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目の下のたるみの原因と対策│自力で治す方法は?美容医療の施術も紹介

鏡を見て目の下のたるみを気にしている女性

目の下のたるみやふくらみは、「実年齢より老けて見える」「疲れて見える」など、悩んでいる方の多い症状です。

目の下のたるみが悪化すると、シワを引き起こしたり、黒クマになったりすることもあり、近年では20代でも予防目的のケアに関心を持つ方が増えています。

目の下のたるみは、加齢や生活習慣、紫外線ダメージなど複数の要因が重なって生じます。

この記事では、目の下のたるみができる原因、自宅でできるケア方法、美容クリニックでの治療法までわかりやすく解説します。

目の下のたるみの原因

目の下のたるみ・ふくらみが発生する仕組みの図解。眼輪筋の衰えによって眼窩脂肪が押し出され、目の下のたるみ・ふくらみが発生している

目の下のたるみの主な原因は加齢ですが、それ以外にも筋肉・脂肪・生活習慣など複数の要因が複雑に絡み合って起こります。

効果的な目の下のたるみの悪化防止・予防のためにも、原因について理解しておくことが大切です。

ここでは代表的な原因について順番にチェックしていきましょう。

加齢に伴う皮膚の変化(弾力低下・皮膚が薄くなる)

目の下のたるみの主な原因のひとつが、加齢による皮膚の弾力低下です。

加齢や紫外線の影響によって、真皮内のコラーゲン・エラスチンが変性・減少。同時に保水成分であるヒアルロン酸も減っていき、皮膚の弾力や柔軟性が失われることでたるみが進行します。

また、加齢に伴い目の下の皮膚が薄くなることで、ティアトラフ(涙溝)と呼ばれる目と頬の境界線のくぼみが目立ちやすくなり、これが目の下のたるみを強調する原因になることもあります。

眼輪筋の衰え

目の周囲をドーナツ状に取り囲む眼輪筋は、まぶたの開閉やまばたきに使われる表情筋のひとつです。

眼輪筋には、眼球の下に位置する眼窩脂肪が前方へ飛び出さないよう支える重要な役割があります。

加齢によって眼輪筋の筋力や筋量が低下すると、脂肪を支えきれなくなって目の下のふくらみやたるみが生じ、さらに筋肉量の減少によって皮膚のくぼみも起こります。

眼輪筋は、目の下のたるみだけでなく目の機能にも影響していると考えられており、ポーラの研究によれば「まぶたが重い」と感じている人は、目のまわりの筋力低下が見られたといいます。

(参考:株式会社ポーラ『「眼輪筋」の筋力が加齢により低下することを発見』)

眼窩脂肪の量や移動

目の下のふくらみやたるみは、眼窩脂肪(眼球を衝撃から守るクッションとして眼球周囲を取り囲む脂肪)が前方へ突出することで生じます。

加齢によって眼球を支えているロックウッド靭帯が緩むと、重力の影響で眼球がわずかに下方向へ移動し、眼窩脂肪が前へと押し出されてしまいます

また、加齢とともに頬の脂肪も減少するため、眼窩脂肪の膨らみとの段差が広がり、たるみがより際立って見える場合もあるでしょう。

眼窩脂肪は身体の脂肪とは異なり、体重増減によって量が大きく変わることはなく、体質・遺伝的な影響が大きいとされています。

中には眼窩脂肪が出やすい骨格の人もおり、10代や20代の若い方でも早い段階からたるみが見られることもあります。

皮膚への刺激・摩擦

目の周囲の皮膚は体の中でも特に薄く、デリケートな部位です。

「クレンジングや洗顔時に目元をゴシゴシこする」「アレルギーや花粉症などで無意識に目の周りを頻繁にこする」などの日常的な刺激や摩擦の蓄積も、たるみの進行を早める原因のひとつになります。

目をこする動作を繰り返すと、皮膚が引き伸ばされてしまう可能性があるため注意しましょう。

目元に触れる際は「力を入れず優しく」を習慣にしましょう。

目の酷使

長時間のスマートフォンやパソコン作業などによる目の酷使も、目の下のたるみにつながる原因です。

眼精疲労が慢性化すると、目周りの血行が悪くなり、むくみが生じて目の下のたるみに影響することもあります。

目の酷使や疲れは眼輪筋の衰えにつながる可能性もあるとされているため、意識的に休憩を取り入れ、1時間に一度は目を休ませる習慣を心がけるようにしましょう。

生活習慣の影響

睡眠不足やストレス、運動不足、偏った食生活、悪い姿勢、紫外線対策の有無など、日々の生活習慣も肌の老化スピードに影響を与えます。

たるみは徐々に進行していくものであるため、悪化させないよう、一度生活習慣を見直してみましょう。

目の下のたるみ対策に!自宅でできるセルフケア

鏡を見て目の下のたるみを気にしている女性

目の下のたるみは、一度生じてしまうとセルフケアだけで完全に元の状態に戻すことは難しいため、日常的な予防ケアが大切です。

ここでは自宅でできるセルフケア方法を紹介します。

正しい方法での洗顔・クレンジング

目周りはもともと皮膚が薄くデリケートであるため、誤った方法のケアを繰り返すと肌へのダメージが蓄積し、たるみの悪化を招きます。

特に落ちにくいアイラインやマスカラには、専用のポイントメイクリムーバーをコットンに十分な量を含ませ、目元に当てて数秒置いてから優しく押さえるようにして落としましょう。

洗顔の際は、きめ細かく泡立てた泡で包み込むように洗い、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。

洗顔後はできるだけすぐに保湿し、肌のうるおいを守りましょう。

紫外線対策

紫外線は目の下のたるみを加速させる原因のひとつです。

紫外線は晴れの日だけでなく雨の日や曇の日でも降り注いでおり、窓ガラスを透過して室内にも届くため、一年を通してしっかり紫外線対策を徹底しましょう。

日焼け止めに加えて、外出時は日傘・帽子・UVカットサングラスを組み合わせることで物理的に紫外線を遮ることも効果的です。

目元のマッサージ

目元のマッサージは、血行・リンパの流れを促進し、むくみを改善する効果が期待できます。

まずは親指で眉毛とまぶたの間を軽く10秒ほど押し、次に親指をこめかみに当て、残りの指で頭頂部を10秒ほど押します。

行う際はアイクリームや美容液を指に取り、滑りをよくしてから始めましょう。

目元の皮膚は体の中でも特に薄い部位なので、「触れるか触れないか」くらいの力加減を意識し、こすらないよう注意しながら行ってください。

目元のツボ押し

目元の疲れや血行不良が気になるときは、目の周囲に集中するツボを刺激するセルフケアが手軽です。

目の下のたるみ・むくみ対策に有効とされるツボを3つ紹介します。

承泣(しょうきゅう)黒目の真下、骨の縁にあるツボ。眼精疲労の軽減と目元の血行促進に効果が期待できる
球後(きゅうご)承泣と目尻のちょうど中間にあるツボ。血液・リンパの流れを促し、たるみやむくみのケアに
太陽(たいよう)目尻の少し外側、骨のくぼんだ部分にあるツボ。血行を促進し、新陳代謝を促す

デスクワークの合間や入浴中のちょっとした時間に行うだけで目元がすっきりする効果が期待できます。

ツボ押しの際も、摩擦が起きないよう注意して行いましょう。

目の下のたるみを取る方法

クリニックでヒアルロン酸注入による目の下のたるみ治療を受けている女性

目の下のたるみ取りには、大きく分けて「切るたるみ取り」と「切らないたるみ取り」があります。

皮膚切除が必要な場合は、脂肪の移動と皮膚の切除を同時に行う「表ハムラ法」が選ばれることがあります。

「裏ハムラ法」「経結膜脱脂(目の下の脂肪取り)」は切らないたるみ取り・クマ取りと言われていますが、皮膚表面を切らないだけで下まぶたの裏を1〜1.5cmほど切開する方法です。

今泉スキンクリニックでは、主に注入治療や照射治療、糸リフトなどによる切らないたるみ治療を行っています。

ここでは、当院で取り扱っている主な目の下のたるみ治療を紹介します。

なお、美容医療の施術には副作用やリスクもあるため、信頼できる医師と十分相談したうえで検討することが大切です。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、目の下のくぼみやティアトラフ(涙溝)にヒアルロン酸を直接注入し、皮膚を内側から持ち上げてたるみや影を目立ちにくくする治療法です。

注入直後から効果を実感しやすいのが特徴で、治療直後からメイクができ、「なるべくダウンタイムが少ない治療が受けたい」という方にも向いています。

ヒアルロン酸が配合された製剤にはさまざまな種類があり、当院ではプロファイロ、プルリアルシルク、スネコスパフォルマ(SUNEKOS®Performa)など豊富な種類を取り揃えています。

ヒアルロン酸注射について

目の下のくぼみ、クマへのヒアルロン酸注射の効果は?持続期間や注意すべき点について解説

プロファイロで目の下のクマやたるみは改善できる?効果やメリットについて解説

医療ハイフ(HIFU)

医療ハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)は、高密度の超音波エネルギーを集中照射し、ピンポイントに熱を発生させることでコラーゲン・エラスチンの生成を促し、肌を土台から引き締めるリフトアップ治療です。

当院が導入しているウルトラセルZiは、目周り専用カートリッジを搭載しており、目元のたるみや小ジワなど、細かい部分にもアプローチできます。

「目の下のたるみが気になるけど、メスを使う施術は避けたい」という方にも適した施術です。

医療ハイフ(ウルトラセルZi)の施術について

ダーマスプリングリフトアイ(糸リフト)

ダーマスプリングリフトアイは、目元専用の糸リフト(スレッドリフト)です。

従来の糸リフトでは目元への施術が難しいとされていましたが、デリケートな目元専用の極細の医療用吸収糸と、針先が丸い鈍針を使用することで内出血や痛みのリスクを抑えながら施術が可能となっています。

「引き締め」と「ハリアップ」の2つの効果で、たるみやシワの改善を目指します。

ダーマスプリングリフトアイの施術について

目の下のたるみについてのよくある疑問

鏡を見て目の下のたるみを気にしている女性

ここでは、目の下のたるみについてのよくある疑問について紹介します。

Q:眼輪筋トレーニングは目の下のたるみに効果はある?

A:トレーニングを正しい方法で行えば、眼輪筋に負荷をかけて鍛えられる可能性はあります。

しかし、眼輪筋トレーニングによって目の下のたるみやクマが治るというエビデンスは乏しく、摩擦や皮膚を引っ張る刺激によって、むしろ逆効果になってしまう可能性もあります。

どうしても眼輪筋トレーニングを行いたい場合は、医師や専門家に相談して正しい方法で行うといいでしょう。

Q:目の下のたるみを即効で取る方法は?

A:完全に「即効で取る」セルフケアは存在しませんが、印象の一時的な改善が期待できる方法はあります。

コンシーラーやハイライトを活用したメイクで、たるみによる影やくぼみを目立たなくする工夫は可能です。

即効性や劇的な効果があるわけではないものの、ナイアシンアミド、純粋レチノール、ビタミンC誘導体などハリにアプローチできるアイクリームなどを使った日常的なケアもたるみ対策になるでしょう。

Q:目の下のたるみを自力で治すことはできる?

A:乾燥や血行不良、目の酷使などが原因であれば、保湿ケアや生活習慣の改善によってある程度の予防・緩和が期待できます。

ただし、眼窩脂肪の突出や皮膚の弾力低下が主な原因の場合、どれだけセルフケアを続けても自力での改善は難しいでしょう。

まとめ

目の下のたるみは、加齢や筋力低下、脂肪の影響など複数の要因が重なって生じます。

たるみは少しずつ進行していくため、紫外線対策や保湿対策、生活習慣の見直しなど日常的なケアを続けることが大切です。

すでにたるみが進行している場合や、自力ケアで変化が見られない場合は、美容医療でのアプローチも選択肢です。

今泉スキンクリニックでは、目の下のたるみに適したさまざまな施術メニューをご用意しています。

お一人おひとりの目元の状態や生活スタイルに合わせた適切なプランをご提案していますので、「どの施術が自分に合っているかわからない」という方も、まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

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