
ヒアルロン酸注射は美容医療の中でも人気の治療の一つで、シワやたるみ、ほうれい線、フェイスラインなどさまざまなお悩みの改善が期待できます。
ヒアルロン酸注射を考えている方の中には、脱毛と同時にしても良いのか悩んでいる方もいるでしょう。
この記事では、ヒアルロン酸注射後に脱毛をする場合の注意点について解説します。
ヒアルロン酸注射の効果や副作用、安全に施術を受けるためのポイントなどもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
ヒアルロン酸注射の効果

ヒアルロン酸注射は主に以下のような効果が期待できます。
- シワやたるみの改善
- 目の下のクマの改善
- ほうれい線の改善
- ゴルゴラインの改善
- マリオネットラインの改善
- フェイスラインの改善
- 唇のボリュームアップ
ここでは上記7つの効果についてそれぞれ解説します。
シワやたるみの改善
ヒアルロン酸注射では、シワやたるみの改善効果が期待できます。
シワやたるみは加齢に伴って徐々に増えて目立っていくもので、セルフケアでは限界を感じる方も少なくありません。
口元や目元、額などに生じる表情ジワに対しヒアルロン酸注射をすることで、シワや溝を内側から押し上げ、目立たなくさせます。
またしわが目立たなくなるだけでなく、肌のハリが改善される効果も期待できるため、化粧ノリが良くなるメリットもあります。
目の下のクマの改善
ヒアルロン酸注射は、目の下のクマの改善にも効果が期待できます。
目の下にできるクマにはいくつかの種類がありますが、黒クマまたは青クマの場合はヒアルロン酸注射がおすすめです。
黒クマは加齢に伴い目の下にできる凹みやたるみが原因のクマで、青クマは血行不良が原因で起こるクマです。
膨らみや凹みなどの症状に適したテクスチャのヒアルロン酸を使用することで、目の下のクマ改善を目指せます。
ほうれい線の改善
ヒアルロン酸注射はほうれい線を改善する効果も期待できます。
ほうれい線は鼻両脇から口角外側にかけて現れる線で、加齢に伴って徐々に目立つようになっていきます。
ほうれい線はセルフケアを行わずに放置しているとどんどん溝が深くなっていってしまうため、早めにケアを行うことが大切です。
ヒアルロン酸を注入することで内側から溝を持ち上げ、目立ちにくくすることができます。
セルフケアよりも確実ですぐに効果が実感できるため、ほうれい線に悩んでいる方は施術を検討してみるとよいでしょう。
ゴルゴラインの改善
ゴルゴラインは目の下から頬中央に沿って斜め下方にできるシワのことで、目周辺や頬の筋肉の老化によって生じます。
このゴルゴラインも、ヒアルロン酸注射によって目立ちにくくすることが可能です。
ゴルゴラインの改善にはさまざまな治療方法がありますが、ヒアルロン酸注射は短時間で施術が完了するため、忙しい方も治療を受けやすいメリットがあります。
マリオネットラインの改善
マリオネットラインは口角から顎に向かって伸びるシワのことで、主に口周りの筋肉の衰えや皮膚・皮下脂肪のたるみなどによって生じます。
顔にできるシワにもさまざまな種類がありますが、特に口元は日常生活でよく動かす部位であるため、シワやたるみが生じやすいです。
マリオネットラインにヒアルロン酸を注入することで、口元にできるシワやたるみを目立たなくできます。
フェイスラインの改善
ヒアルロン酸注射はフェイスラインの改善効果も期待できます。
たるみや凹みなどが気になる部分にヒアルロン酸を注入することで、理想のフェイスラインやEラインを目指すことが可能です。
また顔の輪郭を整えるだけでなく、鼻を高く見せたり涙袋を作ったりする目的で施術を行うケースもあります。
唇のボリュームアップ
唇にヒアルロン酸を注入することで、ふっくらとした唇にすることも可能です。
自分の理想的な形状の唇にできるのはもちろんのこと、潤いやハリのある唇にできるのも大きなメリットです。
また唇の縦ジワが気になる場合にも、ヒアルロン酸注射が適しています。
ヒアルロン酸注射後に起こり得る症状

ヒアルロン酸注射後に起こり得る症状として、以下のようなものが挙げられます。
- 筋肉痛のような痛み
- 内出血
- 腫れ
- しこり
ここでは上記4つの症状について解説します。
筋肉痛のような痛み
ヒアルロン酸注射後には筋肉痛のような痛みを感じる場合があります。痛みは一時的なもので、数時間〜数日程度でおさまる場合が多いです。
痛みの強さには個人差がありますが、人によっては患部にツッパリ感が生じることもあります。
この違和感は1週間程度で解消されることが多いため、症状が落ち着くまでは患部を触らないようにしましょう。
内出血
ヒアルロン酸注射では注射針を皮膚に刺すため、内出血が生じる場合があります。
これは刺した注射針が細い血管に当たることで生じるもので、施術翌日以降に起こる場合が多いです。
数日から数週間程度で徐々に元の肌の色に戻っていくため、過度に不安に思う必要はありません。
内出血は皮膚の薄い部分に生じやすいため、目の周りやほうれい線などにヒアルロン酸を注入する場合は注意しましょう。
腫れ
ヒアルロン酸注射後、一時的に患部が腫れることがあります。
特に額や目の上、唇などで生じやすい症状で、数日から1週間程度で治まる場合が多いです。
ヒアルロン酸注射直後は皮膚が硬く感じられますが、時間の経過とともに徐々にヒアルロン酸が馴染んで1週間程度で元の柔らかさになります。
注入したヒアルロン酸が安定するまでは、なるべく患部を触らないようにしましょう。
しこり
注入したヒアルロン酸が一か所に固まることで、しこりのようなものができることがあります。
ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、基本的に問題がある症状ではありません。
しかし痛みを伴う場合や見た目が気になる場合は、医師に相談してみましょう。ヒアルロン酸を分解する処置を行うことも可能です。
ヒアルロン酸注射後に脱毛をしても良い?

ヒアルロン酸注射後に脱毛をする場合、施術を受けるタイミングに注意が必要です。
ここではヒアルロン酸注射前後に脱毛をするときの注意点について解説します。
ヒアルロン酸注射後1か月以上間隔を空ける
ヒアルロン酸注射後に脱毛をする場合は、1か月以上間隔を空けるようにしましょう。
注入したヒアルロン酸は安定するまでに数週間程度時間がかかります。
ヒアルロン酸が安定する前に脱毛レーザーを照射してしまうと、レーザーの熱によってヒアルロン酸が分解されやすくなり、本来の効果を実感しにくくなる可能性があります。
さらに効果の持続期間が短くなる恐れもあるため、ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるためにも、脱毛をするタイミングには十分注意しましょう。
ヒアルロン酸注射直後に脱毛をすると炎症が悪化する恐れがある
ヒアルロン酸注射直後に脱毛をするリスクとして、施術直後の炎症が悪化する恐れがある点も挙げられます。
ヒアルロン酸注射後は肌が敏感な状態になっており、その状態で脱毛レーザーの光や熱の刺激が加わると、痛み・内出血・腫れなどの症状が悪化する可能性があるのです。
また症状が悪化するだけでなく、色素沈着ややけどなどの肌トラブルの原因になる恐れもあります。
ヒアルロン酸注射後に脱毛をする場合は、肌の炎症が完全に治まるのを待ちましょう。
ヒアルロン酸注射前に脱毛をするときの注意点
ヒアルロン酸注射前に脱毛をする場合も注意が必要です。
脱毛後も肌に炎症が起こる場合があり、炎症が残っている状態でヒアルロン酸注射をすると症状が悪化する恐れがあります。
またヒアルロン酸注射の仕上がりにも悪影響を及ぼす可能性があるため、脱毛後にヒアルロン酸注射をする場合は十分に期間を空けて、健康的な肌の状態で治療を受けましょう。
適切な間隔については、医師に相談しておくと安心です。
ヒアルロン酸注射を安全に受けるためのポイント

ヒアルロン酸注射を安全に受けるためのポイントは3つ挙げられます。
- 施術後の注意点を守る
- 施術後のアフターケアを徹底する
- 信頼できるクリニックを選ぶ
ここでは上記3つのポイントについてそれぞれ解説します。
施術後の注意点を守る
ヒアルロン酸注射を安全に受けるためには、施術後の注意点をきちんと守ることが大切です。
施術後にしてはいけないこととして、以下が挙げられます。
- 入浴・サウナ
- 激しい運動
- 飲酒
- 日焼け
- 注入部位のマッサージ
- 患部への刺激
ヒアルロン酸注射後に入浴やサウナ、激しい運動などの血行が良くなる行動をすると、内出血や腫れなどの炎症が悪化する恐れがあります。
また注入部位のマッサージは、ヒアルロン酸が移動する可能性があるため控えましょう。
施術後のアフターケアを徹底する
ヒアルロン酸注射後は、施術後のアフターケアを徹底することが大切です。
施術後は内出血や腫れなどの炎症が起こりやすいですが、患部を冷やすことでダウンタイムを短くできます。
患部を冷やす際は保冷剤や氷を直接患部に当てるのではなく、タオルに巻いて当てるようにしましょう。
また施術後のアフターケア体制が整ったクリニックを選ぶことで、万が一トラブルが起きてしまった場合でも柔軟に対処してもらえます。
信頼できるクリニックを選ぶ
ヒアルロン酸注射を安全に受けるためには、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
クリニック選びのポイントとして以下が挙げられます。
- ヒアルロン酸注射の実績・経験が豊富な医師が在籍している
- ヒアルロン酸注射の症例数が豊富
- カウンセリングが丁寧
- 品質の高い施術を提供している
上記のポイントを押さえたクリニックを選ぶことで、医師の技量や経験不足による施術ミスを防ぎやすくなります。
まとめ
ヒアルロン酸注射前後に脱毛をする場合は、施術を受けるタイミングに注意が必要です。
脱毛は、ヒアルロン酸注射後1か月以上間隔を空けて行いましょう。
ヒアルロン酸が安定していない状態で脱毛レーザーを照射してしまうと、ヒアルロン酸の効果が弱まったり持続期間が短くなったりする恐れがあります。
ヒアルロン酸前後の脱毛について疑問や不安がある場合は、医師に何でも相談してみましょう。
今泉スキンクリニックでは、オリジナル注入手法『今泉式』によるヒアルロン酸注射を行っています。
肌状態や脂肪、筋肉の位置を見極め、患者さん一人ひとりに適した施術を行っているため、シワやたるみでお悩みの方はぜひ当院まで気軽にご相談ください。