• マイクロボトックス

マイクロボトックスと水光注射の違いとは?それぞれの効果やメリットについて解説

肌のハリ、艶改善のために水光注射やマイクロボトックスリフトを検討している方も多いでしょう。水光注射とは、皮膚組織の浅い位置に広範囲に美容製剤を注入する治療方法です。肌にハリ、艶を取り戻したり、シワやたるみを改善することを目的としています。

同様の治療法にマイクロボトックスというものがあります。こちらは、ボツリヌストキシン製剤を皮膚の広範囲に浅く注入するものとなっています。

二つの美容治療は、施術の方法が非常によく似ています。効果の違いや治療の流れについて疑問を持っている方も多いかもしれません。

この記事では、水光注射とマイクロボトックスの違いについて解説しています。それぞれにどのような効果があり、どんな目的で施術されるのかについて見ていきましょう。

マイクロボトックスリフトと水光注射の違い

マイクロボトックス 水光注射

水光注射とは、皮膚の浅い部分に均一に美容成分を注入する美容治療の施術方法のことです。水光皮膚と呼ばれる潤いのある美しい肌を作ることを目的としています。

それに対して、マイクロボトックスは真皮層から筋肉の表面にボトックスを注入する治療方法です。

本来のボトックス注射は筋肉に対して注射するものです。マイクロボトックスは筋肉よりも浅い位置に広く製剤を注射することで、筋肉の表面を覆う繊維を軟らかくし肌をなめらかにすることを目的としています。

マイクロボトックスと水光注射の違い・使用する美容製剤

マイクロボトックスも水光注射と同様に皮膚の浅い位置に広範囲に成分を注射するものです。大きな違いは、注入する美容成分にあるといえます。

水光注射の治療目的が、さまざまな美容成分を肌に浸透させて年齢肌や乾燥肌、肌のたるみを改善するのに対し、マイクロボトックスとは水光注射の手法を用いたボトックス注射ということができます。

したがって、水光注射とマイクロボトックスは施術方法としては同じものに分類できますが、使用する製剤が異なるため別の美容治療として分類されています。

水光注射とマイクロボトックスの共通点は以下の通りです。

  • 皮膚の浅い位置に広範囲に美容薬剤を注入する
  • 肌表面の艶やハリを改善する

反対に、水光注射とマイクロボトックスリフトの違いは次のようになります。

  • 水光注射に使われる美容製剤はヒアルロン酸やコラーゲンなど
  • マイクロボトックスに使用される薬剤はボツリヌストキシン製剤

つまり、水光注射とマイクロボトックスリフトは施術の方法が同じで、使用する薬剤が異なる肌の治療法ということになります。

マイクロボトックスリフトの特徴

マイクロボトックス 水光注射

マイクロボトックスリフトは、通常のボトックス注射に比べて一か所に注入する製剤の量を少なくし、その代わり皮膚の浅い場所に一度に広範囲に注射する治療方法です。

広範囲に美容効果の高い成分を均一に注入することで、肌全体のターンオーバーを活性化し、古い細胞の排出を促して美肌に導くことができます。

また、皮膚の真皮層内でのコラーゲンの生成を促し、肌細胞の中の水分量改善も期待できます。結果として、肌細胞が適度な潤いを取り戻し、若々しい見た目を取り戻すことに繋がります。

加えて、セルフケアが難しくヒアルロン酸注射などでは効果が出にくい首やデコルテにかけての治療にも効果を発揮してくれます。

マイクロボトックスリフトとボトックスの違い

ボトックス注射は筋肉にボトックス製剤を注入することで、筋肉の緊張を緩和させるものです。筋肉の過剰な発達を由来とするエラ張り治療や、額の深いシワの改善に効果的です。

マイクロボトックスリフトは、筋肉に注射をしないためエラ張りや深いシワを治療する効果を持っていません

したがって、筋肉に力が入ってしまうために起こる表情や輪郭の変化の治療にマイクロボトックスリフトを施術することは適切といえません。

その代わり、毛穴の引き締め効果や感染の緊張効果があり、余計な皮脂の分泌を防いだり比較的小さなシワの治療に用いられることが多くなっています。

水光注射の特徴

マイクロボトックス 水光注射

水光注射では、ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、ビタミンなどの抗酸化成分を、直接肌の真皮層に広範囲に注射します。

一度に浸透する範囲が広いため、効率よく美容製剤を浸透させることができ、肌細胞の水分量の改善やシワ、たるみを目立たなく刺せる効果があります。

適度なハリを作りだし、みずみずしい印象の肌に整える効果のことを「水光肌」「水光皮膚」などと表現します。

文字通り光沢のある肌を作るための治療方法のため、幅広い肌のお悩みを抱える患者さんに適した治療方法といえます。

水光注射のメリット

水光注射は施術時間が30分~50分と短時間で終了できる美肌治療法です。よく似た機械を用いるダーマペンは、皮膚に微細な傷を付けることで自然回復力を高め、ニキビ跡や毛穴の開きを改善するものです。

水光注射は、ダーマペンの機能に美容成分の効果をプラスしたさらに効率のよい治療方法といえます。

また、水光注射と同じように美容成分の注入と針による刺激を併用したポテンツァという美容器具があります。ポテンツァは水光注射よりダウンタイムが長く、肌質改善効果が高いですが、費用が高額になり勝ちなことがデメリットです。

比較的軽度なシワやたるみを改善したい、ポテンツァより手軽に肌の潤いを取り戻したいという患者さんにとって、水光注射の方がメリットが大きいといえます。

マイクロボトックスリフトで得られる効果

マイクロボトックス 水光注射

マイクロボトックスリフトで得られる効果は主に以下の4つになります。

  • 顔全体の引き締め
  • 上まぶたのたるみ改善
  • 皮脂の抑制
  • シワ改善

一つ一つ見ていきましょう。

顔全体の引き締め

表情筋の表面に近い位置にマイクロボトックスを注入することで、筋膜を引き締めて顔全体のたるみを改善します。

ボトックスの場合筋肉に直接注射するため、筋肉の緊張状態に差が生まれて表情が不自然になってしまうというリスクがあります。マイクロボトックスは注入範囲が広いことから筋肉の不均衡が生まれにくく、より自然に顔全体を引き締めることが可能です

上まぶたのたるみ改善

上まぶたは皮膚が薄いため、シワやたるみの治療が難しい部位です。マイクロボトックスは針を浅く刺すことができ、目元に与える負担を軽減することができます

ダーマペンのような美容治療でも、目元の治療は難しいとされていますが、マイクロボトックスならまぶたの下の筋肉に過剰な刺激を与えずシワやたるみの治療を行うことが可能です。そのため、上まぶたのたるみ改善はマイクロボトックスリフトの大きなメリットの一つといえます。

皮脂の抑制

皮脂を分泌する皮脂腺は真皮層に存在します。皮脂が過剰に出ることで、毛穴が詰まったりニキビの原因になったりします。マイクロボトックスは真皮層に注射ができるため皮脂腺の働きを制限し、過剰な皮脂の分泌を予防できます

そのため、ニキビができにくくなり、オイリー肌の改善にも効果的です。また、額や鼻の下など部分的に汗をかきやすい症状の治療にも利用されています。

シワ改善

マイクロボトックスの針が真皮層を刺激することで、保湿成分であるコラーゲンや、肌の弾力を維持するエラスチンの生成が刺激されます

真皮層では、こうした保湿成分と水分、線維芽細胞などがバランスよく配置されることで網目状の構造をつくり、皮膚を支える手助けをしています。

そのため、皮膚や皮下脂肪が垂れ下がることでできたシワの改善につながります。ボツリヌストキシン製剤の直接的な作用とともに、マイクロボトックスの施術方法によって得られる効果といえます。

マイクロボトックスリフトの治療の流れ

マイクロボトックス 水光注射

マイクロボトックスの治療を受ける場合の流れについて説明します。治療にかかる時間は30分程度で、当日ですべての治療が終わることもあります。具体的には以下のような手順が一般的になっています。

カウンセリング

治療を希望する患者さんに対して、医師が事前に診察、あるいはカウンセリングを行います。皮膚の状態や骨格、筋肉の付き方を診断し、どこにどのようにしてマイクロボトックスを施術するのか方針を決めます。

痛みに対する予防措置

針を刺すことによる痛みを防ぐために、クーリングといって施術する箇所を冷やす処理をします。血管が収縮して血の巡りが滞ることから、腫れや赤みの予防にもつながります。

マイクロボトックスは、針の刺さる位置が浅いため、治療中の痛みはさほど出ません。しかし、中には刺激に対して敏感な患者さんもいるため、多くのクリニックでクーリングなどの処置が行われています。

施術

ボツリヌストキシン製剤を少しずつ注射していきます。注入箇所を間違えないよう、事前にマーキングを施すこともあります。

筋肉に針が刺さってしまわないように、注射器を慎重に操作する技術が求められます。マーキングはそのために必要な側面も持っています。

治療完了

必要な箇所に注入することができれば、治療は完了です。針を刺した跡はほとんど目立たないため、そのまま帰宅することも通常通りメイクをすることも可能です

マイクロボトックスリフトのダウンタイム

マイクロボトックス 水光注射

マイクロボトックスにはダウンタイムがほとんどありません。注射に用いる針は0.2mm程度とごく細く、皮膚にできる傷もかなり小さいためです

とはいっても、副作用がまったくないわけではありません。ごくまれに、肌にかゆみや赤みといったアレルギー反応が出ることがあります。ボトックスはタンパク質からできているため、もともとアレルギーを持っている方ならこうした副作用が起こる可能性があるからです。

また、薬剤を注入したことによる影響で患部がむくんだり、内出血が起こったりもします。いずれの反応も1週間ほどで鎮静することがほとんどであり、とくに心配する必要はありません。

しかし、マイクロボトックスを施術してから1週間以上経っても副反応が治まらない場合は、治療を受けたクリニックに相談してみてください。

まとめ

水光注射とマイクロボトックスの違いや効果について解説してきました。ほとんど同じ美容治療ともいえますが、注入する美容薬剤が違うため、美容クリニックでは異なる治療方法として扱われることが多いです。

水光注射ではコラーゲンやヒアルロン酸といった美肌効果の高い成分を注入します。マイクロボトックスはボツリヌストキシン毒素から作られた製剤を注射しますが、いずれもシワやたるみの治療法として有効で、年齢肌の対策に向いています。

しかし、似ている治療方法だからこそ自分がどちらの施術を受ければいいのか判断することが難しいことが患者さんにとってのデメリットです。

今泉スキンクリニックでは、患者さんの皮膚や表情筋、骨格との関係をしっかりと診察することで、一人ひとりに最適な治療を行う工夫をしています

マイクロボトックスが自分の肌の治療法に適しているのか悩んでいる方には、専門医師が丁寧な説明をします。治療を検討している方は是非気軽にご相談ください。