ヒアルロン酸注射は、気になる部位に注入することで様々な美容効果を得られる美容治療です。
顎にヒアルロン酸を注入することにより、立体的かつシャープな顎の輪郭を形成できます。
この記事では、顎のヒアルロン酸注射について詳しく解説します。
期待できる効果やダウンタイム、治療を受ける際の注意点、効果の持続期間などについてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
顎のヒアルロン酸注射とは
顎のヒアルロン酸注射は、顎にヒアルロン酸を注入することで、顎をシャープにして輪郭を整える美容治療です。
顎の輪郭を整える美容治療は脂肪吸引、糸リフト、RF治療などさまざまな種類がありますが、ヒアルロン酸注射は注射を打つだけで済む治療のため、体への負担が少ない特徴があります。
顎のヒアルロン酸注射は顎の輪郭にコンプレックスのある方や美容治療を初めて受ける方、なるべく短時間で治療を終えたい方などにおすすめです。
顎のヒアルロン酸注射で期待できる効果
顎のヒアルロン酸注射で期待できる効果は主に3つ挙げられます。
- 顎の輪郭をシャープにする
- 横顔を綺麗にする
- 口ゴボを緩和する
ここでは上記3つの効果についてそれぞれ解説します。
顎の輪郭をシャープにする
顎にヒアルロン酸を注射することで、顎の輪郭を整えてシャープにできます。
例えば丸い顎や四角い顎、割れ顎など患者さんによって顎の形状は異なりますが、顎先にヒアルロン酸を注射することで逆三角形のシャープな顎を形成できるのです。
顎先がシュッとしてスッキリとした印象になるため、小顔に見える効果も期待できます。
また小顔効果をより高めたい場合は顎先へのヒアルロン酸注射に加え、顔の脂肪吸引やエラのボトックス、フェイスリフトなどを併用するのがおすすめです。
これらの治療とヒアルロン酸注射を併用することによって、より自分の理想のフェイスラインに近づけられます。
横顔を綺麗にする
顎にヒアルロン酸を注射することで、横顔を綺麗にしてEラインを形成することができます。
Eラインはエステティックラインの略で、横から顔を見たときに鼻先と顎先を結んだ線のことです。
理想は口先がちょうどEラインに触れる状態とされており、出っ歯の場合はEラインが口先から出てしまい、しゃくれ気味の場合はEラインよりも口先が内側に入ってしまいます。
Eラインを形成する方法にはプロテーゼを挿入する方法などもありますが、効果が半永久的である一方、ダウンタイムが比較的長く体への負担も大きいという懸念点があります。
それに対し顎のヒアルロン酸注射はダウンタイムが数日~1週間程度と短く、体への負担も少ないです。
特に顎先が引っ込んでいる場合に効果的で、顎先にヒアルロン酸を注入することで顎を形成し、綺麗なEラインを作ることができます。
口ゴボを緩和する
顎のヒアルロン酸注射は、口ゴボを緩和できるメリットもあります。
口ゴボは口元が前に突き出して見える状態のことで、さらに具体的にいうと鼻先と顎を結ぶ線よりも前に出ている状態のことを指します。
口ゴボを緩和するための方法は主に3つあり、『鼻先を高くする』『口元を引っ込める』『顎先を出す』のいずれかによって解決可能です。
顎先を出す方法では、顎先にヒアルロン酸を注入するだけで解決できるため、比較的簡単で体への負担も少ないメリットがあります。
顎のヒアルロン酸注射のダウンタイム
顎のヒアルロン酸注射のダウンタイムは、3日〜1週間程度です。
現れる症状は注射痕や腫れ、発話や咀嚼動作の違和感などですが、数日で軽減されるケースが多いため過度に不安に思うことはありません。
また顎へのヒアルロン酸注射にはさまざまな製剤が使われますが、選ぶ製剤によっては時間経過により顎の高さが減ることがあります。
メイクは治療直後から可能です。
顎のヒアルロン酸注射の注意点
顎のヒアルロン酸注射を行う上で注意しなければいけないポイントが3つあります。
- ある程度の注入量が必要
- 注入しすぎは逆効果になることがある
- 顔のマッサージや頬杖は一週間程度避ける
ここでは上記3つの注意点についてそれぞれ解説します。
ある程度の注入量が必要
顎のヒアルロン酸注射では、効果を実感するためにはある程度の注入量が必要となります。
必要となる注入量の目安は個人差がありますが、0.5〜1.5cc程度です。
1本分(1cc)のヒアルロン酸を注入する方が多いですが、顎をしっかり出すには不十分な場合もあり、治療後に変化があまり実感できない可能性があります。
そのためあらかじめヒアルロン酸の注入量を増やさなければいけない可能性があることを考え、クリニックや料金プランを選ぶことが大切です。
クリニックによっては打ち放題の料金プランを設けているところもあるため、自分の悩みや予算に合わせて選びましょう。
注入しすぎは逆効果になることがある
効果をしっかり実感したいからといってヒアルロン酸を注入しすぎると、かえって逆効果になることがあります。
ヒアルロン酸を注入しすぎることで、顎が大きくなったりしゃくれてしまったりする場合があるのです。
ヒアルロン酸注射は、医師の知識や経験をもとに注入量や注入部位を決めていきます。
ヒアルロン酸注射を何度も行っていると注入後の顎に見慣れてしまい、さらに注入量を増やそうとする方がいますが冷静な判断が必要です。
必ず医師に顎の状態や顔全体のバランスを見てもらい、アドバイスを聞いた上で治療すべきか検討しましょう。
顔のマッサージや頬杖は一週間程度避ける
ヒアルロン酸注射の治療後は、顔のマッサージや頬杖は一週間程度避けましょう。
注入したヒアルロン酸は定着して自然に馴染むまでに時間がかかるため、その間にマッサージをしたり頬杖をついたりするとヒアルロン酸が移動してしまう恐れがあるのです。
さらにヒアルロン酸が移動して輪郭が歪になる可能性があるだけでなく、血流が良くなることで腫れや内出血が強く出やすくなります。
マッサージのし過ぎによってヒアルロン酸が通常よりも早く吸収される恐れもあるため、普段マッサージを習慣にしている方は注意しましょう。
顎のヒアルロン酸注射の効果持続期間
注入したヒアルロン酸は、時間の経過とともに徐々に体内に吸収されていきます。
ここでは顎に注入したヒアルロン酸の効果持続期間について確認しましょう。
持続期間は3か月~1年程度
顎のヒアルロン酸注射の効果持続期間は3か月〜1年程度が目安です。
ただし、ヒアルロン酸の効果持続期間は、使用する製剤によって異なります。3か月程度で効果が薄くなってくるものもあれば、1年程度効果が長持ちするものもあるのです。
ヒアルロン酸が減ってきたら、その都度注入が必要となります。
追加注射により長時間の持続が可能
ヒアルロン酸の追加注射を繰り返していると、長期間の持続が可能になります。
1回目より2回目、2回目よりも3回目の方が効果が持続しやすくなり、2〜3回追加注入を行った後はしばらくは注入の必要がないケースも多いです。
顎のヒアルロン酸注射に関するよくある質問
顎のヒアルロン酸注射に関するよくある質問をまとめました。
- 顎のヒアルロン酸注射をすると顎が長く見える?
- 顎にヒアルロン酸注射をするとバレる?
- 何歳から顎のヒアルロン酸注射を受けられる?
- 妊娠中でも顎のヒアルロン酸注射は受けられる?
ここでは上記4つの質問についてそれぞれ解説します。
顎にヒアルロン酸注射をすると顎が長く見える?
顎のヒアルロン酸注射は下方向ではなく斜め前方向に行うため、顎が長く見えるリスクはほとんどありません。
しかし元の顎の形や長さによってはヒアルロン酸注射によって顎が長く見える可能性があるため、治療をおすすめできない場合もあります。カウンセリングの際に相談してみましょう。
顎にヒアルロン酸注射をするとバレる?
治療前後で変化が大きいと、周囲にバレる可能性があります。
周囲の人にヒアルロン酸注射をしたことをバレたくない場合には、自然な仕上がりにしなくてはいけません。
自然な仕上がりにするには高い技術力が必要となるため、クリニック選びの際は治療実績が豊富なところを選ぶと良いでしょう。
何歳から顎のヒアルロン酸注射を受けられる?
顎のヒアルロン酸注射を受けられる年齢の規定は、クリニックによって異なります。
未成年の方など年齢によっては親権者の同意書や同伴が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
妊娠中でも顎のヒアルロン酸注射は受けられる?
顎のヒアルロン酸注射は、妊娠中・授乳中の方は受けることができません。出産・授乳が終わり、落ち着いてきたら治療を検討してみてください。
まとめ
顎のヒアルロン酸注射は、顎にヒアルロン酸を注入することで顎の輪郭をシャープにして、輪郭を整える美容治療です。
顔の輪郭を整える美容治療はいろいろとありますが、ヒアルロン酸注射は治療時間が10分程度で終わり、体への負担も少ないメリットがあります。
そのため初めて美容治療を受ける方や体に負担の少ない美容治療を探している方、短時間ですぐに効果が現れる美容治療を受けたい方に適しているでしょう。
ヒアルロン酸は注入後、3か月〜1年程度の時間をかけて徐々に体内に吸収されていってしまうため、効果が薄くなってきたと感じたら都度注射することをおすすめします。
今泉スキンクリニックでは、一人ひとりのお顔立ちを見極め、自然で美しい仕上がりになるようなヒアルロン酸注射を行っています。
数種類のヒアルロン酸から患者さんに合ったものを選んで治療を行っているため、ヒアルロン酸注射を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。
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