  • 近日中の妊娠を希望している
  • 65歳以上である
  • 以前ボトックス注射でアレルギー反応を起こしたことがある
  • 緑内障、慢性呼吸器疾患、重度の筋力低下、筋肉の萎縮に関する病気がある
  • ボトックスと相互作用のある薬を内服中である

以上の内容に該当する項目がある方は、施術前に通院予定のクリニックに必ず相談するようにしましょう。

また、他にも注意事項を記載しているクリニックがあったり、服用中の薬を確認するためにおくすり手帳を持参してもらう必要性がある場合もあります。

通院前に必ず確認しておきましょう。

ボトックス注射の施術後に注意するべきこと

ここでは、ボトックス注射の施術後に注意するべきことを紹介します。

  • 激しい運動はしない
  • 温泉、サウナなど急激な血流の変化がある行為は避ける
  • アルコールを控える
  • 施術後24時間は患部を触らない
  • 施術部位のマッサージおよびエステは避ける
  • 経過確認のため再来院をしていただくことがある
  • 発赤、内出血、つっぱり感などの違和感が生じることがある

施術後、過度に気になる痛みやかゆみが発覚した場合は、必ず通院しているクリニックに連絡し、早めに診てもらうようにしましょう。

まとめ

今回は、ボトックス注射の種類やボトックス注射を打てる身体の部位、施術する際の事前事後の注意事項について紹介しました。

お顔のボトックス注射であれば、エラボトックスをしてお顔を小さくできたり、鼻の粘膜にボトックスを浸透させて花粉症を改善できます。

また、肩周辺に注射を打って肩こりを解消したり、ふくらはぎや二の腕にボトックスを打って身体を部分的に細くしたりすることができます。

ボトックス注射自体にもさまざまな種類があるため、ご自身の希望に合ったものを選ぶといいでしょう。

今泉スキンクリニックは、アラガンジャパン注入指導認定指導医が在籍するクリニックです。

筋肉に作用するボトックス注射によって理想の仕上がりを目指すためには、多くの知識や技術が求められます。注入治療に興味がある方はぜひ当院の今泉スキンクリニックまでご相談ください。