プルリアルデンシファイはどんな効果がある?肌再生・肌質改善したい人へ

顔に手を寄せる美肌の女性

プルリアルデンシファイは、肌に注射することで肌再生力の強化や肌質改善に効果を発揮する肌育製剤です。

この記事では、プルリアルデンシファイについて、効果から施術の流れや他の製剤との違いを詳しく紹介します。

また、よく比較されるジュベルックやリジュランとの違いについても詳しく解説します。

肌質改善に興味がある人、肌の悩みを抱えている人は記事をチェックして、プルリアルデンシファイを知るきっかけにしてください。

プルリアルデンシファイとは?

唇の横に両手の人差し指を添える女性の画像

プルリアルデンシファイは、ルクセンブルクのMD Skin Solutions社が開発した、CE承認(日本の厚生労働省にあたる機構)を得ているフィラーの1種として注目されています。

ポリヌクレオチド(PN)を主成分としていて、肌の自己修復を促進して強く健康な肌へ導くことを目指した新しいバイオスティミュレーター(生体刺激)製剤です。

プルリアルデンシファイの特徴

プルリアルデンシファイは、3種類の成分を配合した製剤です。

肌の修復作用のある主成分ポリヌクレオチド(PN)、潤いや弾力を与える非架橋ヒアルロン酸(HA)、抗酸化作用を持ちヒアルロン酸の分解を抑制するマンニトールの3つの成分を独自の比率で配合しています。

相乗効果でそれぞれの効果をより発揮して、長持ちする肌質改善が期待できます。

プルリアルデンシファイは対応部位が広いため、肌育をしたい人からさまざまな肌悩みを抱えている人まで、多くの悩みに対応しています。

また、プルリアルシリーズはタンパク質を完全に除去してあることから、アレルギー反応が起きづらいことも特徴です。

ただし、ポリヌクレオチド(PN)はサケ由来の成分のため、魚・魚卵アレルギーがある人は施術できないため注意してください。

主成分のポリヌクレオチド(PN)について

ポリヌクレオチド(PN)とは、サケから抽出される成分です。

主な作用は以下のようなものがあります。

  • 自己修復作用
  • 血管新生促進
  • コラーゲン生成の促進
  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用

肌の自己修復機構を活性化させる作用や血管新生の促進作用があり、ターンオーバーを促します。

コラーゲンを増生する作用もあるため、肌の内側から潤いやハリが出る肌再生効果もあります。

また、抗酸化作用、抗炎症作用などにより、ニキビ跡や肌の赤みの改善にも効果が期待できる成分です。

プルリアルデンシファイはどんな悩みに効果がある?

はてなマークと手の画像

プルリアルデンシファイは、どんな悩みに効果があるのでしょうか。

主な効果とおすすめな人を紹介します。

対応できる部位

プルリアルデンシファイは、顔全体・首・デコルテ・手の甲に対応しています。

顔の中でも、目の周りや口の周りなどの皮膚の薄いデリケートな部位は、プルリアルシルクという別の製剤で対応可能です。

期待できる効果

プルリアルデンシファイはさまざまな効果があり、以下のような効果が期待できます。

肌の潤いやハリ・ツヤアップ

ポリヌクレオチド(PN)が持つ自己修復を促す効果により、肌のターンオーバーのサイクルが早くなり、肌再生力が高まります

肌に水分が蓄えられるようになると、潤いがアップして乾燥や肌トラブルが減り健康な肌がキープできるようになるでしょう。

また、ヒアルロン酸の効果で弾力のアップも期待できるため、相乗効果でハリやツヤ感も出てきます。

小じわやたるみが目立たなくなる

コラーゲン生成を促進する効果により、弾力が向上して肌の内側からハリが出て、小じわを目立たなくさせます。

コラーゲンが増えて密度が高まってくると、顔がふっくらしてきてたるみも目立たなくなり、印象が変わるでしょう。

肌が潤って乾燥が減るため、乾燥小じわにも効果的です。

肌の凹凸の改善

ポリヌクレオチド(PN)と非架橋ヒアルロン酸の相乗効果でコラーゲンが増生されることにより、肌が修復されてニキビ跡や傷跡などの気になる凹凸が目立たなくなる効果も期待できます。

また、プルリアルデンシファイは妊娠線やストレッチマークなどの皮膚が盛り上がった部位への効果も期待できるため、お悩みの方は美容皮膚科へ相談してみましょう。

赤みや肌の色ムラ、色素沈着の改善

ポリヌクレオチド(PN)による抗炎症作用が皮膚の炎症を抑えることで、慢性的な赤みの改善が期待できます。

また、肌のターンオーバーが促進されるため、老廃物が排出されて透明感が出て、色ムラのある肌が均一に整っていきます。

ターンオーバーで色素沈着の原因でもあるメラニン色素の排出も促され、徐々に色味が改善される効果も期待できるでしょう。

こんな人におすすめ

プルリアルデンシファイは幅広い悩みに適しており、以下のような人におすすめです。

  • 肌育・肌再生力を高めたい
  • 肌の潤い、たるみを改善したい
  • ニキビ跡や傷跡が気になる
  • 妊娠線・ストレッチマークを改善したい
  • 小じわを目立たなくしたい
  • 赤みや色ムラを改善したい
  • 色素沈着やくすみを改善したい
  • アトピー性皮膚炎に悩んでいる
  • 首回りや手の甲のシワ、ボリュームダウンが気になる   など

このような悩みに、プルリアルデンシファイが効果を発揮します。

プルリアルデンシファイの施術について

青いゴム手袋をはめる女医の画像

プルリアルデンシファイの具体的な施術について、詳しく解説していきます。

注意事項なども含めて、美容皮膚科のカウンセリングで事前に確認しておきましょう。

施術時間施術は30~40分 準備なども含めて60分ほど目安
ダウンタイム注入直後に凹凸が起こることがありますが、翌日~数日で徐々になくなります。
痛み注入する部位により軽い痛みがあったり、注入時に鈍い痛みを感じる場合があります。
副作用・リスク赤みや腫れ、内出血、むくみ、かゆみなどが起こる可能性があります。
内出血が起こる場合がありますが、1~2週間で落ち着いてきます。
施術頻度初期治療は3~4週間で3回 以降は定期的に3ヵ月ごとの施術を推奨
注意事項以下に当てはまる人はプルリアルデンシファイの施術が受けられないため注意してください。 妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある ヘルペスの治療中 皮膚がんの治療中、もしくは患ったことがある アスピリン、抗凝固薬の服用中 魚・魚卵アレルギー

施術後の副作用のほとんどは施術後1~2週間で落ち着きますが、それ以上続いたり酷くなったりする場合は、すぐに施術を受けた美容皮膚科に相談しましょう。

施術後の注意事項

施術後の注意事項は以下のようなものがあります。

  • 当日は洗顔フォームなどを使わず、刺激を与えないように優しく洗う
  • 当日はシャワーのみで、翌日以降からは入浴可
  • 当日の飲酒、喫煙、激しい運動は避ける
  • メイクは翌日から可能
  • 施術後1週間は施術部位のマッサージを避ける
  • 施術後2週間はレチノール、AHA、ビタミンC、IPL、ケミカルピーリングなどの刺激が強い美容処置・スキンケアは使用しない

施術後は注意事項を守り、施術部位に刺激を与えないよう注意しましょう。

また、施術後に違和感が続く場合は、美容皮膚科を受診してください。

他の製剤との違い

首をそらし片手を当てる女性の画像

プルリアルデンシファイと他の製剤は、どのような違いがあるのでしょうか。

ここではタイプの似ているジュベルックとリジュランを例に、プルリアルデンシファイとの違いを解説します。

自分の悩みにはどの治療がいいのか悩んでいる人は参考にして、美容皮膚科へ相談してください。

プルリアルデンシファイジュベルックリジュラン
主成分ポリヌクレオチド(PN)ポリ乳酸(PDLLA)ポリヌクレオチド(PN)
製造地ヨーロッパ韓国韓国
期待できる効果シワ 赤み 乾燥肌 肌再生力のアップ コラーゲン生成などニキビ跡 毛穴開き ハリ・弾力向上 コラーゲン生成などシワ 肌質改善 保湿力の向上 コラーゲン生成など
施術間隔3~4週間ごと3回1~2ヵ月ごと3回2~3週間ごと3~4回
持続期間約半年~1年約1~2年約半年~1年

ジュベルックとの違い

大きな違いは主成分と効果の持続の仕方です。

ジュベルックの主成分ポリ乳酸(PDLLA)は、ジャガイモやトウモロコシ、サトウキビのでんぷんの抽出エキスから作られるものです。

どちらもコラーゲン生成の効果がありますが、ジュベルックは数か月かけて持続的にコラーゲンを増やし、プルリアルデンシファイは約3週間から効果を感じることが多いという、効果の出方が違います。

対応する悩みとしては、ジュベルックはニキビ跡や毛穴の開きに悩む人向けで、プルリアルデンシファイは肌そのものの弾力やハリ、シワなどに悩む人向けです。

また、施術間隔はジュベルックの方が少し短めです。

リジュランとの違い

主成分のポリヌクレオチド(PN)は同じですが、違いは製造方法と純度です。

プルリアルデンシファイの特徴として、タンパク質を完全に除去して製造されているため、アレルギーのリスクが少なく、純度が高くなっています。

プルリアルにも種類があるのと同じく、リジュランにも対応部位によって違う種類の製剤があります。

ただし、美容皮膚科にもよりますが、リジュランの方がプルリアルデンシファイよりも低価格であることが多いです。

悩みを抱えている部位や肌の状態、施術料金を含めて、美容皮膚科でカウンセリングを受けて相談しましょう。

まとめ

プルリアルデンシファイは肌の自己修復能力を高めて、肌本来の強さを取り戻し健康な肌に導く製剤です。

非架橋ヒアルロン酸(HA)とマンニトールを配合することにより、多くの悩みへの対応や相乗効果が期待できます。

加齢による肌の水分不足や弾力の衰えに悩んでいる人、ニキビや肌の赤みを改善したい人などは、プルリアルデンシファイを検討してみてはいかがでしょうか。

今泉スキンクリニックは、「その人らしい黄金バランスの美しさを引き出す」をコンセプトに、丁寧なカウンセリングでひとりひとりに合わせた治療を提案させていただきます。

肌質改善や肌育に興味のある人、プルリアルデンシファイを検討している人は、今泉スキンクリニックへぜひお気軽にご相談ください。

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