美容医療に関心を持ち始めた方の中には、「ヒアルロン酸を入れたら整形したことになるの?」「美容医療と美容整形は何が違う?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?
明確な定義はないものの、ヒアルロン酸注射は広い意味での「美容整形」に含まれる医療行為と考えられます。
ただし、ヒアルロン酸注射はメスを使わずに受けることができ、一般的にイメージされる「美容整形(切開を伴う施術など)」とは施術方法やダウンタイム、効果の持続期間などに違いがあります。
この記事では、ヒアルロン酸注射と美容整形・美容医療との関係や、切開を伴う施術との違いをわかりやすく解説します。
ヒアルロン酸注射も「美容整形」の一つと考えられる

公益社団法人 日本整形外科学会は、美容外科を形成外科の一分野として説明したうえで、プチ整形と呼ばれるコラーゲンやヒアルロン酸の注入も美容外科で行われる治療の一つとして挙げています。
厚生労働省では、美容を目的として医療機関で医師が行う施術を広く「美容医療」としており、細かな線引はされていませんが、ヒアルロン酸注射の処置内容や効果を考えれば、美容整形の一つと考えられるでしょう。
ここでは、美容整形・美容医療・プチ整形・美容外科・美容皮膚科など、それぞれの言葉がどのように使われているのかを紹介します。
(参考:公益社団法人 日本整形外科学会『一般の方へ』)
(参考:厚生労働省『施術前に必ず知っておくべきトラブル事例』)
美容整形とは?
「美容整形」は、顔や身体の見た目を整えることを目的とした医療を指して一般的に使われている言葉(俗称)です。
医療機関の診療科として認められているのは「美容外科」「形成外科」などで、実際には「美容整形科」という診療科はありません。
多くの方が「美容整形」と聞いてイメージするメスを使った施術は、「美容外科」に含まれる処置です。
美容医療・プチ整形の違い
「美容医療」はより広い概念で、美容を目的として医療機関で行われる医療の総称として使われています。
ヒアルロン酸注射のほか、二重手術、脂肪吸引、しみ治療、ケミカルピーリング、HIFUなども美容医療です。
「プチ整形」には医学的な定義はなく、切開を伴わず、短時間で受けられ、ダウンタイムが抑えられる施術を指す俗称として使われていることが多いです。
| 用語 | 主な意味・使われ方 | ヒアルロン酸注射との関係 |
|---|---|---|
| 美容医療 | 美容を目的として医療機関で行われる医療の総称 | 含まれる |
| 美容整形 | 主に形状を変化させる容姿や形態を整える医療について一般的に使われる言葉 | 広い意味では含まれると考えられる |
| プチ整形 | 切開を伴わない、または身体的負担が小さい傾向にある施術に使われる俗称 | 代表的な施術の一つ |
ヒアルロン酸注射は、この「プチ整形」と呼ばれる代表的な注入治療の一つです。
プチ整形は手軽・簡単と言われることもありますが、医療行為であり、副作用やリスクもあります。
そのため、言葉の意味やイメージだけでなく、治療内容やリスクまで十分理解したうえで、信頼できる医師のもとで治療を受けることがとても大切です。
美容外科と美容皮膚科の違い
美容外科と美容皮膚科は、どちらも美容医療を提供しますが、中心とする施術に違いがあります。
- 美容外科……二重形成、隆鼻術、フェイスリフトなど外科的な方法で形態を整える治療
- 美容皮膚科……注入治療、レーザー、光治療、ピーリングなど皮膚や皮下組織を対象とする非外科的治療
実際には、ヒアルロン酸注射のように両方の科で扱われる施術も少なくありません。
施術を受けるクリニックを選ぶときは、診療科だけでなく担当医の経験や治療方針を確認することが大切です。
ヒアルロン酸注射と切開を伴う美容整形の5つの違い

ヒアルロン酸注射も美容整形の一種と考えられるものの、多くの方がイメージする「切開を伴う美容整形」とは多くの点で違いがあります。
ポイントとなるのが「効果の持続期間」で、切開を伴う美容整形は効果が長期間続く傾向にある一方、ヒアルロン酸の効果は少しずつ薄れていきます。
効果が永久的ではないことはデメリットでもありますが、「まずは試してみたい」という方にとっては、メリットと感じられることもあるでしょう。
| 比較項目 | ヒアルロン酸注射 | 切開を伴う美容整形 |
|---|---|---|
| 施術方法 | 注射針やカニューレで薬剤を注入 | メスで皮膚を切開・切除・縫合する |
| 効果の持続 | 6か月〜1年程度で吸収される | 半永久的に持続する施術もある |
| ダウンタイム | 数日〜1〜2週間程度が目安 | 数週間〜数か月かかる施術もある |
| 傷跡 | 針穴のみで、ほぼ残らない | 切開線に沿った傷跡が残る |
| 修正のしやすさ | 溶解注射で修正治療が可能 | 再手術が必要で難易度が高くなる |
ヒアルロン酸注射は周囲に整形したとバレる?

ヒアルロン酸注射を検討しているものの、「家族や同僚に気づかれたくない」「バレないくらいの自然な変化にしたい」と気になっている方も多いでしょう。
ヒアルロン酸注射は、適切な量を注入して自然な変化にとどめれば、基本的にはバレにくいとされる施術です。
ただし、注入量が多く顔立ちが大きく変わった場合や、施術後に腫れ・赤み・内出血などが生じた場合などは、周囲に気づかれる可能性があります。
気づかれにくく仕上げたい場合は以下のような工夫がおすすめです。
- 注入量を多くしすぎず、自然な仕上がりを希望する
- カウンセリングで「周囲に気づかれたくない」と医師に伝える
- 大切な予定の直前に施術を受けない
- 腫れや内出血が出た場合に備え、施術後は自宅で過ごせる日程を選ぶ
ヒアルロン酸注射で期待できる効果

ヒアルロン酸というと「シワを埋めるもの」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、鼻・顎・涙袋・額・唇などの形を整えたり、加齢で失われたボリュームを補ったりすることも可能です。
ヒアルロン酸製剤には、硬さや粘度の異なるさまざまなタイプがあり、目的や部位に応じて使い分けて治療します。
代表的な目的や期待できる効果は、以下の通りです。
| 目的 | 主な部位 | 期待できる変化 |
|---|---|---|
| シワ・溝の改善 | ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットライン | 溝を内側から持ち上げ、影を薄くする |
| クマの改善 | 目の下のくぼみ、段差 | 段差をなめらかにし、影クマを目立ちにくくする |
| 形の調整 | 鼻、顎、涙袋、額、こめかみ | 立体感を出す、理想の形を作る、Eラインを整える |
| 唇のボリュームや印象 | 上下の唇、口角 | ふっくらとした厚みと輪郭を作る |
| たるみ治療 | 頬、こめかみ、フェイスライン | 土台を支え、下垂した印象を引き上げる |
関連記事:ほうれい線のヒアルロン酸注射│効果・持続期間・何cc必要か解説
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ヒアルロン酸注射のメリット

ヒアルロン酸注射は、切開を伴う美容整形と比較してダウンタイムが短い傾向があり、注入量や部位を医師が細かく調整しながら治療できることが特徴です。
自然な仕上がりを目指しやすく、必要に応じてヒアルロン酸溶解注射による修正を検討できることもメリットといえます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ダウンタイムが抑えられる | 切開を伴わないためダウンタイムが比較的短く、日常生活への影響を抑えやすい |
| 自然な仕上がりを目指せる | 顔全体のバランスを見ながら適量を注入することで、大きく印象を変えすぎない自然な仕上がりを目指せる |
| 調整がしやすい | 注入する部位や量を細かく調整でき、しわやくぼみ、輪郭など悩みに応じた治療を検討できる |
| 注射による修正ができる | ヒアルロン酸溶解注射によるヒアルロン酸の分解・溶解を検討できる |
ヒアルロン酸注射のデメリット

ヒアルロン酸注射は手軽というイメージをお持ちの方もいますが、仕上がりは医師の技術・知識に左右されます。
また、副作用や合併症のリスクもあるため、事前にしっかり説明を受けたうえで検討することが大切です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 効果維持には継続的な治療が必要 | 注入したヒアルロン酸は徐々に分解・吸収されるため、効果は永久ではない |
| 仕上がりが医師の技術力に左右される | 適切な製剤や注入部位・層・量の判断には、顔の解剖学的知識や注入技術が必要。過剰な注入は不自然な膨らみや左右差につながる可能性がある |
| 副作用やリスクがある | 赤み・腫れ・痛み・内出血・むくみなどが生じることがある。まれではあるものの、血管塞栓による組織障害や視覚障害などの重大な合併症にも注意が必要 |
今泉スキンクリニックのヒアルロン酸注射の料金表
当院のヒアルロン酸注射の料金を紹介します。
| 1cc | 【初回価格】66,000円 【通常】88,000円 |
| 2cc | 167,200円 |
| 3cc | 214,500円 |
| 4cc | 286,000円 |
| 5cc | 342,100円 |
| 6cc | 386,100円 |
| 残注入 | 3,300円 |
| ヒアルロン酸分解剤 | ヒツジ由来:44,000円 ヒト由来:88,000円 |
※価格はすべて税込みです。
※ヒアルロン酸注射は保険が適用されない自由診療となります。
ヒアルロン酸注射についてのよくある質問

ここでは、ヒアルロン酸注射についてのよくある質問について回答します。
Q:ヒアルロン酸注射はやめた方がいいと言われる理由はなんですか?
A:ヒアルロン酸注射が「やめた方がいい」と言われる理由としては、医師の技量によって不自然な仕上がりになる可能性があることや、副作用・合併症のリスクの存在、効果が永久的ではないことなどが考えられます。
ヒアルロン酸注射にはメリットだけでなくデメリットもあるため、十分理解してから施術を選択しましょう。
関連記事:ヒアルロン酸をやめたらどうなる?後悔しないためにできることも紹介
Q:ヒアルロン酸注射で顔がパンパンになる人がいるのはなぜですか?
A:顔がパンパンに見える原因の一つとして考えられるのが、必要以上のヒアルロン酸を繰り返し注入してしまうことです。
追加注入を繰り返す際には、残っている製剤や顔全体のバランスを医師に確認してもらいましょう。
また、施術直後は注入による腫れやむくみが生じ、一時的に膨らんで見える場合もあります。
Q:ボトックス注射とヒアルロン酸注射はどう違いますか?
A:ヒアルロン酸とボトックスは、どちらも注射で行う施術ですが、作用の仕組みが異なります。
ヒアルロン酸はボリュームを補うことでしわやくぼみ、輪郭などを整えるのに対し、ボトックスは筋肉の動きを一時的に弱めることで表情じわなどを目立ちにくくする治療です。
まとめ
整形に抵抗感がある方にとって、「ヒアルロン酸が整形であるかどうか」は気になるポイントかと思いますが、言葉の意味やイメージだけでなく、リスクを含めて施術内容について理解し、自分の希望や目的に合っているかを考えることが大切です。
例えば、カウンセリングでは「『整形した感』が出る仕上がりは避けたい」「整形したとわからないくらい自然な見た目にしたい」といった希望を医師に伝えることも可能です。
ご自身の不安や悩みにしっかり向き合ってくれる医師であれば、納得できる治療方法を選びやすくなるでしょう。
六本木駅から徒歩1分の今泉スキンクリニックでは、顔立ちや肌の状態、悩みや希望を確認したうえで、一人ひとりに合わせたヒアルロン酸注射をご提案しています。
自然な仕上がりを希望している方や、自分にヒアルロン酸が適しているのかわからない方も、まずはお気軽にご相談ください。

