• ヒアルロン酸

ヒアルロン酸を長持ちさせる9つの方法|部位別の持続期間・NG行動も紹介

ヒアルロン酸注射の施術を受けている女性

シワやたるみ、輪郭形成など多くの悩みにアプローチできるヒアルロン酸注射は、幅広い年代の方に選ばれている方法です。

ヒアルロン酸注射の効果は永久的ではありませんが、製剤の種類や医師選び、注入方法など、ちょっとした工夫をすることで、長持ちさせることにつながります。

この記事では、ヒアルロン酸注射の効果が続く期間の目安から、長持ちさせるためのコツ、避けたいNG行動を詳しく解説します。

これから施術を検討されている方も、すでに定期的に受けられている方も、ご自身に合ったメンテナンス計画を見直すヒントとして参考にしてみてください。

最終更新日:2026年5月28日

ヒアルロン酸注射の持続期間はどれくらい?

ヒアルロン酸注射とは、顔の気になる部位にヒアルロン酸を注入することで、シワを改善したり皮膚の凹凸をなめらかにしたり、鼻やあごの形を整えたりなどの美容効果が期待できる施術です。

ヒアルロン酸注射の効果は永久ではなく、時間の経過とともに少しずつ体内へ吸収されていきます。

ここでは全体的な持続期間の目安と、部位ごとの違いを紹介します。

6か月〜12か月が一般的な目安

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は、製剤の種類や注入部位、注入量などによって異なります。

個人差もあるため一概にはいえませんが、一般的には施術から2週間程度で効果が安定し、その後は6〜12か月程度持続するケースが多いです。長いものだと24か月続くこともあります。

当院のヒアルロン酸注射について、詳しくはこちらのページをご覧ください。

ヒアルロン酸注射

部位別の持続期間の目安

ヒアルロン酸が吸収される早さは、注入部位や層によっても異なります。

以下は一般的な目安です。

部位持続期間の目安
額(おでこ)約6か月〜24か月
涙袋約6か月〜12か月
約12か月〜24か月
約6~24か月
ほうれい線約6か月〜12か月
約3か月〜6か月

会話や食事で頻繁に動かす口元はやや短め、動きの少ない額・鼻・顎は長めに保たれやすい傾向にあります。

なお、上記はあくまで目安であるため、詳しい持続期間についてはカウンセリング時に医師に確認しておくといいでしょう。

ヒアルロン酸注射の持続期間に影響する要素

ヒアルロン酸注射の持続期間には、製剤の特性に加え、注入する層や部位、生活習慣、体質などさまざまな要素が関係しています。

ヒアルロン酸製剤の種類

ヒアルロン酸製剤は、架橋(分子同士のつなぎ方)の密度や粒子の大きさによって硬さや吸収のスピードが異なります。

以下は、一般的によく使用されている代表的なヒアルロン酸製剤の効果持続期間です。

ヒアルロン酸は製剤によって硬いものと柔らかいものがあり、一般的に硬めの製剤の方が吸収されるスピードが遅く、長続きしやすい傾向にあります。

製剤名効果持続期間の目安
ジュビダームビスタ®︎ボリューマXC2年程度
ジュビダームビスタ®︎ボリフトXC1年程度
ジュビダームビスタ®︎ボルベラXC1年程度
ジュビダームビスタ®︎ボラックスXC1年半程度〜
ジュビダームビスタ®︎ボライトXC9か月程度〜
クレヴィエルシリーズ1年〜1年半程度
レスチレンヴィタールライト6か月〜1年程度
テオシアル®︎リデンシティII9か月〜1年程度
レスチレン®︎リド3〜6か月程度
ベロテロシリーズ1〜2年程度

鼻や顎などの輪郭形成には硬めの製剤、涙袋や唇には柔らかめの製剤が使われることが一般的です。

どのようなヒアルロン酸製剤を選ぶかは目的・部位によって変わるため、自分にはどんな製剤が適しているか、医師と相談してみましょう。

なお、当院では厚生労働省の認可を受けたアラガン社のジュビダーム®︎シリーズや、ガルデルマ社のレスチレンシリーズなど、品質にこだわったヒアルロン酸製剤を使用しております。

注入部位の層や動き

ヒアルロン酸は、どの層へ注入するかによっても持続期間が変わります。

骨膜上や深い層へ注入したヒアルロン酸は安定しやすく、浅い層へ注入した場合は吸収が早くなる傾向があります。

また、表情筋の動きが多い部位では物理的刺激が加わりやすいため、分解が進みやすくなります。

例えば、唇や口周囲は会話や食事で頻繁に動くため、鼻や顎より持続期間が短くなりやすい部位です。

体質・代謝など個人差

同じ部位に同じ量を入れても、効果の持ちに違いが出ることがあります。

これは、体質や代謝などに個人差があり、ヒアルロン酸の吸収スピードが異なるためです。

ダウンタイム中の過ごし方や生活習慣も影響するため、施術後はアフターケアだけでなく、日常生活を整えることを意識しましょう。

医師の技術力

医師の技術力も、ヒアルロン酸の持続期間や仕上がりに影響する要素です。

例えば、適切な深さへ均一に注入できていない場合、ヒアルロン酸が偏って吸収されたり、凹凸感が出たりする可能性があります。

また、ヒアルロン酸注射には内出血や腫れといった副作用のほか、極まれではあるものの血流障害やアレルギーといったリスクもあります。

解剖学的知識や技術力があり、ヒアルロン酸注射の経験が豊富な医師を選ぶことが大切です。

ヒアルロン酸注射に期待できる効果

以下は、ヒアルロン酸注射に期待できる美容効果の例です。

  • シワ・たるみを改善する
  • ほうれい線・ゴルゴライン・マリオネットラインを目立たなくする
  • こめかみや頬のボリュームを改善する
  • 目の周りのくぼみを改善する
  • 涙袋を形成する
  • 唇のボリュームをアップする
  • 理想の鼻筋やあごを形成する
  • 口角を上げる など

ヒアルロン酸は、もともと人の皮膚や眼球、関節などに存在する成分ですが、30歳くらいから徐々に減少し始めます。

ヒアルロン酸注射であれば、年齢に伴うエイジングサインの改善を目指せるほか、ヒアルロン酸製剤の種類によっては鼻やあごに注入して理想の形に整えたり、顔全体に立体感を出したりする施術も可能です。

また、施術時間も一部位あたり5〜10分程度と短く、施術直後から効果が得やすいことから、美容医療を初めて受ける方にもおすすめです。

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせる9つの方法

ヒアルロン酸注射の効果は時間の経過とともに徐々に弱まっていきますが、いくつかのポイントを押さえることで、長持ちさせることにつながります。

ここでは、ヒアルロン酸注射をより長く維持するためのポイントを詳しく解説します。

目的・施術部位に合わせてヒアルロン酸製剤を使い分ける

ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、硬さや粒子の大きさなどが異なるため、施術目的や部位に応じて適切に使い分けることが重要です。

例えば、鼻や顎のように高さや輪郭形成が必要な部位では、硬めで形状維持力の高い製剤が選ばれることが一般的です。

一方、涙袋や唇など柔らかさが求められる部位では、自然な質感を重視した製剤が適しています。

部位に合わない製剤を使用すると、持続性だけでなく仕上がりの違和感につながる可能性もあるため、医師と相談しながら選択することが大切です。

今泉スキンクリニックでは複数製剤を取り揃え、お悩みと部位に応じて使い分けています。

質の高いヒアルロン酸製剤を選ぶ

ヒアルロン酸を長持ちさせたい場合は、品質管理や安全性が確認されている製剤を選ぶことが重要です。

例えば、厚生労働省に承認された製剤は、有効性や安全性について一定の審査を受けています。

近年は低価格な製剤も流通していますが、持続性や不純物管理に差がある場合があります。

価格だけで判断せず、信頼性の高い製剤を取り扱うクリニックを選ぶことが、満足度を高めることにつながるでしょう。

注入量を多めにする

ヒアルロン酸注射は、注入量によっても効果の持ちが変わってきます。多めに注入すれば、その分体内で吸収されるまでに時間がかかるため、長持ちするといえるでしょう。

ただし、必要以上に注入量を増やせばよいというわけではありません。

過剰に注入すると、いわゆるヒアル顔と呼ばれるような不自然な仕上がりや、凹凸・しこりにつながるリスクがあるため、あくまでも適量の範囲内で多めに注入することが大切です。

なお、ヒアルロン酸注射で失敗した、早く元の状態に戻したいという場合は、ヒアルロン酸の溶解注射を受けることで元に戻すことも可能です。

ボトックスとの併用を検討する

よく動かす口元や唇などは、ヒアルロン酸の吸収が早い傾向にある部位です。

部位によってはボトックス注射を併用することで、表情ジワを抑制しつつ、ヒアルロン酸の持続性の向上が期待できるケースもあります。

ただし、ボトックスを打ちすぎると表情が硬くなる可能性もあるため、自然な表情とのバランスを考慮することが大切です。

適切な方法で注入する

ヒアルロン酸を長持ちさせるためには、製剤選びだけでなく「どのように注入するか」がとても大切です。

例えばシワ治療の場合、単にシワの溝を埋めるように注入すると、ミミズ腫れになったり、凹凸ができて不自然に見えてしまったりすることがあります。

ある程度硬さのあるヒアルロン酸を真皮深層に注入することで内側から肌をふっくらさせれば、凹凸ができにくく、自然な仕上がりが期待できます。

技術力の高い医師の施術を受ける

ヒアルロン酸注射は、施術を行う医師の技術力によって効果持続期間が左右されます。

注入の仕方や注入量が適切でなければ、効果の持続や仕上がりに大きな差が生まれるだけでなく、トラブルにつながる恐れもあるため注意しましょう。

以下は、ヒアルロン酸注射の技術力が高い医師を判断する目安にできるポイントです。

  • ヒアルロン酸注射の実績が豊富
  • ヒアルロン酸注射に関する研究を行っている
  • 患者さんの希望をきちんと聞き、より良い提案をしてくれる
  • カウンセリングが丁寧
  • アラガン社やガルデルマ社の『注入認定指導医』の資格を有している
  • 薬剤についての知識が豊富

ヒアルロン酸注射の名医を探すには、クリニックのホームページで医師の実績や経歴を確認することが重要です。クリニックの経営理念や院内の様子なども見てみると、自分に合った医師が見つけやすくなります。

また、カウンセリングは複数のクリニックで受けてみると、それぞれの医師の考え方の違いや薬剤についての知識の深さを把握できます。

自分の希望を明確にすることにもつながるため、実績と合わせてクリニック選びの参考にしましょう。

施術後のアフターケアを丁寧に行う

施術後の過ごし方も、ヒアルロン酸の定着や持続性に影響する部分です。

注入直後〜2週間程はヒアルロン酸が安定していないため、施術当日は飲酒・激しい運動・長時間の入浴やサウナを避け、患部を強くこすらない、押さない、温めすぎないことを意識しましょう。

施術後数日は安静を意識し、医師から説明された指示を守ることが長持ちにつながります。

継続して施術を受ける

ヒアルロン酸注射の効果を維持したい場合は、完全に吸収される前にメンテナンスを受けることを検討しましょう。

ヒアルロン酸は、施術を繰り返すほど効果が長持ちしやすくなる傾向にあります。

特に、ナチュラルな仕上がりを重視する場合は、定期的に少量ずつ補った方が自然な状態を維持しやすいです。

生活習慣を整える

食生活や睡眠などの生活習慣の乱れは、ヒアルロン酸の吸収を早めることにつながります。

栄養バランスの取れた食事を規則正しく食べ、適度な睡眠をとることが大切です。

部位別┃ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるポイント

ヒアルロン酸は、施術部位によって適した製剤や注意点が異なります。

表情筋の動きや皮膚の厚み、日常的な刺激の受けやすさによって持続期間が変わるため、部位ごとの特徴を理解することが大切です。

ここでは、ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるポイントを部位別にそれぞれ紹介します。

額(おでこ)

額は表情筋の動きが影響するため、ヒアルロン酸を長持ちさせるには、表情筋を考慮しながら適切な層へ均一に注入することが大切です。

また、横向き寝・うつ伏せ寝で額に圧をかける癖がある方は、施術後しばらくは仰向け寝を意識しましょう。

涙袋

涙袋は皮膚が薄く繊細な部位であるため、柔らかくなじみやすい製剤が選ばれることが一般的です。一方で、表情による動きが多く、比較的吸収が早い傾向があります。

メイクやクレンジング時の刺激、目元のマッサージなどはヒアルロン酸が移動してしまう可能性があるため、注意して過ごしましょう。

鼻・顎

鼻や顎は比較的動きが少ない部位のため、ヒアルロン酸が長持ちしやすい傾向があります。

頬杖や顎を触る癖、鼻をかむときなどの圧迫はヒアルロン酸に影響する可能性があるため、注意が必要です。

施術後数日は、メガネやマスクの使用はできるだけ控え、圧迫を避けましょう。

ほうれい線

ほうれい線は会話や食事のたびに動く部位であるため、施術後は触ったりこすったりせず、口元を強く動かさないようにしましょう。

また、ほうれい線は皮膚や脂肪の下垂のほか、乾燥も影響しているため、いつも以上に丁寧な保湿ケアを意識することも大切です。

唇は会話や食事などで頻繁に動く部位であり、ヒアルロン酸の吸収が比較的早い傾向があります。

施術直後は熱い飲み物・辛い食べ物など刺激になるものは避け、ストローを吸う動作や唇を強く噛む・触るクセも避けましょう

また、ワセリンや低刺激のリップクリームで保湿することが大切です。

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるために避けたいNG行動

ヒアルロン酸は施術後の過ごし方によって、持続期間や仕上がりに差が出ることがあります。

特に注入直後はヒアルロン酸が安定していないため、刺激や血流増加につながる行動には注意が必要です。

施術後のトラブルを防ぎ、より長く効果を維持するためにも、避けたい行動を把握しておきましょう。

飲酒・サウナ・激しい運動

施術直後の飲酒やサウナ、激しい運動は血流を促進し、ヒアルロン酸の吸収スピードを早めたり、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため避けてください。

軽いウォーキング程度の運動であれば問題ないとされることもあるものの、判断に迷う場合は施術を受けたクリニックに確認しましょう。

紫外線を浴びる

紫外線ダメージの蓄積はコラーゲン減少や肌老化にも関係し、結果的に肌のハリ低下につながる可能性があります。

日焼け止めは年間を通して使用し、SPF30以上・PA+++以上を目安に、2〜3時間ごとの塗り直しを意識しましょう。

屋外活動が多い日は、帽子・サングラス・日傘などの物理的な遮光アイテムを併用するとさらに効果的です。

海・スキー場・標高の高い場所など強い紫外線を浴びる予定がある場合は、施術日をその時期と重ねないようスケジュールを立てるのがおすすめです。

熱を加える美容施術(HIFU・高周波治療など)

HIFUや高周波治療(RF)、レーザーなど熱エネルギーを用いる施術は、ヒアルロン酸へ影響を及ぼす可能性があります。

部位や使用機器によって影響の程度は異なりますが、注入後すぐの施術は避け、組み合わせる際は順番と間隔に注意が必要です。

一般的には2週間ほど間隔を空けることが推奨されていますが、症例によって異なる可能性があるため、詳しくは医師と相談してみましょう。

マッサージや美顔器の使用

ヒアルロン酸注射の施術を受けてすぐにマッサージや美顔器を使用してしまうと、注入した製剤が変形したり、代謝が促進されてヒアルロン酸の吸収が早まったりするため、思ったような効果が得られない可能性があります。

効果を長持ちさせるためにも、マッサージや美顔器でのお手入れの開始時期は、施術を受けたクリニックで相談した方がよいでしょう。

顔に圧力がかかる行為

マッサージや美顔器だけでなく、うつ伏せ寝や頬杖などの注入部位に強い圧力がかかる行動も、ヒアルロン酸の偏りや形崩れにつながるNG行為です。

普段からうつ伏せ寝・横向き寝の方は、仰向けで寝るように心がけましょう。

ヒアルロン酸の効果持続期間についてのよくある質問

ここでは、ヒアルロン酸の効果持続期間についてのよくある質問を紹介します。

Q:ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるための施術頻度の目安は?

A:適切な施術頻度は部位や製剤、体質によって異なりますが、効果を維持したい場合は6か月〜12か月ごとの注入を検討するといいでしょう。

ただし、実際には残っているヒアルロン酸の状態によって適切な期間は変わるため、顔全体のバランスを考慮しつつ、適切な頻度を提案してもらうのがおすすめです。

Q:ヒアルロン酸注射の効果が長持ちしやすい人・しにくい人の特徴は?

A:ヒアルロン酸の吸収速度には個人差があり、一般的には代謝が高い方や運動量が多い方、表情筋を頻繁に使う方は比較的吸収が早い傾向があります。

ただし、これはあくまで傾向であり、使用する製剤の種類や部位なども影響します。

医師に相談すれば、施術後にどんな行動に注意すべきかのアドバイスももらえるため、遠慮なく相談してみましょう。

Q:ヒアルロン酸が吸収されないことはある?

A:ヒアルロン酸は時間とともに分解・吸収される性質を持ちますが、完全に吸収されず、長期間留まる、あるいはしこりとして残るケースもあります。

違和感が出た場合は、ヒアルロニダーゼ(溶解注射)でヒアルロン酸を分解することが可能です。

ヒアルロン酸が吸収されないケースはある?効果を持続させるためのポイントも解説

まとめ

ヒアルロン酸注射は、年齢を重ねたことによって顔にできたシワやたるみ、肌の乾燥などさまざまなお悩みにアプローチできる施術です。

効果持続期間には個人差がありますが、施術を受ける医師や製剤の選び方、施術の方法、施術後の過ごし方などによっては長持ちさせられる可能性があります。

ぜひ記事を参考に、自身に最適なヒアルロン酸注射を受けてくださいね。

今泉スキンクリニックでは、患者様一人ひとりに合ったヒアルロン酸注射を実施しております。

また、施術後は製剤が安定した頃に再度来院いただき、必要に応じて追加注入を行うことも可能です。

再施術を受ける時期などについてもご相談いただけますので、ヒアルロン酸注射を検討されている方は、お気軽に今泉スキンクリニックまでご相談ください。

#ヒアルロン酸注射 #ヒアルロン酸を長持ちさせる方法