赤ら顔は見た目ですぐにわかってしまうため、コンプレックスに感じている方が多いお悩みです。
しかし、シワやシミ、たるみなどのように肌トラブルの代表として扱われることもないため、誰にも相談できずに長年ひとりで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
「顔が赤いだけでクリニックを受診してもいいの?」などと迷うことはありません。早めに適切な治療を受けることで、ひどくなってしまう前に症状の改善が期待できます。
今泉スキンクリニックでは、赤ら顔の原因に合わせて行えるさまざまな治療の選択肢をご用意し、患者様一人ひとりに適した治療方法をご提案いたします。顔の赤みが気になる方は、ぜひお早めにご相談ください。
赤ら顔とは
赤ら顔とは、何らかの原因によって顔が赤みを帯びている状態のことです。
誰でも体や顔がほてったときやお酒を飲んだとき、緊張やストレスを感じたときなど、気温やそのときの精神状態によって顔が赤くなった経験をしたことはあるのではないでしょうか。
これらも赤ら顔の一種ではありますが、身体の正常な生理現象です。日常生活の中でよく起こることであり、時間が経てば自然と治っていきます。
しかし、それとはまた違った原因で長期間顔に赤みが出てしまうことがあり、原因によっては医療機関で専門的な治療を受けなければならない可能性もあります。
赤ら顔のタイプは主に2種類
赤ら顔には大きく分けて『毛細血管が透けて見えているタイプ』と『肌の炎症によって赤くなっているタイプ』の2種類があります。
症状によって適切な対処方法が異なるため、まずは自分がどちらのタイプなのかを知ることが大切です。
毛細血管が透けて見えているタイプ
このタイプは、皮膚の内部にある毛細血管が肌から透けて見えているため、顔が赤く見えてしまいます。この状態を『毛細血管拡張症』といいます。
顔は身体よりも毛細血管が密集しているのが特徴です。
通常であれば、毛細血管が透けて見えることはありません。しかし皮膚や血管に何らかの異常がある場合は、表側からも見えてしまうことがあります。
以下の症状がある場合は、毛細血管が拡張して透けて見えることで赤ら顔になっている可能性があります。
- 幼少期から顔の赤みが目立っている
- 緊張やストレスを感じると赤みが目立ってしまう
- 気温の差が激しい場所に行くと赤みが生じる
- 顔のほてりを頻繁に感じる
- 年齢が上がるにつれて赤みが出てきた
毛細血管が多く通っている鼻や頬の周りに症状が出ることが多いです。
顔に赤みが出たときに血管が確認できる場合と、肌の表面に血管が浮き出ている場合があります。
肌の炎症によって赤くなっているタイプ
ニキビや乾燥、かぶれなど、何らかの原因で肌が炎症を起こして赤くなっているタイプです。炎症によって痛みが生じている場合も多く、周囲の人からも痛そうに見えることがあります。
以下の症状がある場合は、肌の炎症によって赤ら顔になっている可能性があります。
- 赤みを帯びたニキビやニキビ跡がある
- ひどい乾燥肌で肌が荒れている
- 赤みのある部分にかゆみやひりつきを感じる
- アレルギーなどによる肌のかぶれがある
- スキンケア用品を変えてから赤みが出始めた
外部刺激によって炎症や肌への刺激が生じることで、毛細血管が増加・拡張したり新しく生まれ変わったりして赤みが生じている場合もあります。
しかし、肌自体が赤みを帯びている場合もあるため、原因を見極めてそれに合わせた治療を受けることが大切です。
赤ら顔の原因
赤ら顔の原因は多岐にわたります。
もともとの肌質や皮膚の薄さによって顔が赤く見える方や肌荒れ、皮膚の病気によって赤くなっている方、生活習慣が原因で赤みが出ている方など、人それぞれ異なります。
もともとの肌質
もともとの肌質が敏感肌の方や乾燥肌の方は、肌に赤みが出やすいため注意が必要です。
敏感肌や乾燥肌の方は、『肌のバリア機能』が低下している場合が多く、外部からの刺激などによって肌に炎症が起こります。
『炎症』とは、体が外部から入ってきた敵を排除しようとする際に起こる反応のことです。
身体は異物の侵入に対して免疫を担当している『白血球』などの細胞を集め、異物と戦わせて排除しようとします。
このとき、トラブルの発生した場所の毛細血管を一時的に拡張させて免疫細胞を集めるため、肌に赤みや腫れ、熱感が生じることがあります。
皮膚の薄さ
生まれつき皮膚が薄い方は、毛細血管が透けやすく赤みが目立ちやすいといわれています。
皮膚の厚さは一般的に2mm程度といわれていますが、顔の皮膚はそれよりも薄いのが特徴です。赤みが出やすい頬は1.2mm程度、まぶたにいたっては0.6mm程度しかありません。
つまり、顔はもともと赤みが出やすい部位だといえます。しかも皮膚が薄い方は角層も薄い傾向にあるため、バリア機能の低下によって外部からの刺激を受けやすく、赤ら顔になりやすいといえます。
以下のような特徴がある方は、皮膚が薄い可能性があります。
- 肌が乾燥しやすい
- 刺激に敏感である
- 少し日焼けをしただけでヒリヒリする
- 肌にカサつきを感じることが多い
- 肌にハリがないと感じる
- クマや色ムラが出やすい
- シワやたるみが悩んでいる
もともと皮膚が薄い場合だけでなく、肌の色が白い場合も毛細血管が透けて見えやすく、症状が出やすいです。
また、加齢によって皮膚が薄くなっている場合も、摩擦や外的刺激に弱いため、赤ら顔になる可能性があるでしょう。
肌荒れ
ニキビなど持続的な炎症を伴う肌荒れにより、顔全体が赤みを帯びた状態になることがあります。
そもそもニキビとは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖によって起こる皮膚の病気です。進行して炎症を起こすと、化膿して膿がたまり、ニキビが治った後にニキビ跡ができてしまうことがあります。
皮膚の炎症が強ければ強いほど毛細血管が集まりやすく、新たな血管ができて血液が流れることで、赤みのあるニキビ跡が残りやすくなります。
また、ニキビだけでなく、長期間のマスクの使用などによってできた湿疹が慢性化することで、肌に赤みが生じることもあるでしょう。
季節の変わり目などで肌が敏感に傾いた状態が長期間にわたると、さらに深刻化して赤みが慢性化することもあるため、ニキビなどの肌荒れによって赤みが出ている場合は、できるだけ早めに対処することが大切です。
大きな気温の差
寒い日が続くと体全体の血流が悪くなり、毛細血管の拡張・伸縮機能が低下することも、赤ら顔の原因のひとつです。
毛細血管には、寒暖差に合わせて血管を拡張したり伸縮したりして、皮膚の表面温度を保つ役割があります。
例えば、寒い場所に長時間いる場合に温度を上げようと拡張した血管の収縮がうまくいかず、血管が透けやすくなって顔が赤く見えたり、寒い場所から暖かい場所に移動したことで、拡張した毛細血管が透けて見えたりします。
かゆみが出ることもあるため、かきむしってしまうとさらに症状が悪化することも。
アルコールや刺激物を摂取したあとや、緊張したときなど、血流がよくなったときも同じような状態になることがあります。
間違った洗顔やクレンジング
顔をゴシゴシこすったり、洗浄力の高すぎるクレンジングを使ったりなどの間違ったスキンケアも、赤ら顔の原因になることがあります。
顔の皮膚は非常に薄いため、洗顔時に顔を強くこすったりスクラブやピーリングを頻繁に使用したりすると、肌が傷んでバリア機能が低下し、赤みが生じやすくなります。
拭き取りタイプのクレンジングや洗浄力の高いオイルタイプ、バームタイプのクレンジング剤も、肌への刺激が強い傾向にあるため注意が必要です。
ニキビダニ
ニキビダニ(デモデックス)というダニが繁殖している場合も、肌に赤いブツブツができたり赤く腫れたり、肌の炎症や肌荒れなどが引き起こされて赤ら顔になることがあります。
ニキビダニは、誰の肌にもいる可能性のある虫で、皮脂を好んで食べているため、肌にいること自体は問題ありません。
しかし何らかの原因によって肌の皮脂バランスが崩れてニキビダニが繁殖してしまうと、免疫が過剰に反応して炎症を起こし、肌にさまざまな症状が現れる『毛包虫性ざ瘡』になります。
ニキビダニが繁殖しやすいのは、皮脂の多い方やメイクがきちんと落としきれていない方、肌をゴシゴシこすって洗う方、不衛生にしている方などです。
脂質や糖質の過剰摂取
脂質や糖質を多く含む食品を好んで食べていると、皮脂が過剰に分泌されて肌の水分量と皮脂量のバランスが崩れ、バリア機能が低下するため、赤ら顔の原因になります。
仕事中にいつもチョコレートをつまんでいる方やファーストフード、揚げ物などの脂っこい食事が多い方は、脂質や糖質の摂取を控えて腹八分目を心がけるなど、食生活を整えるだけで顔の赤みが軽減する可能性もあります。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や運動不足などの生活習慣の乱れも、赤ら顔の原因になる可能性があります。
睡眠不足は肌のターンオーバーの乱れを招き、肌のバリア機能が低下するため、紫外線や花粉、ハウスダスト、ダニなどの外的刺激に免疫が過剰に反応して赤みが生じやすくなります。
一日中座っていることが多い方やゴロゴロする時間が長い方など、運動不足の方も、血管の拡張・伸縮に体が素早く反応できずに毛細血管が目立ってしまうこともあるでしょう。
また、ストレスの多い生活も、自律神経の正常な働きを妨げてターンオーバーの乱れを招き、肌の赤みやかゆみの原因になることがあります。
皮脂の過剰分泌を誘発してニキビや肌荒れが起こりやすくなり、赤ら顔になる可能性が高まってしまうため、生活習慣が乱れている方は注意が必要です。
皮膚の病気
以下のような皮膚の病気でも、赤ら顔になることがあります。
酒さ
『酒さ』とは、血管が拡張して顔が赤くなった状態が長期間続く皮膚疾患です。ニキビのような発疹やほてり感、ピリピリとした痛みなどを伴うこともあります。
鼻の頭や頬、眉間、あごなどに症状が出ることが多く、重症化すると腫瘤が現れることもあり、治るまでに長期間の治療が必要になるため、気になる症状がある場合は早めに対処すべきです。
なお、酒さの症状は主に4つの種類に分類されます。
- 紅斑毛細血管拡張型:皮脂が多く毛細血管の拡張が目立つタイプ
- 丘疹膿疱型:ブツブツとした丘疹や膿をもった膿疱が目立つタイプ
- 鼻瘤:鼻などの皮膚が厚くなりボコボコとしたおうとつが目立つタイプ
- 眼型:目の充血や涙目、異物感、熱感、かゆみ、乾燥など目の症状が目立つタイプ
酒さは30代以降の女性にみられることが多く、若い世代がかかることはそれほどありません。
気温差や日光、過度なアルコール・からい食べ物の摂取、ホルモンの異常、ストレスなどによって悪化するといわれているため、心当たりのある方は注意しましょう。
酒さ様皮膚炎
『酒さ様皮膚炎』とは、長期間顔にステロイド薬を使用したことで発症する皮膚疾患です。
肌に赤みが出るなどの症状が酒さに似ていることから、そのような名称がつけられています。
ステロイド薬が処方されていても、医師の指示通りに使用していれば酒さ様皮膚炎を発症することはありません。
しかし症状が治っても薬を使い続けたり、決められた回数や量よりも多く使用したりなど、誤った使い方をしている場合は、酒さ様皮膚炎が起こりやすくなります。
脂漏性皮膚炎
『脂漏性皮膚炎』とは、皮脂を好んで食べる『マラセチア』という常在菌によって、皮脂の多い部分(頭皮・髪の生え際・こめかみ・額・鼻の脇・胸・背中など)にできる皮膚疾患です。
主に皮膚の赤みや角質細胞が剥がれ落ちてできる『鱗屑(りんせつ)』が現れます。
マラセチアは健康な人の皮膚にも存在している真菌ですが、食生活の乱れや過度のストレス、ホルモンバランスの乱れなどによって皮脂の過剰分泌が起こると、マラセチア菌が増殖して赤みのある湿疹やかゆみが生じます。
アトピー性皮膚炎
『アトピー性皮膚炎』は、皮膚が赤くなる『紅斑』や、かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す皮膚疾患です。強いかゆみからかきむしってしまい、肌のバリア機能が低下して炎症が起きやすくなります。
症状が顔に出ることも多く、ひどくなると顔全体が赤く見えることもあります。
今泉スキンクリニックで行っている赤ら顔の治療方法
今泉スキンクリニックでは、以下の中から患者様一人ひとりの肌の状態やご希望に合わせた治療方法をご提案いたします。
- フォトフェイシャル/M22・IPL
- ロングパルスNd-YAG レーザー
- イオン導入
- Co2(炭酸ガス)レーザー
赤ら顔を解消するには、症状や原因に合わせた治療を受けることが重要です。当院では、さまざまなタイプの治療をご用意しておりますので、ご自身に適した治療方法があるか確認してみてください。
フォトフェイシャル/M22・IPL
フォトフェイシャル/M22・IPLは、IPLという光を肌に照射して、シミやくすみ、赤ら顔などの肌トラブルを改善する治療です。
肌の表面だけでなく、奥深くに働きかけて血管を収縮させることで、赤ら顔を改善します。
また、コラーゲンの生成を促進するため、赤ら顔だけでなくシミやシワ、ハリ不足などのエイジングサインも併せてケアできます。
詳しくはこちらメリット・効果
フォトフェイシャル/M22・IPLのメリットは、総合的に肌をきれいにできることです。
従来のレーザー治療のように、ひとつの肌悩みに対してのみ効果を発揮するのではなく、酒さやニキビによる赤ら顔や毛穴の開き、肌のハリ・ツヤ、くすみ、シミ、そばかすなどの複数の肌悩みを改善できます。
フォトフェイシャル/M22・IPLで照射可能なIPLの波長は7種類。それに加えて8種類のフィルターを使い分けることで、肌悩みや肌質、肌の色、照射部位に合わせたきめ細やかな治療も可能です。
また、施術も短時間で完了し、ダウンタイムもほとんどありません。肌に軽い赤みが出る程度で済むため、治療後に予定がある場合も、すぐにメイクをして帰宅できます。
デメリット・注意事項
フォトフェイシャルM22/・IPLは安全性の高い治療ですが、隠れていたシミが表面に出てきたり肝斑が濃くなったりなどのデメリットがあります。
稀にやけどや水ぶくれになる可能性もあるため、必ず信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。
なお、フォトフェイシャル/M22・IPLは以下のような方は受けることができません。
- ケロイド体質の方
- 直前に日焼けをした方
- てんかんの発作を起こしたことがある方
- 光線過敏症の方
- 妊娠中・授乳中の方
上記以外にも、光感受性が高まる内服薬や外用薬を使用している方などは、施術を受けられない可能性があるため、事前に医師に相談することをおすすめします。
Fotona QX(QスイッチYAGレーザー)
Fotona QXは、赤い色に反応するため、赤い色素の改善に適した最新のレーザー機器です。
1064nmと532nmの2つの波長のレーザーを使い分けながら、シミやあざなどの色素異常やアートメイク、タトゥー、外傷性色素沈着だけでなく、肌の色素に関するさまざまなトラブルを改善します。
通常に比べて治療後に内出血を起こすリスクが少ないのも特徴のひとつです。
詳しくはこちらメリット・効果
Fotona QXは、従来のレーザー機器のように一ヶ所に集中して照射する『ガウンシアン型』ではなく、台形型に均一に照射する『トップハット型』のため、ムラなく均一に安全な治療ができるのがメリットです。
施術中はゴムで弾かれたような軽い痛みを感じることがありますが、基本的には麻酔は必要ありません。痛みに弱い方は、麻酔クリームが使用できるため、それほど心配しなくても大丈夫です。
また、施術後の赤みもすぐに引いていきます。レーザー治療でありながら、テープで保護するなどの必要もなく、洗顔やメイクもすぐにできる点も、Fotona QXのメリットだといえるでしょう。
デメリット・注意事項
Fotona QXは痛みやストレスの少ないレーザー治療ですが、人によってはチクチクとした痛みを感じることがあります。
施術後は、他のレーザー治療と同じように紫外線対策を万全にする必要がある他、保湿も怠らずに行うことが大切です。
また、Fotona QXの効果はマイルドであるため、1回で十分な効果を実感できるわけではありません。定期的に通院して施術を受けなければならない点にも注意しましょう。
なお、Fotona QXは以下のような方は受けることができません。
- 光線過敏症の方
- 心臓疾患のある方
- てんかんやけいれんを起こしやすい方
- 施術部位に金属プレートやシリコンを埋めている方
- 妊娠中・授乳中・妊娠の可能性のある方
上記以外にも、感染症や傷、皮膚疾患のある方、ケロイド体質の方などは施術を受けられない可能性もあるため、カウンセリングで施術可能か確かめてみることをおすすめします。
イオン導入
イオン導入は、炎症やアレルギーを鎮静させるトラネキサム酸と、コラーゲンを生成するビタミンCを肌の奥まで届ける治療です。
メラニン色素の沈着によるくすみやクマにも効果を発揮します。トラネキサム酸導入は、クリニックでしか受けられないおすすめのメニューです。
なお、当院ではイオン導入後に特殊な美白マスクで仕上げをさせていただきます。(お急ぎの方はお持ち帰りも可能)
詳しくはこちらメリット・効果
イオン導入は、微弱な電流を流すことで通常よりも肌の深いところまで有効成分を浸透させる治療です。その効果は、浸透させる薬剤の種類によって異なります。
酒さによる顔の赤みを抑制するだけでなく、ニキビやニキビ跡、毛穴の開き、シミ、シワ、くすみなどのさまざまな肌悩みを改善するため、お肌のメンテナンスとして定期的に受けるのがおすすめです。
また、イオン導入は他の美容施術との併用も可能です。フォトフェイシャルM22/・IPLと併用することで、赤ら顔に対してさらに効果的な治療ができます。
デメリット・注意事項
イオン導入は、1回の施術では効果を実感しにくいことがデメリットです。赤ら顔を改善したい場合は、複数回の施術を受ける必要があります。
肌にやさしい施術ではありますが、施術中に強い刺激を感じたり、施術後赤みや腫れなどが生じたりする可能性があるため、敏感肌やアトピー肌の方は注意しましょう。
なお、イオン導入は以下のような方は受けることができません。
- 心臓ペースメーカーを使用している方
- てんかんの発作を起こしたことがある方
- 施術部位に強い湿疹や感染症のある方
- リフトアップで金の糸を入れている方
- 妊娠中の方
上記の他には、施術部位に感覚障害や麻痺の症状がある場合は受けられない可能性があります。心配な症状がある場合は、必ず医師に相談したうえで施術を受けるかどうか検討しましょう。
CO2(炭酸ガス)レーザー
CO2(炭酸ガス)レーザーでは、毛細血管の拡張・伸縮機能の改善を促進することにより、徐々に赤ら顔の治療を行っていきます。
当院ではルミナス社製の最先端のCO2(炭酸ガス)レーザー『Acu Pulse®︎(アキュパルス)』を使用しています。
Acu Pulse®︎は従来のCO2レーザーと比べて、より少ないエネルギーで深く蒸散できるのが特徴です。最短のパルス幅で照射することで、術後に色素沈着が起こる心配が少なくて済みます。
詳しくはこちらメリット・効果
Acu Pulse®︎は周囲の組織への侵襲が少ないことから、早期に治したい方や傷跡を目立たせたくない方におすすめの治療です。
小さいスポットで深い部分に照射したり、反対に大きいスポットで皮膚の表層のみに照射したり、もしくはその両方を一度に照射したりなど、4種類のモードの中から患者様の症状や施術部位に応じて出力を調整しながら治療を行います。
従来のCO2レーザーと比べて施術後に赤みや瘢痕が出るリスクを軽減しながら、赤ら顔への効果的な治療ができます。
レーザーを照射した部分の皮膚がダメージを受けることで、皮膚の再生を促進して小ジワやきめの乱れ、ニキビ跡、傷などを改善するため、理想の美肌に近づくことが可能です。
デメリット・注意事項
Acu Pulse®︎は、従来のCO2レーザーと比べて施術後に赤みや瘢痕が出にくいのが特徴ですが、稀に色素沈着や赤みが出ることもあります。
過度な日焼けや摩擦は色素沈着の原因となりやすいため、施術後にかさぶたができた場合は無理に剥がしたりこすったりせず、日焼け止めなどで十分に紫外線対策を行いましょう。
Acu Pulse®︎は、以下のような方は受けることができません。
- 光線過敏症の方
- リウマチで金属剤を使用した経験のある方
- ケロイド体質の方
- 施術部位にアートメイクやタトゥーが入っている方
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方
上記の他にも、施術部位にボトックスやヒアルロン酸、ピーリングなどを行っている場合は、施術日を遅らせる可能性もあります。
また、状態によっては治療が受けられない可能性もあることを理解しておきましょう。
ホームケアもおすすめ
クリニックでの治療と適切なホームケアを併用することで、赤ら顔に対してより高い効果が期待できます。
今泉スキンクリニックでは、赤ら顔をより効果的に解消するホームケアアイテムもご用意しております。
muNoage アドバンストリジュビネーションクリームEx
超敏感肌やアトピー肌でも使えるクリーム。
肌の再生を促進する7つのペプチドを配合しているため、複合的に肌をケアします。赤ら顔だけでなく、肌のたるみやむくみ、クマなどにも効果的です。
ナビジョン(NAVISION)
美容成分を効果的に届ける革新技術を用いて資生堂が開発したナビジョン(NAVISION)。
美白有効成分を含み、美容治療を受けた肌にも負担をかけることなく、メラニン色素の生成を抑制して顔の赤みやシミ、そばかす、くすみなどの気になる肌トラブルを予防します。