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ボトックスとハイフは同時にできる?施術の順番と間隔について解説

たるみ改善や小顔治療を希望している方は、医療ハイフとボトックスを併用できないか悩む場合があるかもしれません。

ハイフは超音波の刺激によってタイトニングやリフトアップを行うものであり、ボトックスは筋肉を縮小させてエラ張りやシワを改善することが目的です。

どちらも肌の引き締めやサイズダウンに効果的な方法ですが、同時に施術を受けることは可能なのでしょうか。併用することにどのようなメリットがあるのでしょうか。

この記事では、ボトックスと医療ハイフについて解説しています。同時に治療を受ける場合の注意点も説明しているため、参考にしてください。

医療ハイフの特徴は種類の多さ

ボトックス ハイフ

医療ハイフの大きな特徴は、目的別に使用する機械やアタッチメントの種類が豊富なことです。

医療ハイフの仕組みと、治療目的について見ていきましょう。

超音波を使った医療ハイフの仕組み

医療ハイフとは、高密度焦点式超音波治療法(Higt Intensity Focused Ultrasound)の略称です。超音波のエネルギーをごく小さな範囲に集中させることで、表皮組織へのダメージをできるだけ抑えつつ筋膜を刺激することができる美容治療です

超音波は、1秒間の振動数(周波数)が非常に高く、水分を多く含んだ環境下で早く伝達する性質を持っています。

水分が豊富な皮膚組織に対して照射した場合、細胞同士に振動が伝達し高速で摩擦されることで、部分的に高温状態を招くことができます。

この性質を利用し、皮膚組織の下の筋膜を刺激してタイトニングやサイズダウンを目指すものが医療ハイフの治療の仕組みです。

ハイフは目的別治療が可能

医療ハイフの特徴は、機種や治療したい部位によって出力を細かく変化させることです。したがって、自分が希望する仕上がりについてどの機種を選ぶかなど判断が難しくなっています。

医療ハイフの大まかな種類と目的です。

ドットハイフ…リフトアップのために使用される

リニアハイフ…サイズダウンのために使用される

ハイフシャワー…肌のハリ回復のために使用される

ドットハイフとは、「ハイフリフト」とも呼ばれ、最も一般的なハイフの治療法です。60〜70℃になる音波を点状に照射することで、筋膜を刺激し肌を引き締めます。

リニアハイフは、線状の音波を照射し脂肪細胞を破壊して排出されやすくすることでサイズダウンを叶える方法です。

ハイフシャワーは皮膚の浅い層に音波を当てることを通して、ハリ改善や毛穴引き締め効果を期待目的としています。

また、各治療に用いられる医療ハイフの機種も様々です。主な種類と目的は以下の通りです。

・タブロ…リフトアップ、ハリ感アップ、引き締め

・タブロゴールド…リフトアップ、ハリ感アップ、タイトニング

・ソノクイーン…シワ改善、ハリ感アップ

・タイタン(第3世代)…タイトニング、リフトアップ

・ウルトラセルQ+…たるみ改善

タブロゴールドはタブロの進化系で、顔だけでなく体にも施術できることが特徴です。そのクイーンは音波の刺激がマイルドであり、目元などのデリケートな部位の治療にも使えます。

第3世代タイタンは出力が大きく、治療後の効果が現れるスピードが早いことがメリットな機種です。

ウルトラセルQ+は、筋膜に対しピンポイントで音波を照射することで施術中に感じる痛みをできるだけ小さくし、短時間で完了できることが魅力です。

ボトックスの特徴は筋肉を小さくすること

ボトックス ハイフ

ボトックスは、発達しすぎた筋肉を小さくすることで顔のサイズダウンやエラ張り改善を目指す治療法です

表情筋にボツリヌストキシン製剤といって、筋肉の収縮を妨げる成分を注射し、過剰な緊張を抑えます。

この性質を利用し、眉間や額にできてしまった緊張ジワを解消することをめざします。

また、マイクロボトックス、ボトックスリフトと呼ばれる治療法では、筋肉ではなくその上の筋膜や皮膚組織に注射することで、毛穴を引き締めたり皮脂を押さえたりすることができます。この方法では、ニキビの痕や角栓の改善が可能です。

サイズダウンや引き締めなど、ボトックスは医療ハイフの治療目的と共通する側面も持っています。しかし、音波を発生する機械を使うハイフに比べて、薬剤でアプローチするものであり、治療方法としては全く異なっています。

ボトックスに関しては以下の記事でも解説しています。参考にしてください。

エラボトックスの効果とは?咬筋の肥大が原因のエラ張りに適用される小顔治療

目の下のボトックスが不自然な仕上がりになる原因とは?症例と失敗を避けるためのポイントを解説

マイクロボトックスでイチゴ鼻を改善!毛穴の詰まりやテカリに効果的な理由を解説

ボトックスとハイフを併用する場合の順番は

ボトックス ハイフ

ボトックスとハイフを同時に受けたいと希望する方は、ハイフを先に行い、その後でボトックス治療を受ける場合なら同日の併用も可能です

理由はボトックスの成分がタンパク質に由来することです。タンパク質は熱によって変性する性質を持っているため、ボトックスを先に受け、次にハイフを施術すると音波の熱によって効果が薄れてしまいます。

ボトックスを先に受けた場合は、ハイフの治療を受けるために少し期間を開ける必要があります。

また、ハイフを受けたあとに皮膚が赤くなる、痛みが出るなどの副反応が起こってしまったら当日中のボトックスは避けなくてはいけません。

続けて治療ができるかどうかについては、担当する医師に肌の状態を診察してもらい、指示に従うようにしてください。

ボトックスハイフを受ける場合の間隔

ボトックス ハイフ

ボトックスを先に受け、次のハイフの治療を受ける場合には、最低でも2週間異常間隔を開ける必要があります

ボトックスは注射をしてから効果が出るまでに時間がかかる治療方法です。筋肉を収縮させる神経伝達物質アセチルコリンの働きをボツリヌストキシンが阻害しても、肥大した筋繊維がすぐに小さくなるわけではないからです。

注射をうけてからサイズダウンやエラ張りが目立たなくなるなどの効果を実感できるようになるまで、数日〜2週間かかります。

治療した箇所や、ボトックスの量によっては2、3日で効果が出る場合もあります。しかし、確実に効果を出すためには数日以内のハイフは避けるべきです。

ボトックスの治療を受けてから、ハイフを行うまでの期間の目安が2週間ということに注意しておいてください。

ハイフとボトックスを同時に受けるメリット

ボトックス ハイフ

医療ハイフとボトックスの治療を併用することのメリットは、効果が現れやすくなることと治療の効果が長引きやすくなることです

ハイフは筋膜を引き締めることが目的で、ボトックスは表情筋を緩めることを目指した治療です。

同時に受けると、お互いの治療法の相乗効果でより効率よくサイズダウンすることが可能になります。

また、ハイフを受けると音波の刺激によって皮膚組織内のコラーゲン生成を刺激する効果もあります。

ハリ改善や弾力アップに繋げられるのですが、乾燥によるシワの予防にもなります。したがって、ボトックスによるシワ改善治療を後押しし、持続期間を長くすることにつながります。

医療ハイフとボトックスを同時に受けることで、小顔になりたいなどの見た目の悩みを効果的に改善できることが最大のメリットです。

印象の変化など確実な結果を希望したいという方にとっては、ハイフとボトックスの併用はおすすめな治療法です。

ボトックスとハイフを同時に受ける場合の注意点

ボトックス ハイフ

ボトックスとハイフの治療を同時期に受ける場合には、副反応などいくつか注意点があります。詳しく解説しましょう。

ハイフを受けた後の注意点

ハイフの治療を受けた後で、顔に赤みが出たり火傷ができてしまうことがあります。

赤みの原因は、肌が敏感な方が熱による刺激でダメージを受けてしまうからです。事前の診察で敏感肌かどうかを申告し、低刺激な機種で治療してもらえば防ぐことも可能です。

火傷が起こってしまうケースはそれほど多くはありませんが、痛みが続くほど深刻な場合には治療を受けたクリニックか皮膚科を受診するようにしましょう

ごくまれに、ハイフの影響で神経が傷ついてしまうこともあり注意が必要です。特に表情筋を動かすための神経が損傷すると、患部が痺れたり顔が動かしづらくなるなどの副作用が起こります。

この状態ではボトックスの治療を受けることは、かなり慎重にならなくてはいけません。まずは神経と筋肉の状態が正常にもどるまで待って、その上でボトックスを受けても大丈夫かどうか医師に判断してもらってください。

ボトックスを受けた後の注意点

ボトックス注射を受けた後、副反応として頭痛が起こる場合があります。直後にハイフを受けることはないため、あまり心配することはありませんが、痛みが長引く場合には注意しなくてはいけません。

頭痛の原因は、筋肉の動きのアンバランスによって体にストレスがかかっているからです。ハイフはわずかながら痛みを感じる治療のため、精神的肉体的なストレスがある状態では治療をおすすめできません。

ストレスの影響で痛みを感じやすくなる可能性があるからです。ボトックスを受けてからハイフの治療を希望する場合は、頭痛など体調不良が改善するまで待つことが重要です

必要なら、2週間以上期間を開ける、体調についてクリニックに相談して指示を仰ぐなどの対策をとりましょう。

まとめ

ボトックスとハイフを併用する場合の治療について解説しました。同時に施術を受けることで、効果が長続きするなどのメリットがある一方、注意すべき点もいくつかあります。

ボトックスは熱に弱く、ハイフを併用するためには治療を受けてからしばらく期間を開ける必要があります。

また、ハイフの後でボトックスを受ける場合も、肌に赤みが出たり痛みや火傷の症状が現れているなら同日の治療は避けたほうがいいでしょう。

今泉スキンクリニックでは、患者さんが希望する仕上がりや悩みの解決を実現するために、丁寧な聞き取りを通して一人ひとりに最適な治療方法の提案を行っています。

ボトックスとハイフを同時に行っても大丈夫かどうか、しっかりと診断した上で施術を行います。

同時に治療を受けてみたいけど、不安を感じているという方はぜひ気軽にご相談ください。