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ヒアルロン酸が馴染むまでどれくらい?期間や段階的な変化も解説

手鏡で自分の顔を見て気になる部分に手を当てる女性の画像

ヒアルロン酸注射は、シワを持ち上げる効果や顔の輪郭を整える効果が期待できる施術として、多くの人から支持を受けています。

しかし、施術を初めて受ける際には、『どのくらいの期間でヒアルロン酸が肌に自然に馴染むのだろう?』といった疑問や不安を持つかもしれません。

そのような疑問・不安は解消し、施術後のケアや注意点などについて知っておくと、ヒアルロン酸注射を受けてから馴染むまでの期間も心配しすぎずに過ごしやすくなるでしょう。

この記事では、ヒアルロン酸注射後に起こる肌の変化や、体内でヒアルロン酸が馴染むまでの具体的な期間、施術後のケアや注意点などについて詳しく紹介します。

ヒアルロン酸が自然に馴染むまでの時間

時計とカレンダーの画像

ヒアルロン酸が自然に馴染むまでの時間は、一般的に2週間から4週間程度です。

施術後の経過を正しく理解し、適切なケアを行うことによって、自然な仕上がりに近づけるでしょう。

ここでは、施術直後の一般的な様子と、その後の馴染むまでの段階的な変化について詳しく紹介します。

施術後に見られる反応や経過時間

施術直後には、ヒアルロン酸を注入した部位に腫れや赤みが現れるケースが見られます。いわゆるダウンタイムにあたる反応です。

このようなダウンタイムの反応は、施術から数日ほどで少しずつ落ち着いていくことが一般的なため、深刻に心配する必要はほとんどありません。

また、腫れや赤みといっても、メイクをすれば隠れる程度であることも多く、日常生活に支障が出にくい特徴もあります。

ただ、症状がひどいと感じたり、長期間経過しても治まらなかったりする場合には、クリニックでの相談をおすすめします。

また、以下の方法を取り入れてみるのも効果が期待できるでしょう。

  • 冷却パックで冷やす
  • 施術直後の激しい運動を避ける
  • 施術部位をさわらない、こすらない

このようなケアは腫れや赤みなどの軽減に役立つため、気になる人は取り入れてみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸のダウンタイムについては、ヒアルロン酸の注入部位ごとに以下の記事で詳しく紹介しています。あわせてご参考ください。

ヒアルロン酸注射のダウンタイムはいつまで?注入部位ごとの症状について解説

馴染むまでの段階的な変化と時間の目安

ヒアルロン酸が完全に馴染むまでの期間は、一般的に2〜4週間です。

注入されたヒアルロン酸はすぐに馴染むのではなく、少しずつ皮膚組織と一体化していく性質をもっています。

注入直後は皮膚にふくらみや違和感を覚えることがありますが、2〜3週間目には肌が柔らかくなり、自然な感触が戻ってくるでしょう。

1か月経過する頃にはしっかり馴染むようになり、見た目や触れた感覚などにも違和感がなくなることがほとんどです。

個人差はあるものの、適切な施術をしていればやがて自然に馴染むようになります。

『なかなか馴染まない……』と心配しすぎず、時間の経過を待ってみてください。

ヒアルロン酸とは?効果と持続期間

両手で自分の両頬を包む笑顔の女性の画像

美容医療において、ヒアルロン酸はシワの改善、輪郭の悩みへのアプローチなどに利用され、自然な見た目の効果が期待されている成分です。

ここでは、ヒアルロン酸の基本的な役割、施術の効果、持続期間などについて紹介します。

ヒアルロン酸の基本情報とその役割

ヒアルロン酸はもともと体内にあり、高い保湿力を持ち、肌に潤いと弾力を与える重要な成分です。

ヒアルロン酸1gで約2~6Lの保水力があります

しかし、体内にあるヒアルロン酸は加齢により減少するため、それにともなって肌の乾燥やシワ、たるみなどが目立つようになってしまいます。

ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を補充することによって肌にふっくらとした弾力をもたらし、自然な見た目への効果を目指す施術です。

また、もともと体内にある成分であることから生体適合性が高く、アレルギーのリスクが低いのもメリットのひとつになるでしょう。

重篤なトラブルが起こりにくいため、多くの患者さんがトライしやすい施術です。

ヒアルロン酸注入の施術とその効果の持続期間

一般的に、ヒアルロン酸注射は短時間で効果が現れ、約半年~1年の持続効果が期待できる施術です。

ただし効果の持続については、個人の体質や使ったヒアルロン酸の種類、注入量によって違います。

また、効果を維持し続けるためには定期的な施術によるメンテナンスが有効です。

医師との相談で適切な施術間隔を決め、美しさを保っていきましょう。

ヒアルロン酸が馴染むまでのプロセス

ヒアルロン酸が体内で自然に馴染むまでには、約2〜4週間かかると考えておきましょう。

施術直後は腫れや赤みが見られることがありますが、1週間ほどで落ち着きます。

やがてヒアルロン酸は少しずつ皮膚の組織と馴染んでいき、肌の弾力を回復させ、自然な仕上がりになっていくでしょう。

2〜3週間後には肌に違和感がなくなり、見た目も自然な状態に整います。

馴染むまでは施術部位に引きつれや違和感が生じるケースもありますが、ほとんどの場合はヒアルロン酸が馴染むにつれて解消されていく症状です。

しかし、苦痛を覚えるほどであれば何らかのトラブルが起きている可能性もあるため、医師に相談してみてください。

ヒアルロン酸施術を受ける際のポイント

鏡の前で笑顔の女性の画像

ヒアルロン酸の注入は、悩みを解消したい部位や個人の体質などを理解した上で施術を行うことが大切です。

また、定期的なメンテナンスや施術後のセルフケアも、自然な仕上がりを保つために重要な要素になるでしょう。

ここでは、ヒアルロン酸の施術を受ける際に意識しておきたいポイントを紹介します。

施術部位や個人の体質を考慮する

ヒアルロン酸注射をする際には、悩みを解消したい部位やアレルギーの有無などを医師と相談しながら決定しましょう。

例えば、以下のような点はしっかりと理解しておく必要があります。

  • どの部位に注入するか
  • 注入量はどれくらいになるのか
  • 副作用の心配はあるのか
  • もしも副作用が出た際の対応法 など

ヒアルロン酸は比較的アレルギーが出にくいと言われていますが、万が一のトラブルもあります。

また、施術そのものへの疑問などをもつこともあるでしょう。

事前にカウンセリングを行い、医師の管理のもと、適切な施術を受けることが大切です。

施術の頻度と定期的なメンテナンスの重要性

ヒアルロン酸の効果は一時的なもので、時間とともに体内に吸収されていきます。

効果を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

一般的には6か月から1年ほどで再施術が推奨されますが、効果の持続期間は施術部位やヒアルロン酸の種類、個々の代謝速度によって異なる可能性があります。

そのため、施術頻度は医師と相談した上で決定するとよいでしょう。

定期的なメンテナンスを行うことにより、肌の状態を安定させ、長期的に若々しい外見を保ちやすくなります。

シワやたるみなど、肌で気になる部分は加齢とともにどうしても増えることが多いですが、定期的なメンテナンスを取り入れて悩みをカバーしていきましょう。

より自然な仕上がりを目指すためのコツ

ヒアルロン酸施術後の仕上がりを自然に見せるためには、施術後のライフスタイルも考慮することをおすすめします。

施術後は以下のような行動を控えましょう。

  • 激しい運動
  • 施術部位への強いマッサージ

このように、施術部位への刺激を抑えることが重要になります。

強い刺激は注入したヒアルロン酸の位置をずらしたり、形を変えてしまったりする可能性があるためです。

『理想通りの位置からずれている』『形が歪んでいる』という状態は、自然な仕上がりとはかけ離れてしまうでしょう。

ジョギングやトレーニングジムなどの運動や、施術部位をもみほぐすようなマッサージは、ヒアルロン酸が馴染む2~4週間は控え、位置のずれや変形を防ぐことをおすすめします。

【注意】RF美顔器の使用は医師と相談を

RF美顔器は血行促進やたるみ・ハリなどへのアプローチが期待できる美容機器ですが、ヒアルロン酸注入との相性がよいというわけではありません。

使用によってヒアルロン酸が体内に吸収される速度を速めてしまう恐れがあるため注意が必要です。

RF美顔器は高周波のラジオ波を発生させ、肌細胞にアプローチして新陳代謝促進を狙う仕組みです。

しかし、ヒアルロン酸を注入した部位の新陳代謝を過度に促進すると、ヒアルロン酸が速く吸収される可能性が否定できないのです。

『RF美顔器でセルフケアをしたい』『以前からサロンでやっている』という人もいるかもしれませんが、まずは医師と相談してみることをおすすめします。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、シワやたるみの改善、輪郭へのアプローチなどに効果が期待できる施術です。

しかし、施術後に自然に馴染むようになるまでには一定の期間が必要であり、約2〜4週間はかかると考えておくとよいでしょう。

また、効果を維持するためには定期的なメンテナンスや日常生活での注意が必要です。

自然な仕上がりで効果を維持するために、医師との相談の上、メンテナンスを進めていきましょう。

今泉スキンクリニックでは、患者さん一人ひとりのお悩みに合わせたヒアルロン酸注射をご用意しています。

より自然で美しい仕上がりをご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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