涙袋のヒアルロン酸注射とは?メリットやクリニックの選び方を解説

ヒアルロン酸 涙袋

ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を肌の気になる部分に注入することで、手軽に肌悩みを改善できる美容治療です。

目の下の涙袋の部分に注入することで、希望のデザインで涙袋を形成することができます。

この記事では、涙袋のヒアルロン酸注射について解説します。

ヒアルロン酸注射の製剤の種類、メリット、必要量、クリニック選びのポイントなどもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸 涙袋

ヒアルロン酸注射とは、ヒアルロン酸を気になる部位に注入することで、肌を内側から持ち上げる美容治療のことです。

ヒアルロン酸はもともと人の体内にも存在し、コラーゲン組織の保持や肌組織の水分・潤滑性・柔軟性の保持などの役割を持っています。

注入されたヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていき、半年から1年程度で元の状態に戻っていきます。

ヒアルロン酸注射はほうれい線やゴルゴライン、顎の輪郭、涙袋などさまざまなお悩みに対応することが可能です。

切開せずにヒアルロン酸を注入するだけで良いため、ほかの美容治療と比べて身体的な負担が少ない特徴があります。

涙袋のヒアルロン酸注射のメリット

ヒアルロン酸 涙袋

涙袋のヒアルロン注射には以下のようなメリットがあります。

  • 目が大きく見える
  • 目元の皮膚の保湿効果
  • 目の下のクマをカバーできる
  • ダウンタイムが少ない
  • イメージと異なった仕上がりでもすぐに元に戻せる

ここでは上記4つのメリットについてそれぞれ解説します。

目が大きく見える

涙袋にヒアルロン酸を注入することで、目元に立体感が増し、目が大きく見える効果があります。

特に目元が平坦で表情が乏しく見える方におすすめです。

また、目が大きく見えることで全体の顔立ちも若々しく華やかになります。

目の印象が変わることで、一気に印象アップを図ることができます。

目元の皮膚の保湿効果

ヒアルロン酸自体が高い保湿力を持っているため、涙袋への注入によって皮膚の水分保持能も高まります。

目元の乾燥が気になる方や、細かなシワが気になる方には特に効果的です。

常にうるおいのある目元を保つことで、自然と表情も明るくなるでしょう。

目の下のクマをカバーできる

ヒアルロン酸注射により目元の凹凸を整えることで、目の下のクマを目立たなくすることができます。

またふっくらとした涙袋ができることで、クマだけでなく影グマや小じわも目立たなくなり、全体的に若々しい印象を与えることが可能です。

この効果により、メイクでのクマ対策も簡単に済ませることができます。

ダウンタイムが少ない

ヒアルロン酸注射はメスを使わない治療であるため、ダウンタイムが比較的短いのが特徴です。

治療後ほんのわずかな腫れや赤みが生じることがありますが、通常は2〜3日でおさまります。

したがって、忙しい社会人や急なイベントが控えている方でも安心して治療を受けることができます。

イメージと異なった仕上がりでも元に戻せる

万が一、治療後の仕上がりがイメージと異なった場合でも、ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという酵素で分解することができます。

そのため、修正が必要な場合でも安心して対応できます。

涙袋形成に使われるヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸 涙袋

涙袋形成には以下のようなヒアルロン酸が使われます。

  • RHA1
  • ジュビダームビスタ
  • ダイヤモンドフィール
  • ニューラミス

それぞれ異なる特徴を持つため、自分に合った製剤を選ぶことが大切です。

ここでは上記4つのヒアルロン酸の特徴についてそれぞれ解説します。

RHA1

RHA1はFDA(アメリカ食品医療品局)に認可されている安全性が高いヒアルロン酸製剤です。

粒子が小さく柔らかいヒアルロン酸で、動きの多い目元への注入に適しています。年齢が現れやすい小じわやデリケートな部分にも使用可能です。

効果の持続期間は3か月〜6か月程度が目安となります。

ジュビダームビスタ

ジュビダームビスタは、厚生労働省によって製造販売承認を受けている製剤です。

ウルトラXCやウルトラプラスXC、ボリューマXC、ボリフトXCなどいくつかの種類があります。

  • ウルトラXC:中程度のしわ消し
  • ウルトラプラスXC:重度のしわ消し
  • ボリューマXC:ボリューム減少改善
  • ボリフトXC:軽度のしわ、ボリューム改善
  • ボルベラXC:しわやへこみの修正

涙袋形成によく使われるのはボルベラXCやウルトラXCで、効果の持続性を重視する方に適しています。

肌のお悩みによっては、複数の製剤を組み合わせて治療を行う場合もあります。

効果持続期間は種類によって変わりますが、9か月〜1年程度が目安です。

ダイヤモンドフィール

ダイヤモンドフィールは、大手化粧品メーカー資生堂が提供しているヒアルロン酸製剤です。

ヒアルロン酸の持続効果を保つ『架橋剤』を最小限に抑えて作られているのが特徴で、皮膚の下にしこりができにくくなっています。

さらにダブルクロスリンクという最新技術を使うことで、少量の架橋剤でも持続効果を高めています。

効果の持続期間は1か月~6か月程度と短めですが、さまざまな部位に使用できるのがポイントです。

持続期間が少ない分お試し感覚で入れやすい製剤ともいえるため、ヒアルロン酸注射を躊躇している方も試しやすいでしょう。

ニューラミス

ニューラミスは、KFDA(韓国食品薬品安全庁)の許可を得ているヒアルロン酸製剤です。

ニューラミスライト、ニューラミス、ニューラミスディープの3種類があり、悩みや部位に合わせて選択できます。

  • ニューラミスライト:比較的軽度の治療
  • ニューラミス:中程度の治療
  • ニューラミスディープ:形成等の治療

涙袋のヒアルロン酸注射にはニューラミスライトが使用されることが多く、ナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。

効果の持続期間は6か月程度とされています。

涙袋のヒアルロン酸は何㏄必要?

ヒアルロン酸 涙袋

涙袋に注入するヒアルロン酸の量は、少なすぎても多すぎてもよくありません。

ここでは涙袋に注入するヒアルロン酸の適切な量について解説します。

一般的には左右両方で0.2~0.6cc程度

涙袋に注入するヒアルロン酸の量は、一般的に左右両方で0.2〜0.6㏄(片側0.1cc〜0.3cc)程度が目安とされています。

涙袋は面積が狭く皮膚のたるみが集まりやすいため、あまり多く入れすぎると涙袋が過度に目立ってしまう恐れがあるため注意が必要です。

バレずに自然な仕上がりにしたいのであれば両側0.4㏄程度、しっかり涙袋を形成したい場合は両側で0.4~1㏄程度を検討してみると良いでしょう。

いずれにせよ涙袋のデザインや範囲、状態によって適切な量が異なるため、医師と相談しながら決めることが大切です。

必要量は個人差がある

涙袋形成に必要なヒアルロン酸の量には個人差があります。

例えば以下のようなケースでは、通常よりも多くのヒアルロン酸が必要となる場合があります。

  • 涙袋が元々ない
  • 涙袋の距離が長い
  • 涙袋が平らで高さがない
  • 目元のたるみが強い
  • なるべく大きな涙袋にしたい

上記のようなケースでは、一般的に必要とされるヒアルロン酸の量だときちんと効果が出ない恐れがあるため、必要な量が多くなることがあるのです。

多くのクリニックでは㏄数ごとに料金プランが設けられているため、必要な量が増えるとその分かかる料金も増えることになります。

予算も踏まえたうえで検討する必要があるでしょう。

涙袋のヒアルロン酸注射を行うクリニックの選び方

ヒアルロン酸 涙袋

涙袋のヒアルロン酸注射を行うクリニックを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 継続しやすい料金
  • 実績が豊富
  • カウンセリングが丁寧
  • アフターフォローが充実している

ここでは上記4つのポイントについてそれぞれ解説します。

継続しやすい料金

ヒアルロン酸注射の効果を維持したい場合は一度だけではなく、基本的に継続的に追加注入する必要があり、料金が高すぎると長期間続けるのが難しくなってしまいます。

初回だけでなく、2回目以降の注入にかかる費用もしっかり確認し、自分の予算に合ったクリニックを選ぶ必要があります。

実績が豊富

涙袋のヒアルロン酸注射は非常にデリケートな治療で、技術力と経験が求められます。

そのため医師の実績が豊富であることは信頼性の一つとなるでしょう。

実績が豊富なクリニックでは様々な症例を経験しており、リスク管理もしっかりしています。

具体的な症例写真や患者さんの口コミなどをチェックして、安心して治療を受けられるクリニックかどうかを判断しましょう。

カウンセリングが丁寧

カウンセリングが丁寧かどうかは、治療後の満足度に大きく関わってくるものです。

専門医がしっかりと時間をかけて、希望のデザインや注意事項、治療後のケアについて説明してくれるかどうかを確認しましょう。

不安や質問がある場合にも親身に対応してくれるクリニックなら、安心して治療を任せられます。

アフターフォローが充実している

治療後のアフターフォローが充実しているクリニックを選ぶことも重要です。

万が一トラブルや副作用が発生した場合でも、迅速に対応してもらえる環境が整っているクリニックを選ぶと良いでしょう。

まとめ

ヒアルロン酸を涙袋に注入することで、目を大きく見せたり目の下のクマをカバーしたりすることが可能です。

涙袋を形成する方法はほかにもありますが、ヒアルロン酸注射はダウンタイムや痛みを抑えたい人に合った治療方法といえるでしょう。

身体的負担も少なく短時間で行えるため、いままで美容治療を受けたことがないという方でも比較的挑戦しやすい治療です。

涙袋にヒアルロン酸を注入する際は、経験や技術力が豊富な信頼できる医師のもと、自分の希望する涙袋のデザインや状態を考慮して最適な製剤・注入量を選んでもらいましょう。

今泉スキンクリニックでは、患者さん一人ひとりの悩みや肌の状態、お顔立ちが魅力的になる黄金バランスを考慮し、ヒアルロン酸注射を行っています。

気になる方はぜひ、公式ホームページまたはLINEからお気軽にご相談ください。

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