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ボトックスの副作用・失敗例と対策│安全性や打ち続けるリスクも解説

ボトックス注射のバイアルと注射器、記事タイトルと記事概要文章

ボトックス注射は、表情ジワの改善や小顔治療、多汗症治療など幅広い目的で行われている施術です。

しかし、失敗例の写真などを見て「顔が不自然にならない?」「失敗すると元に戻らないのでは?」と不安になっている方もいるでしょう。

ボトックスには一時的な副作用やリスクが存在します。また、注入量や注入部位が適切でない場合には、見た目に影響するトラブルが生じることもあります。

ただし、副作用の多くは時間の経過とともに改善していきますし、事前に対策することで失敗のリスクを抑えることも可能です。

この記事では、ボトックスで起こり得る失敗例や副作用、対処法について詳しく解説します。

最終更新日:2026年6月24日

ボトックスの失敗例と対処法

エラ部分を押さえながらボトックス注射について医師に相談している女性

ボトックスは、ボツリヌストキシン製剤を注入することで、筋肉の緊張や過剰な働きを和らげる治療法です。

注入量や注入部位を誤り、表情筋に効きすぎたり、本来効かせるべきでない筋肉にまで作用したりすると、見た目や表情に不自然さが現れることがあります。

ボトックスで失敗してしまった場合の基本の対処法は「効果が切れるのを待つこと」ですが、場合によっては、ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物)を検討するケースもあります。

失敗例主な原因
表情の乏しさ・無表情注入量過多・部位の誤り
目が開きにくい(眼瞼下垂)額・眉間の筋肉に過剰作用
スポックブロー額中央への作用で眉尻のみ動く
左右非対称左右の量・位置の不均衡
目の下のたるみが目立つ繰り返し施術による筋力の低下
鼻の下が伸びる注入量過多・部位の誤り
皮膚がたるむ・頬がこける過剰注入、肌や骨格の状態

ここでは、ボトックスの代表的な失敗例と、原因や対処法についてそれぞれ詳しく解説します。

表情の乏しさ・無表情

ボトックスを誤った部位に注入したり、量が多すぎたりすると、表情筋が動かしにくくなり、表情が乏しく見えてしまうことがあります。

ほうれい線や口角など下顔面への注入を誤ると、筋肉がうまく動かなくなって笑えなくなったり、引きつった笑顔になったりします。

上顔面も同様で、例えば眼輪筋の動きを完全に止めてしまうと、笑顔になったときに「目が笑っていない」状態になってしまいがちです。

このような失敗を防ぐには、注入部位と注入量の見極めが重要です。

また、近年では筋肉の表層のみにアプローチする「マイクロボトックス」という手法も用いられています。

マイクロボトックスとボトックスの違いは?それぞれの効果も紹介

目が開きにくい(眼瞼下垂)

額や眉間のシワを目的に注入した際、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋にボトックスが過剰に作用すると、まぶたが重く感じられたり、目が開きにくくなったりすることがあります。

普段は眉毛を上げることで目を開けていたため、自分が眼瞼下垂であることに気付いていない「隠れ眼瞼下垂」の方もおり、施術前に眼瞼下垂の症状があるかどうかの見極めが重要です。

スポックブロー(眉尻がつり上がる)

ボトックスが眉の中央付近に作用し、眉尻だけが不自然につり上がってしまう状態を「スポックブロー」と呼びます。(「スタートレック」シリーズの登場人物「ミスター・スポック」が由来)

額や眉間のボトックス施術で見られる現象で、前頭筋には効いているものの外側の効きが弱いことが原因です。

つり上がった眉尻の上部分に少量を追加注入することで、バランスを整えます。

左右非対称

注入する量や位置、深さが左右で適切でないと、顔の動きにアンバランスが生じ、表情が左右非対称に見えることがあります。

ただし、施術直後であれば効き方の時間差の可能性があり、1か月ほど経つことで解消されることも多いです。

時間が経っても左右差が残る場合は、効果の弱い側への追加注入を検討します。

目の下のたるみが目立つ

ボトックスは目元のシワ治療にも用いられますが、繰り返し施術したことで眼輪筋の力が弱まると、眼窩脂肪(目の周りの脂肪)が突出して、目の下のふくらみ・たるみが目立って見えることがあります。

対処は効果が薄れるのを待つのが基本で、ボトックスの効果が薄れても目の下のたるみが目立つ場合は、たるみに対する治療を検討します。

鼻の下が伸びる

唇の縦ジワやガミースマイル治療で注入部位や注入量を誤ると、上唇が上がりにくくなり、鼻の下が伸びたように見えることがあります。

基本的には、ボトックスの効果が薄れていくのを待つことになります。

もともと人中が長めの方は、慎重に検討したうえで治療を受けましょう。

皮膚がたるむ・頬がこける

ボトックスの量が過剰だと、筋肉が必要以上にゆるんだり、頬にまで作用してしまったりして頬がこけたり、皮膚が余ってたるんで見えることがあります。

また、加齢によって皮膚の弾力が低下している方や、もともと顔の肉が少ない方、頬骨が高い方は、エラボトックス後にこけて見えることがあります。

効果が薄れるのを待つほか、こけた部分のボリュームをヒアルロン酸で補う治療も選択肢です。

ボトックスで一時的に起こることがある副作用・リスク

ボトックスの副作用について心配そうにしている女性

ボトックスはダウンタイムが少ない傾向にありますが、施術後は数日〜2週間ほど副作用が見られることがあります。

ここでは、ボトックス施術後に見られることがある代表的な副作用について解説します。

腫れ

ボトックス注射後には、注射部位に軽い腫れやむくみ、赤みが生じることがあります。

これは針による刺激や薬剤注入に対する反応によるもので、多くの場合は数時間から数日程度で落ち着きます

内出血

内出血は、比較的よく見られる副作用の一つです。

注射針が毛細血管に触れることで発生し、施術の技術にかかわらず一定の確率で起こる可能性があります。

多くは1〜2週間程度で自然に吸収され、メイクで隠せる程度のことがほとんどですが、大切な予定がある場合は余裕を持ってスケジュールを立てておきましょう。

違和感・噛みにくさ

ボトックスは筋肉の動きを抑える薬剤のため、施術後しばらくは施術部位の違和感やだるさを感じることがあります。

エラボトックスの場合、噛みにくさや食べるときに疲れると感じることもあります。

個人差もありますが、数週間〜1か月ほどすると、気にならなくなってくることがほとんどです。

頭痛・発熱

ボトックス注射後に、一時的な頭痛を感じることがあります。

注射による刺激や筋肉の緊張変化などが関係していると考えられており、症状は軽度であることが多く、数日〜1週間以内に改善するケースが一般的です。

また、頻度は高くないものの発熱・だるさ・筋肉痛といったインフルエンザのような体調不良を感じる方もいます。

このような症状が出た場合も、ほとんどは1週間以内に治まっていきます。

ボトックスの極めてまれな副作用・リスク

ここまでで紹介した副作用のほかにも、知っておきたいリスクもあります。

発生する頻度は非常に低く、過度に心配する必要はありませんが、万が一のリスクについても理解しておきましょう。

副作用・リスク内容
アレルギー反応発疹、かゆみ、腫れ、吐き気、蕁麻疹などが現れることがある
抗体形成ボトックスを繰り返し注入することで抗体ができ、効果が弱くなることがある
血腫大きな血のかたまりのコブができる状態
呼吸困難・嚥下障害過剰投与で起こる可能性がある
痛みが長く続く注射針によって神経が傷つき、痛みが続く。2〜3か月で軽減していくが、長期化することもある

ボトックスでのアレルギー反応は基本的には軽度で済むことがほとんどですが、ごくまれにアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるため、異変を感じたら速やかにクリニックに相談しましょう。

ボトックスでの失敗を避けるためのクリニック選びのポイント

ボトックスの副作用や失敗のリスクをできるだけ抑えるためには、施術を受けるクリニック選びが重要です。

ボトックスは注射だけのシンプルな治療に見えますが、適切な注入量や注入部位の判断には高度な知識と経験が求められます。

料金の安さだけで判断するのではなく、医師の経験や使用する製剤、アフターフォロー体制などを総合的に確認しましょう。

チェックポイント確認したい内容
医師の経験や知識ボトックスの症例数が豊富か。注入認定指導医の資格はあるかなど
使用している製剤厚生労働省承認のボトックスビスタなど信頼性の高い製剤を使用しているか
カウンセリングの丁寧さ希望や顔の動き・左右差を確認し、リスクや適応の有無まで説明してくれるか。できること・できないことを正直に伝えてくれるか
タッチアップ・アフターフォロー体制タッチアップや施術後の相談体制が整っているか

ボトックスについてのよくある質問

FAQと書かれた木製ブロック

ここでは、ボトックスを検討している方からよく寄せられる質問を、Q&A形式でまとめました。

Q:ボトックスの安全性は?

A:ボトックスは、世界中で長年使用されている治療法であり、適切に使用されれば安全性の高い施術とされています。

ただし、副作用やリスクをゼロにすることはできません。信頼できる医療機関で施術を受けることが重要です。

(参考:HARVARD MEDICAL SCHOOL『Safety of Botulinum Toxin A Injections for Facial Rejuvenation: A Meta-Analysis of 9,669 Patients』)

Q:ボトックスを打ってはいけない人はいる?

A:以下に該当する方は、ボトックス注射を受けられません。

  • 妊娠中・妊娠している可能性がある方、授乳中の方
  • ボトックスの成分に過敏症(アレルギー)の既往がある方
  • 重症筋無力症など、全身性の神経筋接合部の疾患がある方

このほか、持病や服用中の薬によっては施術を控えた方がよいケースもあるため、カウンセリング時に既往歴や内服薬について詳しく伝えましょう。

Q:ボトックスを打ち続けても大丈夫?

A:適切な治療間隔を守れば、長期的に継続しても大きな問題が生じる可能性は低いとされています。

ただし、短期間に過度な量を繰り返し注入すると抗体が形成され、効果が弱くなる可能性があります。治療間隔や注入量については医師の指示に従うことが大切です。

まとめ

ボトックスは注射のみで治療でき、ダウンタイムが少ないことがメリットですが、注入量や注入部位を誤ると失敗につながることがあります。

副作用については一時的なものがほとんどで、重大な合併症が起こることはごくまれですが、トラブルを避けて納得できる仕上がりにするためにも、価格だけで選ばず、信頼できるクリニックで施術を受けるようにしましょう。

今泉スキンクリニックでは、一人ひとりの顔立ちやご希望に合わせたボトックス治療を行っています。

ボトックス注射後は必要に応じてタッチアップも行うなど、アフターフォロー体制を整えておりますので、ボトックスが初めての方、副作用が心配な方もぜひ一度お気軽にご相談ください。

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