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目の下のくぼみ、クマへのヒアルロン酸注射の効果は?持続期間や注意すべき点について解説

目元には年齢による変化が現れやすいとされています。加齢によって目元にたるみやクマができると、年齢より老けて見えてしまうこともあります。

目元のたるみやクマの大きな原因は、皮膚組織から保湿成分や弾力を維持する力が失われたり、皮膚を支えている筋肉が衰えたりするからだといわれています。

目元の気になる部分にヒアルロン酸注射をすることで、肌のハリや弾力を取り戻し、たるみやクマが目立たなくする効果が期待できます。

この記事では、目の下に対するヒアルロン酸注射の効果や持続期間、施術を受ける際の注意点などについて解説します。

目の下にヒアルロン酸注射をすることの効果

ヒアルロン酸 目の下

ヒアルロン酸注射を目元に施術する効果について解説します。ヒアルロン酸は皮膚組織の中で水分を保ち、筋肉を支えてたるみを予防する大切な働きを担っています。

目の下にヒアルロン酸を注射することで、どんな肌悩みを解消できるのか、ヒアルロン酸の特徴と合わせて見ていきましょう。

目の下へのヒアルロン酸注射とは

目元へのヒアルロン酸注射の効果は、肌のハリや弾力を取り戻し、下まぶたのたるみやクマを目立ちにくくすることです

ヒアルロン酸は体内で細胞の水分を保持する働きをします。しかし、ヒアルロン酸は年齢を重ねるごとに量が減っていき、一度減ると体内で再生産されることがないと言われています。

そのため、減ってしまった分のヒアルロン酸を皮膚に注入する治療を通して、皮膚の保湿力を上げ細胞の若返りを促す治療方法が考え出されました。

加えて、ヒアルロン酸注射は目の周辺がたるんだりくぼんだりする状態の改善にも用いられます。

目の周りの筋肉がやせることで皮膚が垂れ下がってしまい、くぼみやふくらみができてしまうことがあります。そこにヒアルロン酸を注射することで、くぼんだ箇所を目立たなくさせることがある程度可能だからです。

このように、目の下のヒアルロン酸注射には保湿力や弾力を取り戻し目元が老けこんで見えるのを改善するという目的の美容治療です。

目の下のくぼみ、たるみ、クマの原因

目の下のくぼみやたるみ、クマができてしまう原因として、加齢や紫外線によるものが挙げられます

表皮に存在するコラーゲンやエラスチンといった保湿成分や、皮膚組織を支える繊維質の材料は年齢を重ねるごとに自然に減少していくものです。

したがって、高齢の方ほど肌の水分量が少なくなり、皮膚組織を支えきれなくなって、たるみができやすくなります。

あるいは、紫外線を浴び続けることもコラーゲンの変性を引き起こすとされています。屋外で仕事をする方や日焼け止め対策が疎かになってしまうと、いっそうたるみの進行が早くなるリスクがあります。

また、目元には眼輪筋という筋肉がありますが、この筋肉が弱っていくと、目の下のたるみを引き起こしてしまいます。

筋肉の量も加齢とともに減っていくものです。眼輪筋が減ることで、下まぶたの奥にある眼窩脂肪というものが前にせりだされてしまい、たるみの原因になります。

眼窩脂肪が前の方にせりだしてくることによって、その周囲が黒っぽくなりクマができる場合もあります。

つまり目元にたるみやくぼみがあらわれることは、保湿成分の減少や長年浴び続けた紫外線、筋肉の減少など、ある程度は人体の自然な反応です。そのため、どんな人にも起こりうる年齢肌の悩みといえます。

目の下のヒアルロン酸注射の持続時間

ヒアルロン酸 目の下

ヒアルロン酸はもともと人の体内に存在する成分のため、美容治療として注射をしても施術した箇所に吸収され効果が薄くなってしまいます。

ここでは、目の下に注射したヒアルロン酸の効果がどの程度の期間持続するのか、またヒアルロン酸の効果をできるだけ長くとどめる方法があるのかについて説明します。

ヒアルロン酸の持続期間について

目の下に注射したヒアルロン酸は、徐々に体内に吸収されていくため時間の経過とともに効果も薄れてしまいます。ヒアルロン酸の量や濃度、種類によっても変化しますが、おおむね効果が続く期間は半年~1年ほどといわれています

したがって、同じ状態を維持するには定期的に施術を受ける必要があります。とはいえ、ヒアルロン酸は打ち方によっては肌の表面がぼこぼこしてしまったり、硬くなったりするリスクがあります。

再施術を希望する場合、しっかりとカウンセリングや診察を受け、自分に合った量やタイミングについて判断してもらうことが重要です。

ヒアルロン酸が分解されず体内に残される場合もある

ヒアルロン酸は1年程度で分解され、効果がなくなると解説しました。しかし、目の下に注射したヒアルロン酸が数年間分解されず、肌の下に残っている場合もあります。

原因として以下の2つが考えられます。

  1. 分解の速度に個人差がある
  2. クリニックが独自の施術をしている

2の理由の場合は、一度の施術でできるだけ効果が長続きすることを目指してクリニックがそれぞれ独自の施術方法を工夫しているためです。

たとえば、クリニックごとに少量のヒアルロン酸を数回に分けて施術する場合と、一回でたくさんの量を注入する場合があります。

次の見出しでも解説しますが、一般的に目元のヒアルロン酸注射はなるべく少量から施術されるのがよいとされます。

一方で、同じ位置に多量のヒアルロン酸を注射すると、分解速度がゆっくりになるため通常の施術を行うよりも皮膚の中にとどまる期間が長くなります。したがって、長期間の効果持続が期待できます。

あるいは、できるだけ皮膚の深い位置に注入することで、皮膚組織の細胞が反応し、ヒアルロンの周辺にコラーゲンの膜が形成され、吸収が防がれる場合もあります。

以上のように、ヒアルロン酸注射が体内に吸収される速度は個人や施術するクリニックによってさまざまです。かならずしも1年で効果がなくなってしまうわけではありません。

目の下のヒアルロン酸注射の量の目安

ヒアルロン酸 目の下

目の下にヒアルロン酸注射を施術する際の、注射の適正な量について解説します。注射の量は患者さんの肌の状態や、改善した後にどんなデザインを作りたいのかによっても異なります。

症状にそぐわない量を注射すると、その部分が目だったりぼこぼこしたりするリスクがあるからです。

ヒアルロン酸を目元に施術する場合に、適正とされている量の目安や種類について見ていきましょう。

ヒアルロン酸の適正量

目元のヒアルロン酸注射の量は、慎重な判断が必要だといわれています。目元の施術は難易度が高いからです。

ヒアルロン酸を注入する量や硬さの種類を誤ってしまうと、目が開きにくくなるなどのリスクがあるためです。

だからこそ、一人一人の皮膚の状態や患者さんの希望をしっかり聞き取りする必要があります。

リスクを避けるためにも、目の下に注射するヒアルロン酸は、柔らかい種類を選び少しずつ注入することが理想的とされています。

施術を実施しているクリニックによって異なりますが、片方あたり0.3cc~0.8ccが目安です。

また、少量の注射を複数行う場合や、特殊な注射針を用いて一回で広範囲にヒアルロン酸を注入する場合などクリニックによって採用している施術方法もさまざまです。

ヒアルロン酸の硬さの種類

ヒアルロン酸注射には、硬さに応じて複数の種類があります。美容治療に用いられているヒアルロン酸の種類は主に以下の4つです。

  • かなり硬めのもの
  • やや硬いもの
  • 適度に柔らかいもの
  • 比較的柔らかめのもの

どのヒアルロン酸を注射するかによって、注射の量も変化します。今泉スキンクリニックでは、ボルベラという銘柄のヒアルロン酸を使用しています。これはかなり柔らかめのヒアルロン酸で、小じわや肌質改善に適したものです。

一般的に、硬いものほどハリが長続きするとされています。反対に、硬いヒアルロン酸を入れてしまうとその部分が目立って違和感が出る危険も指摘されています。

したがって、ヒアルロン酸を注射する場合には、適切な硬さと量を医師に判断してもらうことが重要です。

目の下のヒアルロン酸注射の施術の流れ

ヒアルロン酸 目の下

目の下のヒアルロン酸注射の流れは、クリニックによってそれほど大きな違いはありません。おおむね以下のような手順で行われます。

  • カウンセリングを受ける
  • 必要な場所に注射で施術する
  • ダウンタイムで経過を観察する
  • アフターフォロー

この中で、重要なものが事前のカウンセリングとアフターフォローです。まず、患者さんがどのように肌や顔の印象を治療したいと考えているのか聞き取りします。

それに合わせて医師が必要なヒアルロン酸の種類を選び、注射の回数などを決定します。このときのやり取りがしっかりしていないと、仕上がりのイメージが希望とずれてしまったり、最初に入れたヒアルロン酸を分解して効果を取り消したりすることが必要になります。

さらに、施術のあとで稀に起こる副作用に対するアフターフォローも重要です。腫れや内出血の状態を診断し、できるだけ早く見た目の違和感を解消するためです。

また、ヒアルロン酸注射のダウンタイムは比較的短いとされています。しかし、一定時間状態の変化を観察する必要があるため、術後する帰宅するのではなく、きちんとクリニックで休憩させてもらえるか確認することも重要です。

目の下のたるみ、クマのヒアルロン酸注射の注意点

ヒアルロン酸 目の下

目元の美容治療は慎重さが求められます。ヒアルロン酸注射の場合、注射をした箇所が白く目立ってしまったり、目が開きにくくなってしまうというリスクがあるからです。

ここでは、目の下にヒアルロン酸を注射する場合に注意しておくべき点について解説します。

チンダル現象とは

目の下の皮膚は顔の他の部分よりも薄いため、ヒアルロン酸を注射すると皮膚の表面に透けて見える「チンダル現象」というものが起こることがあります。

すべての人に発生する訳ではありませんが、注入したヒアルロン酸が白っぽく目立ってしまい、顔に違和感が出てしまうリスクが指摘されています。

加えて、目元は表情筋の中でも日常的によく動かす場所です。そのために、ヒアルロン酸注射をしても効果が現れにくいケースも稀に見られます。

とはいえ、効果が発揮されにくいのは小じわの治療などの場合です。たるみやくぼみを対象とした治療には、一定の改善効果を期待できると考えられています。

目の下のヒアルロン酸注射の副作用

目元にヒアルロン酸を注射した場合、以下のような副作用が現れる場合があります。

  • 注射による傷
  • 赤み
  • 腫れ
  • 内出血

こうした症状はダウンタイムの間に改善することや、数日で目立たなくなるとされています。また、初めてヒアルロン酸を注射した方にとっては、注入した箇所に違和感が生じる場合もあります。

いずれもしばらく経てば気にならなくなるため、頻繁に触れたり刺激したりせずに経過を観察するのがよいでしょう。

ただ、稀に腫れや内出血が数週間以上改善しないことがあります。そうしたケースでは、施術してもらったクリニックに相談するか、皮膚科を受診することをおすすめします。

まとめ

目の下のヒアルロン酸注射は、丁寧な施術を必要とします。注射する量を間違えると理想的な目の状態を作れなかったり、まぶたが動かしにくくなったりするからです。

適切な施術を行うためには、患者さんがどんな治療を求めているかしっかり聞き取りし、ヒアルロン酸の硬さや量を慎重に判断しなくてはいけません。

今泉スキンクリニックでは、一人ひとりに合ったベストな状態の仕上がりを叶えることを目指して、肌の状態の診断やカウンセリングによる悩みの聞き取りを行っています。

目元が老けて見えるのが悩みで、ヒアルロン酸注射による施術を検討している方は、ぜひお気軽に今泉スキンクリニックにご相談ください。